「巨蟲列島」タイトルを読んだだけでグロ感が想像できる。そう、まさにパニックホラー系の漫画だ。結構、刺激が強い描写になっているので、グロイのが苦手な方は要注意!
- 作品名:巨蟲列島
- 作者・著者:藤見泰高
- 出版社:秋田書店
- ジャンル:青年漫画
漫画「巨蟲列島」1巻のあらすじ・ネタバレ
私立鳳翔高等学園2年1組「織部睦美」。彼女は修学旅行で飛行機に乗っていたが、その飛行機が墜落した。彼女は奇跡的に助かったが、周りを見渡しても生存者がいない。不安と恐怖でパニックに陥るが、彼女には山の知識があり、今まで学んできたことを思い出し冷静さを取り戻す。
そこに、二人目の生存者が現れた。同じクラスの「松岡歩美」だ。
お互い1人ではないという事に安心するが、次第に墜落したこの場所は誰も住んでいない廃島だと気づき始める。同時に、睦美は親友の「千歳」の安否が気にかかっていた。
一方その頃、島を彷徨う9人の学生がいた。彼らも奇跡的に助かった生存者だ。その中に睦美の親友の千歳の姿もあった。
だが、彼らは次の瞬間ミヤマカラスアゲハに襲われる…巨大なアゲハチョウだ…
グロテスクだけど虫の生態や知識が学べる漫画
主人公の睦美は山に詳しい学生で、山の生物や昆虫にも非常に詳しい。次から次へと襲ってくる巨大な蟲から身を守るために、自分の知識をフルに使って回避していくのだ。
蝶は生殖期になるとアンモニアや塩分を浴するから、人の汗に反応する。昆虫類は、山火事から身を守るため、仲間や枯れ葉が焼ける匂いに敏感に反応する。など、他にもたくさんの虫の生態や知識が身につく作品になっている。
疑心暗鬼…生き残るための裏切り合いが幕を開ける
人間は非常事態になればなるほど壊れてしまうのか、自分さえ助かれば、他はどうなったって構わないのか。パニックホラー系の作品には、友情や裏切りが付き物。
自分が助かるためには手段を選ばない者、みんなが無事に助かる事を願う者の2タイプが存在する。
読んでいると結末はだんだん見えてくるが、その人間関係を見ているのは実に面白い。頭のいい奴、まんまと騙される奴、最後まで表に出てこない奴…様々だ。
「巨蟲(きょちゅう)列島」は恐怖の中での駆け引き、心理合戦が見所の漫画と言える。虫が好き、グロ漫画が好き、心理合戦が好き…そんな方におすすめできる漫画です。
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