漫画「あさこ」はよしだもろへ先生が描く年の差ラブストーリー。舞台1996年の夏。海沿いの田舎町で暮らす11歳の少年である青島将司(あおしままさし)が主人公。
彼の前に現れる妖艶な美女・あさこ。
彼女との出会いで将司は心がざわめき、大人の階段を昇っていく…!?
読んでいて懐かしさを感じる雰囲気。そして戻りたくなる子供時代。妄想の中で想像する…もし小学生の時にあさこのような美女と出会っていたら…まさにノスタルジックを味わえる漫画であり、魅力的な作品。
是非、大人になった男性に読んでもらいたい漫画です!
お得に読むならBookLive
おすすめ新着記事
あさこ【1話〜3話ネタバレ】
1話ネタバレ
令和元年8月の東京。
大人になった主人公の将司は東京から故郷へ帰る。その道中…彼は11歳の夏を思い出していく。そして舞台は平成8年の夏へ。
勉強も運動も苦手で趣味はBB弾集めである将司は同級生達からいじめられていた。彼の自宅は民宿を営んでおり、夜になるとタバコの煙が匂ってきてむせる将司。
ベランダを覗くと知らない女の人がタバコを吸っていた。(名前はまだ後に明かされるが彼女があさこである。以下、アサコ)
アサコは東京から長期の一人旅で訪れてきたらしい。ベランダで見た彼女があまりにも魅力的だった為、その後、将司の頭の中はアサコの事で一杯になっていく。
翌朝、アサコとコンタクト。朝の挨拶をされていく。そして放課後。学校帰りだろうか…冗談で海に投げ飛ばされる将司であったが彼は泳げない。溺れて海の中に沈んでいく。焦るいじめっ子達。
するとアサコが海に飛び込んで将司を助けていく。その後はいじめっ子達はこっ酷く説教を受ける。助けたアサコも子供達に捨て台詞を吐いていく。
『男の子の間でもイジメってあるんだ…ガキだね』
翌朝、将司の中で神格化されつつあったアサコ。『おねえさんはアジか…人魚なんですか?』などと聞かれていく。笑われて軽くあしらわれる将司。
そんな中、いじめっ子達が将司に新たな課題を告げていく。それはアサコの裸写真を撮って来いといったミッションであった。それができたら仲間に入れてやるといった如何にもなイジメである。
その夜、アサコが入浴中に浴槽を覗き込んで写真を撮ろうとしていく将司だがバレてしまう。カメラを持っていた将司を見て察したアサコ。一緒にお風呂へ入る事へ。ちなみに将司は小学5年生なので性にも興味を持つお年頃。
お風呂でのぼせてしまった将司。
アサコの部屋で介抱される事へ。そこで将司は白紙の履歴書を発見する。
『紙切れ一枚をクソ真面目に埋めたことであたしの何がわかんだろうね』
『僕は知りたい』
ボソッと呟く将司。
そんな彼を見て将来の夢を聞いていくアサコ。将司は町を出ていじめっ子のいない場所にいきたい…大人になりたいとアサコに語っていく。
その言葉を聞いて何を思ったのか…タバコに火をつけて…
『ねぇ…あたしの履歴書キミが埋めてよ』
私を調べ上げて履歴書を書いて欲しいと懇願してくるアサコ。最初から諦める将司であったがアサコはゲーム形式で行おうとしていく。将司の持つ大切なBB弾と引き換えに質問になんでも答えていくといったゲームである。
質問の内容はなんでも良いと答えるアサコ。
最終的に白紙の履歴書を埋めてくれたら…。
『あたしがキミを大人にしてあげる』
『特別にひとつ教えてあげる、あたしの名前はあさこっていうの』
2話ネタバレ
翌日となり朝食。
将司の姉で芸能界志望のサヤカは東京から来たアサコに興味を示していく。
そして将司はアサコに手渡すBB弾集めを開始していく。途中、駄菓子屋によってカードを引くとレアカードをゲットする将司。しかし、駄菓子屋のおばちゃんに運を使い切ったかもね〜などと言われてレアカードを後から来た子供に譲っていく。同時にひらべったい形をした石ころを貰う将司。
