少々間が空いてしまったが、『カジノグイ』2巻をご紹介する。
カジノグイ【2巻】あらすじ
あらすじじゃないんだけど最初に書いておく。1巻から登場している澄人はフルネームを「渡辺澄人」と言って、闇カジノの“オーナー”だそうだ。
ちなみにゲンがいる「フラミンゴ」という闇カジノは澄人がオーナーをやってる店とはまた別で、別の支配人とオーナーがいる。
フラミンゴのオーナーは宇崎という極道である。支配人の方はトオルと言い、今確認したら1巻にも出ていた。ちなみにオーナーというのは一般論からいえば支配人よりも偉いのである。若そうに見えるんだけど。何者なんだ澄人。そのうち説明されるかな。
ではあらすじに移る。澄人が命じた、目下のゲンの目標は「フラミンゴの中で信任を勝ち取ること」。具体的には、バカラ(ギャンブルの一種)の台を任されるところまで、である。
割とあっさりそれには成功したと思ったら、謎のヤバいヤクザが出てきて殺されそうになったり、フラミンゴの中でいろいろ細工をしていることがバレて宇崎にも殺されそうになったりと、とにかくスリリングな巻だ。
カジノグイ【2巻】ネタバレ
フラミンゴのディーラーマネージャー(ディーラーたちのリーダー)は藤間というのだが、そんなに能力もないし人望もない。そこで、まずゲンは開店前にみんなで遊びでやってる博打で藤間を負かし(もちろんイカサマをしている)、貸しを作り、いい顔をして、他のディーラーたちの信頼を得るところまでいく。
次はトオルの信頼を得ないといけない。こっちはそんなに簡単にはいかないが、ゲンは仕込みをする。
澄人に頼んでやくざ風の外見の役者を用意し、店で難癖をつけさせ、自分がそれを調停するという形で、ついでにイカサマで店の金を少し抜いたりもして、結局ゲンははじめは「その客が来るときだけ」という条件つきで、しかしまもなく「基本的にはいつも」店の台を任せられるようになり、ついにはディーラーマネージャーに任命されるところまでいく。ここまで1カ月か2カ月くらいだ。スピード出世である。
それからしばらくして、坂上という片目(義眼を入れてる)の極道が店にやってきて、ひとしきり暴れる。
宇崎とは知り合いだが仲が悪い極道が嫌がらせに来たのである。さすがにディーラーの身でそれをどうすることもできず、ゲンはその上坂上に拉致されてしまう。銃を突きつけられる。それでも血気盛んなゲンがやられる前にやってやるとボトルを振りかざしたところで、澄人が間一髪その場に現れた。
なんと、坂上は澄人と一緒にフラミンゴをカタにはめようとしている側、つまり仲間であったのだという。
次。今度は、例の「イカサマで店の金を少し抜いたり」がバレる。宇崎と宇崎の部下の村本というメガネのヤクザ(いかにもインテリヤクザってかんじ)が、ゲンではなくトオルに責任を取らせ、ゲンの目の前で車で轢き殺してしまう。
村本は「イカサマを主導していたのはゲンであり、トオルはゲンに見捨てられた(ゲンが自白すればトオルは助かった)」ということを完全に見抜いた上で、とりあえずゲンを泳がせることにする。こいつも恐ろしい人間である。
といったあたりで、2巻はおおむねそんなところ。
カジノグイ【2巻】感想
のんきにイカサマの練習をしている暇なんぞないと確か1巻の感想でも言ったような気がするが、ほんとうに実に目まぐるしい展開である。
あ、一つ書き添えておくと、ゲンと妹分の過去についてだが、やっぱり殺人の共犯関係だったらしい。
だがそれは物語の本筋とはあんまり関係がなさそうである。というわけで、足早に次の巻の紹介に移らせていただく。
カジノグイ
血沸き巨額舞う魔窟“闇カジノ”!!「ここにある金、根こそぎ奪ってやる」真っ当に生きようとする施設育ちの青年・鈴木ゲン。そんな彼に無情なる現実が襲い掛かる―――施設時代からの妹分・まゆが一千万円の借金を背負う事となってしまったのだ。世の不平等さを痛感し、ゲンはある計画を企てる。それは……“闇カジノ強盗”―――だが、待ち受けていたのは裏社会の洗礼!!一瞬の隙が身の破滅! 極限の緊迫感で放つ戦慄のギャンブル・ノワール、ここに開幕!
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