電子書籍ストア「まんが王国」にて3巻まで無料試読可能であった漫画「幽麗塔」。かなり面白い漫画だったのでレビュー。ベクトルは違えど花園メリーゴーランド並ののめり込んでしまうストーリー展開とミステリー要素が最高の作品です。
とりあえず無料試読分の3巻まで読み終え、ポイントが追加され次第、全巻集めたいと思えたシリーズ。本当、謎、謎、謎の連続でミステリー好きは絶対にハマれること間違い無し。引きつけられて幽霊塔の謎が知りたくなってしまう漫画です。
ちなみに漫画の著者は大ヒット漫画『医龍』を描いた乃木坂太郎先生です。
電子書籍ストア「まんが王国」にて8月17日まで1巻〜3巻が無料試読可能となっています。本当に面白いの漫画なので無料期間中に読んでみて下さい。3巻まで読めば必ず続きも読みたくなってしまいますよ(笑)
目次
漫画「幽麗塔」ネタバレ感想
ある人物との出会いがキッカケで厄介事に巻き込まれていく天野
舞台設定は昭和29年、神戸。物語の主人公は天野といった無気力青年です。家賃も払えず大家にいびられる毎日。仕事を探しに外へ出ると高校時代の同級生でマドンナであった花園、いじめっ子であった三村と出会うことに。
意地を張り、2人の前で嘘をつく天野。その嘘がバレようとした時、突然、容姿端麗な1人の人物が天野を助けます。それが後のキーマンとなる人物:テツオ。
テツオの計らいで幽霊塔のアルバイトを紹介される天野。この幽霊塔はいわくつき。管理人に挨拶を済ませて帰る前に幽霊塔の中を見て回ると何者かに襲われる天野。
気がつくと時計塔に体を縛られて命を危険を感じます。そこへ現れて天野を助けるテツオ。テツオは幽霊塔は財宝の門番と天野に伝え、謎を解き明かすための手伝いをさせようとします。なんだかんだあり、テツオの謎解き手伝いをすることになる天野。
それが運の尽き。
ここから幽霊塔を巡る様々な出来事に巻き込まれていきます。
容姿端麗な美男子:テツオの正体
テツオは誰がどう見ても美男子。
しかし、大きな秘密があります。テツオ、実は女性で昭和27年に起こった幽霊塔殺人事件の犯人とされている女性:麗子だったのです。
何故、男装しているのかと言えば、体は女。でも心は男だからです。
後々、このことは天野にバレるのですがどこまで幽霊塔の真実を知っているのか、謎多き人物。
幽霊塔の謎、過去の事件を追っていくことで事件が多発
天野、テツオ達は幽霊塔の謎、過去の幽霊塔殺人事件の真相を追っていく内に様々な事件に巻き込まれていきます。天野に関しては何度も命の危険を伴う出来事に巻き込まれるハメに…(笑)
ミステリー漫画かと思いきや、意外とグロ描写も差し込まれたりとサスペンス要素も大きい漫画。幽霊塔に潜む殺人鬼なんかは漫画でも怖い…。
3巻の終盤で天野はテツオが女性かつ、過去の事件の重要人物である麗子と言うことに気が付きます。男性だと思っていた人物が実は女性。しかも容姿端麗なので天野は友情、下心なのか不明ですが愉悦を感じてテツオと共に事件が起こる幽霊塔から逃げていきます。
ここまで3巻の内容ですが本当に内容が濃いィィィ。
1回読んだだけでは頭に全てインプットできません。何度も読みかせる楽しさと内容はドロドロなのに画力の高さも相まって華麗な印象を与えてくれます。
漫画「幽麗塔」はミステリー漫画の名作

ミステリー・推理漫画の代表作と言えば個人的に「金田一少年の事件簿」が真っ先に頭に思い浮かぶ、それより「幽麗塔」の方が面白いし、好み。ちなみに完結まで9巻と長すぎないのも魅力ではないでしょうか。
正直、この漫画の存在は知らなかったですが、3巻まで読んで一気に虜になってしまいました(笑)。
幽霊塔に潜む殺人鬼の正体も気になりますし、幽霊塔の中身にはどんな謎があるのか…本当、3巻までだと謎だらけなんですが続きが早く読みたくなってしまう衝動に駆られる漫画です。
是非、興味が持たれた方は読んでみて下さい☆彡電子版としては2013年に配信された漫画ですが軒並み評価は高く色褪せない面白さが詰まっています。

幽麗塔
時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・・・
※電子書籍ストア「まんが王国」にて2017年8月17日まで1巻〜3巻が無料試読可能。まんが王国内にて「幽麗塔」と検索すれば素早く作品を絞り込んで表示してくれます。