異種族レビュアーズ、7巻。
異種族レビュアーズ【7巻】あらすじ
ストーリーはゆっくりとだが進行している。
流れのあるストーリーとして一番大きいのは、魔女デミアによる天使の研究が進んでいること。主人公スタンクとその仲間たちは、今日も気ままに女を抱いて、それで金を稼いで暮らすという優雅な生活をしているだけなのだが。
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異種族レビュアーズ【7巻】ネタバレ
北極の奥さん
デミアたちが今度は冷気耐性のリングを開発した。それの実用試験のために、スタンクたちは冷気属性の種族がいるサキュバス店を開拓することになる。冷気属性の種族とは何かという話だが、生身の人間がそばにいるだけで溶けてしまうようなガチの冷気種族から、毛がふかふかの獣人(本来は寒冷地で暮らしている)という程度の連中まで、ピンキリいるらしい。で、レポート提出までの時間もあまりないので、ブルーズの行きつけでもある北国の獣人種族の店に行くことになった。結論としては、嬢がどうとか言うよりも、耐性リングをつけてサウナと冷水欲を楽しむのが最高に気持ちいい、ということが判明した。
即席淫紋屋
即席淫紋屋自体はサキュバス店ではない。即席の淫紋を入れてくれる店である。即席の淫紋というのは、要するにエッチな体質になる(どうエッチになるかは図案などによって異なる)淫紋の、使い捨てバージョンのやつを身体に入れてくれるというものである。男用もあれば女用もあり、客が使うこともあれば嬢が使うこともあり、両方同時に使うことだって可能だ。で、これがあればいろいろとプレイの幅が広がるわけだが、スタンクはどうしたかというと、身体が小さすぎて相手をしてもらえなかったフェアリーの店(初登場は1巻)に行き、そこの店長(ちなみに本作屈指の人気キャラクター)に相手をしてもらうのであった。小さくなる淫紋、というのを入れて。ちなみに身体の相性がよかった。
17年セミ
これは店ではなく種族。17年に一度、寿命が尽きると同時に生殖をおこなうために淫乱になる17年ゼミという種族がいて、教会監視のもとでだが大乱交大会が開かれる。ちなみに屋外である。雨でも降ったらどうするんでしょうね。しかもこの種族、ただでやらせてくれるどころか、男を気に入ると自分が過去に掘り当てた宝石をくれるという性質を持っている。なので、この時期には宝石成金みたいなやつで街が溢れかえり、景気がよくなる。
宝石竜ヴィーヴル
珍しい、エッチなことをしない話。スタンクも17年ゼミの件で多くの宝石を手に入れたので、それを換金することにした。宝石を食べる性質の種族がこの機会に買い出しに来ていて、そいつの名が宝石竜ヴィーヴル種である。スタンクが出会ったヴィーヴルはなかなか可愛い女の子(というかこの種族には女しかいないらしい)だったのだが、いつもの調子で猥談をしたらドン引きされ、憲兵を呼ばれ、逮捕されてしまった。で、罰として座学講習を受けるはめになる。純情な種族だからそういうトラブルが起こることがあるんだそうだ。なお、この座学講習(ちなみに料金もとられる。罰金刑の一種でもあるといえる)、地球の感覚でいえば交通違反の罰金刑くらいのノリでぽんぽん出される軽い刑なのだそうだ。
異種族レビュアーズ【7巻】感想
単に異種族同士がセックスをしてその感想を言うだけの作品という枠を大幅に乗り越えて、なんていうかこの世界そのものの奥行や広がりを解説していくという形の作品になってきている。まあ、ある意味では王道のファンタジーなのだといえよう。話の軸にあるのが卑猥な話ばっかりだというだけで。
もうネタ切れの心配なんてまず必要もなさそうだし、これがこの調子で何十巻続くことになるのか、期待して先を待とうと思う。
異種族レビュアーズ
足しげくムフフなサービスをしてくれるサキュバス嬢のお店に通う人間の冒険者・スタンクは、ある日種族間の(性的な意味での)感性の違いで悪友のエロエルフ・ゼルと衝突する。決着の方法は、嬢のレビュー!?
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