犬と屑【1巻ネタバレ】未亡人の妻…お腹の中には子供…究極の背徳恋愛サスペンスが開幕!

犬と屑(1)

漫画「犬と屑」は朝賀庵先生が描く背徳恋愛サスペンス。電子単行本の第1巻では第1話~第7話までが収録。

主人公はポンコツ男である桜庭陽真といった男性。舞台は北海道になっていく。

陽真の幼馴染である犬飼秀司は全てにおいて完璧な男。いつも彼に劣等感を感じていた。さらに秀司は陽真が学生時代から想いを寄せていた美女の麗香と交際、結婚して東京へ。

そんなある日…麗香が陽真の前に現れる。動き出す運命の歯車。歪んでいく男女の関係。謎が謎を呼ぶ展開に多くの人が引き寄せられること間違い無し!期待の漫画です!

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犬と屑【1巻】ネタバレ

犬と屑(1)

1話ネタバレ

冒頭、主人公である桜庭陽真(さくらばはるま)は無理やり会社の先輩から合コンに参加させられていた。人と少し違った趣味を持つ陽真。そんな話で盛り上がる合コン。

陽真がトイレへ席を立つと陽真ネタでさらに盛り上がる。いわゆる陽真はいじられ系ポンコツキャラなのだ。

苦痛だった合コンも終わって自宅へ帰ると実家の母親から連絡。週末に野菜を渡したいから帰ってきて欲しいと。

『あーーーめんどくさい…』

そして週末。
母親の止まらないマシンガントークに心が削られていく陽真。

『お隣のシュウくんくらい出来がよかったらお母さんも安心なんだけどねぇ』

お隣のシュウ君とは幼馴染である犬飼秀司(いぬかいしゅうじ)のこと。陽真は事あるごとに秀司と比較されて生きてきた。

高校時代を振り返る。
秀司はイケメン、秀才、運動神経抜群。まさにキラキラ男子で常に人の輪の中心にいた人物。陽真とは正反対であった。そして彼には鷲見麗香(すみれいか)といった美少女の彼女がいた。

成人してから二人は結婚。とにかく秀司に対して劣等感を抱いていた。

場面は休日。
冬物の洋服がなかったので久々の買い物へ出掛ける陽真。雪で転んでしまう。心配して近づいてくるのは麗香であった。

『久しぶり…桜庭』

相変わらずの美女であったが表情は暗かった。その流れでお茶に誘われる陽真。

『秀司もこっち来てるの?』

その言葉を聞くと静寂が流れる。無表情になる麗香。秀司は来ていないとだけ伝える。空気も重たくなると体調不良を言い訳にカフェを後にする麗香。

この日は満喫に泊まると言い出す麗香であった。そんな彼女を引き止めて心配だから家に泊まれば良いと伝える陽真。

『眠れない…冷静に考えると駄目だったかもしれない』

幼馴染の奥さんを許可なく自宅に泊めてしまった事を後悔し出す陽真。

そんな時、寝室にいた麗香がリビングへ。ただ謝る彼女を見て自然と抱きしめる陽真。麗香に抱いていた気持ちが溢れ出て行く。陽真は学生時代からずっと麗香の事が好きだったのだ。

『秀司…今何してるんだよ…早く迎えに来てくれ…でないと俺は…』

場面は変わる。
雪の降る繁華街の路地裏…。そこには秀司らしき人物が横たわっていた…。

2話ネタバレ

朝目覚めると隣には麗香。罪悪感がドッと湧いていくる陽真。麗香は久しぶりに寝れたと喜んでいく。そして台所を借りて朝食を用意してくれる。

『鷲見さん…あのさ…秀司と喧嘩でもしたの?』

秀司の悪い癖が出たのかと問う陽真。だんまりする麗香。しばらく経てば大丈夫だと。とにかく陽真から秀司には連絡しないようにお願いする麗香。

東京に帰ると言う麗香を空港まで送り届ける事にする陽真。道中、秀司の悪い癖について思い返していく。

高校時代から麗香がいながら秀司は他の女子とも関係を持っていた。陽真は何故許すのか尋ねていた。

『私が…秀司がいないと駄目なの』

陽真にとって麗香の気持ちは理解が出来なかった。そして空港へ到着。

『桜庭…色々ありがとね…ばいばい』

曇っていた麗香の表情。
それを陽真は今だけでも彼女の支えになればと思って行動へ。

『鷲見さん…俺も一緒に行く…』

麗香と共に東京へ向かう決意する陽真であった。

3話ネタバレ

東京までの小一時間…ほとんど会話もなかった二人。取り敢えず昼食を食べる事へ。そんな時、麗香の携帯に警察から連絡が入る。

自宅に空き巣が入ったと。
麗香はこれから現場検証と指紋採取。あと連絡するから時間を潰していて欲しいと陽真に伝えていく。

調書も終わってファミレスで合流する二人。
マンションに戻りたくない空気を醸し出していた麗香。彼女の為に自分が泊まるホテルのシングルをもう一部屋分予約していく陽真。