その後、BB弾探しをしているといじめっ子集団と遭遇。
水切りで遊んでいた集団。将司の持つ平たい石に着目。奪おうとするが将司が奪われる前に川へ投げていく。水を切って対岸まで届いた石は寝ていた犬の頭部へ直撃。
心優しき将司は犬が心配で抱えて診療所に連れていく。医者のおじちゃんも将司の優しさに心打たれる。看護師へ隣町の動物病院まで犬を連れて診察してくるように指示。同時に医者おじちゃんからおつかいをお願いされていく。
医者から受け取った封筒を父親に渡す将司。ご褒美にアサガオの苗ポットを貰う。自宅に帰る最中、地面に落ちていたBB弾を見つける将司。しかし、一足先にアサコに拾われてしまう。
アサコはアサガオとBB弾を交換しようと提案。もちろん応じる将司。そしてアサガオを土に埋めるアサコを見ながら大人の女性の魅力に鼓動が高なっていく将司。
アサコは照れて未だに名前で呼んでくれない将司にレッスンを開始していく。将司を抱きしめながら名前を呼ばせていくアサコ。そんな様子をチラッと見ていたのが姉であるサヤカであった。
2人の関係が気になりだすサヤカ。一方、アサコに抱きしめられた将司。余韻に浸っていく。
3話ネタバレ
ゲットしたBB弾を眺めながら質問内容を考える将司。一方、姉のサヤカは友人と電話。母親から長電話になるならテレホンカードを使って話しなさいとお説教。
夜も遅かったのでボディガード役として借り出されていく将司。
姉が電話している最中、暇を持て余す将司。
すると帰り際のアサコと遭遇。サヤカは2人の仲が良い事に驚きながら友人達が今から花火をするらしくテンションが上がっていく。しかし、親が厳しいサヤカは行きたくても行けないと断ろうとする。
そこに横槍を入れていくのがアサコ。
『今しかできないことをやり逃して後悔するのは親じゃなくてあんた自身だよ』
アサコの言葉に後押しされたサヤカ。
自転車を借りて友人達のもとへ。そして2人で民宿へ歩いて帰る。途中、公園があったので寄り道しようと提案するアサコ。
最初はビビっていたが夢中になって遊びだす将司。一段落するとタバコをふかしてボーッとするアサコ。この時間が尊いとかいい出す。そんなアサコに疑問を投げかける将司。
『たいくつがいいの?』
『将司は退屈が嫌い?そっか…じゃあ、忘れられないくらい、刺激的な夏にしてあげよっか』
そんなやり取りをしながら民宿に足を向けていく2人。途中、外灯がきれて辺りは真っ暗闇に…。実は暗闇が苦手なアサコ。それに気づいてちょっと優位に立つ将司。
ここで将司は最初のBB弾使っていく。
『僕の友達になってくれる…?』
履歴書を埋める為の質問ゲームだが友達になって欲しいとお願いする将司。笑いながらアサコもOKサイン。同時に耳元で…。
『友達以上になりたくなったら、また持ってきな』
一方、将司の自宅でもある民宿あおしまには一本の電話が入っていた。電話の主はアサコを対象にある出来事を将司の母親に告げていく。
『彼女は東京で人を殺しています。大切な人達を決して彼女に近づけないよう…』
ここで第3話は終了。
あさこ【1話〜3話】感想
小学生と美女お姉さんといった異色のラブストーリーを描く漫画だが、第3話の終盤でサスペンス色が滲み出してきました。まだまだ謎多き女性であるアサコ。
彼女は一体何者なのか…。
そして将司はアサコとムフフな関係になって大人の階段を昇っていくのか…。ノスタルジックな世界観が懐かしさや哀愁を漂わせてくれる作品。
続きも気になって期待値も高い漫画です。執筆時点で分冊版が6話まで配信されています。興味が出た人は是非、チェックしてみてください。
お得に読むならBookLive
NEXT(次へ)
ネタバレまとめ