藤本タツキ先生が描くブッ飛び漫画「ファイアパンチ」最新巻となる6巻が発売されたので早速、読んでみた。本当、超展開で何が起こっているのかわからない(笑)
だって、炎男であったアグニの纏っていた炎が消えちゃうんだから…。読んでいて思ったのが「おい…この漫画の着地点はどうなるんだ…」といったことだ。とにかく6巻も読者を驚かせてくれる内容が詰まっている!
6巻の内容はもう…アグニ、アグニ、アグニといった感じだ。記憶の無くなったユダをルナに仕立て、失った妹との時間を再構築しようとするアグニが切なすぎる。
アグニの心情を思えば理解しないわけではないが、もう不埒過ぎるんだよ…アグニさん(笑)
漫画「ファイアパンチ」6巻のネタバレ
ユダの木を破壊するアグニ
スーリャのふざけた目的のために人類を滅亡、再構築するため生命を吸い取る木の媒体となったユダ。心の声なのか…自分を殺せとアグニに訴えかける。ちなみに氷の魔女ことスーリャは6巻で非常に影が薄い。というか最初のシーンでしか登場しない。
狂気じみたアグニはユダの木が放つ攻撃を受けながらも頂上を目指していく。これがなんか凄い(笑)
拳を木にめり込ませて上へ上へ昇っていくのだ。「おぉ…大木はこうやって昇っていけばいいんだー(小並感)」といった気持ちにさせられる(笑)
頂上まで昇ると木の裂け目にユダがハメ込まれているのだが、アグニは再びユダがルナではないかと問いかける。本当しつこいアグニさん(笑)このやり取りはもう何回も見た。
そして、ユダの発言に被せて顔面を殴るアグニ。ボコボコと殴る。一時、アグニの変態的な妄想が入るものの奇跡なんて起こらない…。と思ったら奇跡が起きるのだ(笑)
変態になるアグニさん
ユダの木がいきなり倒れてスーリャもビックリ。
何が起きたのか、わからないが波打ち際に裸で倒れているアグニ、ユダ。アグニの体は既に炎を纏っていない。
起き上がるアグニはユダに馬乗りして再び殴りかかろうとする。涙を流しているユダが気が付き、アグニの涙を拭き取りながら「きもちいい、あたたかい」などわけのわからない事を言う。
起き上がったユダは無邪気な子供のような性格になっており、全ての記憶を無くしている感じだ。
そして、アグニはユダの記憶がないことを逆手に取り、ユダをルナに仕立てる。自分はルナの兄さんだとユダに教える。ここからアグニの変態的シスコン具合を垣間見ることになる(笑)
2人とも裸なので近くの施設に服を探しに行くことに。
まるで着せ替え人形のよう、ユダに様々な洋服を着させる。その姿を見る度、アグニは「かわいい…綺麗だ…うわ、可愛い」など心の声が漏れてしまっている(笑)
ドマの教え子と遭遇
一通り、ユダことルナとの時間を楽しんでいると施設に住んでいた人間に気づかれて、銃を向けられる。どうやら施設にいた人間はドマの教え子だったらしい。(施設にいる人間は全員少女)そこへ武装した難民達が施設の物資、少女を奪い取りにくるがアグニが返り討ちにしてしまう。
なんだかんだあり、施設の用心棒的な立ち位置になるアグニ。
施設の人間、ユダと過ごしていく内にアグニの生きる糧はルナを守ることに変わっていく。難民達の拠点を襲撃して人質も救出。
最後はドマのことを私のお父さんと言う少女にファイアパンチを殺してとお願いされる。施設の人間はアグニが燃やしてしまったべヘムドルグから逃げてきた少女達だ。アグニ=ファイアパンチだが炎を纏っていないので少女は気づいていない。
最後は「俺がファイアパンチを殺す…」と発言して6巻は幕を引く。
漫画「ファイアパンチ」6巻の感想
6巻はアグニが狂気じみている。
生きるための糧を見つけ、自身に嘘をつき演技をしていないと正気が保てないアグニ。それが6巻ではユダをルナに仕立て、ルナを守ることが生きる糧になる。ただ、最後の少女の発言で我に返るアグニ。
6巻は総じて変態アグニコメディ×シリアスな部分のバランスが丁度良い。前半は笑わしてくれて、後半からグッと話が重くなってくるのだ。
今後、自身をどのように贖罪するのが見所だし、早く続きが読みたい。読み進めていくと不思議とアグニに愛着が湧いてしまう漫画「ファイアパンチ」。ブッ飛んでいて面白いので是非!
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