感謝する麗香。

『そういえば…今…秀司ってどこにいるの…さっき連絡入れたんだけど』

表情が一変する麗香。少し怒っていた。

『桜庭…もう秀司があの部屋に戻ることは無いの』

詳しい事情は言いたくないから聞かないで欲しいと告げる麗香であった。ホテルへ向かう途中…秀司について軽く触れる麗香。

彼には他の女がいたと…。

『犬飼さんの奥さんじゃないですか』

秀司の知り合いらしき人物に声をかけられる麗香。急用があると言ってすぐに立ち去っていく。秀司の知り合いである二人組の会話シーンへ。

『まだ間もないですもんね…犬飼さんが亡くなってから』

衝撃の事実が浮かび上がっていく。

4話ネタバレ

ホテルへ向かう二人。
麗香は苦悩を語る。東京は人が多く嫌だと。そして先程の二人は近所のイタリアンレストランの店員だと明かしていく。

ホテルへ到着後。
麗香がお風呂に入っている間に陽真は買い出し。何も食べていない彼女の為に軽食やデザートを渡していく。

『桜庭起きてる?』

麗香との思い出に浸っていると彼女の方から部屋をノック。試したい事があるから部屋に来て欲しいと伝えられる。

『桜庭…私と寝て…』

突然、バスローブを脱いで下着姿になる麗香。

5話ネタバレ

下着姿になって一緒に寝てほしいと懇願される陽真。気が動転した彼は服を着るように伝える。

『不眠症になったみたいなの』

落ち着いて話しをよく聞くと麗香はずっと眠れなかったと。それが陽真と一緒にいると寝れたので試してみたかったと伝える。

ちなみに麗香は寝る時は薄着じゃないと眠れないと…。取り敢えず事態を把握した上で一緒に寝る事へ。

『桜庭は眠れなくなることとか…なかった』

意味深な言葉を告げる麗香。
すぐ後…麗香は熟睡。一方、興奮して眠れない陽真。一緒に寝ていると勘違いしそうになるので彼女が寝たのを確認して戻っていく。

翌朝。
麗香の顔色はとても良くなっていた。

『やっぱり桜庭がいると眠れるみたい』

素直に嬉しく受け止める陽真。
その後は麗香の自宅に戻って片付け。マンションの賃貸更新も迫っていた。そこで陽真は北海道に帰って来てみてはどうかと提案。

『俺が鷲見さんを助けたいんだ』

それは陽真に迷惑をかける事になると否定する麗香。陽真は自然と告白と捉える事が出来る言葉を伝えてしまう。

正気に戻った陽真。
自分の発言の小っ恥ずかしさに居たたまれなくなり部屋を後にしていく。

自宅で一人の麗香。彼女はお腹に手を添えて意味深発言。

『私達が幸せになる最善の道は…』

6話ネタバレ

麗香から連絡も来ずいつもの日常に戻る陽真。そして音沙汰なく1ヶ月が経過。

会社の先輩から飲みに誘われる。
居酒屋へ歩く中…前方から人影。

『桜庭…』

現れたのは麗香であった。そして陽真に抱きつく。

『すみません…この人借りてもいいですか?二人きりで話したくて…』

会社の先輩に承諾を得る麗香。
二人は近くの居酒屋へ移動。麗香は北海道に戻ってくる事を決意していた。

『それでこの間のことなんだけど…桜庭…私のこと好きなの』

高校時代から好きだった事を正直に伝える。気持ちは嬉しいと伝えた上で麗香から衝撃のカミングアウトを受ける事へ。

『あのね…私のお腹の中には赤ちゃんがいるの』

それでも陽真は好きでいてくれるのか…問う麗香であった。

7話ネタバレ

陽真の頭に真っ先に浮かんだのは赤ちゃんの父親である。秀司なのかと…。同時に麗香の体をすぐに心配する。取り敢えず居酒屋を後にして麗香を送る中…一人で育てるのは大変だから見送りはどうかと提案。

『軽々しく言わないで…やっと来てくれたんだよ…絶対に産む』

心配するなら父親になってほしいと告げる麗香。地元を出て育てようと…。取り敢えず新しい連絡先だけ渡されてこの日は解散。

どう対応すれば良いのか思い悩む陽真であった。

取り敢えず麗香にもっと詳しく話を聞いてみようと彼女の住むアパートへ。

『鷲見さん…てさ…俺のことどう思ってるの?』

好きと聞かれるとピンと来ないが一緒に眠れるのは本能が陽真を欲しているのだと答える麗香。

その後、陽真にとっても嬉しい言葉を伝えてくれる。お腹の子供は現在妊娠4ヶ月。半年後に生まれる予定であった。

『この子が生まれるまででいいから私を支えてくれない?』

『いいよ…俺を利用して』

陽真にとって学生時代から麗香だけが自分の心の救いだった陽真。彼女の願いを受け入れていく。

優しい陽真に嬉しみを感じる麗香。最後に心の中で思う。

『貴方も…お父さんの傍にいたいよね…』

ここで第1巻は終了となる。

犬と屑【1巻】感想

犬と屑(1)

まだサスペンス味は薄いが多くの謎が生まれていく。
秀司の死の真相…そして麗香は何故隠すのか…。さらに最後の言葉…「お父さん」は一体誰を指しているのか…。

妊娠4ヶ月なので陽真では無いことは確かだと思うのだが…。麗香の言い方が気になる7話ラストであった。

この作品のあらすじではモラルが崩壊。新時代の愛憎劇とある。続きがこれからどう展開されていくのか…気になってしょうがない作品。

ラブサスペンス好きの人は是非、チェックして損のない漫画。Web、SNSでも話題の作品です!


犬と屑(1)

犬と屑

原作・著者朝賀庵
価格726円(税込)

運動、成績、容姿、年収──。自分より全てにおいて上の幼馴染・秀司の陰で、冴えない青年・陽真は、常にコンプレックスを抱えて生きてきた。そんな時、陽真は秀司の美しい妻・麗香と再会を果たす。昔から憧れていた彼女と再び出逢ったその日から、陽真の日常とモラルが崩壊し始める──。

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