文明から隔離された島で起こる濃厚な物語!漫画「鬼虫」ネタバレ・結末!

鬼虫

漫画「鬼虫」は「花園メリーゴーランド」を描く柏木ハルコ先生の漫画。出版日を見ると花園メリーゴーランドより後になる作品だ。この漫画も発売は古いが新たに注目を浴びだした漫画。全5巻を読んだのでレビュー。

中世日本において本土の文明と隔離された鬼島で過ごす島民と漂着した1人の女性の物語。

花園メリーゴーランド同様に鬼島に住む島民は古くからの習わしにガッチガチ。本土の都より漂着した1人の女性を『凶』と称して島から排除しようとする。

本当に読み応えがあり、物語の中には様々な人間ドラマ、対立構造が描かれている。ちなみに花園メリーゴーランド同様、全5巻で完結される漫画。そして鬼島に住む島民は男女共に上半身が裸だ。裸描写は多いがエロさは微塵も感じないので安心して欲しい。一種のサバイバル漫画であり、非常に楽しめる作品。興味がある方は是非!

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漫画「鬼虫」ネタバレ

この漫画のメインキャストはククリ、トラゴ、マナメの3人。ククリとトラゴは幼い頃、トラゴの実姉で「タナ姉ぇ」と慕う女性を海で亡くしている。そして大人となり、結婚したトラゴとククリ。そこへ島に漂着した女性はタナ姉そっくりの容姿をしているマナメ。

この3人を主軸に物語は展開していく。

漂着した1人の女性…島に厄災が訪れる

島に漂着した女性を見るなりククリ、トラゴは顔を見合わせてタナ姉の生まれ変わり、もしくはタナ姉ではないかと思ってしまう。漂着した女性はマナメと言い、トラゴ達が世話をする。しかし、マナメが島に現れてから地震が起こったりなど不吉な予感を感じ取る島の長であるクウロウ伯母。

クウロウ伯母はマナメが島の『凶』だと言い、祟りを起こす存在になるので島から排除するよう島民に伝える。

しかし、タナ姉と瓜二つの顔を持つマナメに親近感を持つ、ククリやトラゴはマナメを匿うように。

徐々に島は異変が起きて、作物が育たなく食物も危うい状況へとなっていく。そんな中、マナメは島民の食糧である大根や芋を盗むように。徐々にトラゴに反発していき、単独行動を起こすようになっていく。

マナメ側につく島民の若い男衆

島民で長の息子であるモモエに生きていることがバレるマナメ。しかし、男女の関係を上手く利用して逆にモモエを顎で使おうとするマナメ。島にない文明を利用して生き延びていくマナメを見て徐々に心が傾くモモエはマナメの命令を聞くようになっていく。

色々なありながら、鬼島に大きな船が座礁する。
そこには島民が見たこともない食物である米があった。米の食べ方を知らない鬼島の人間達。しかし、都から漂着してきたマナメは米の食べ方、育て方を知っている。

モモエを利用して厄災ある島を生き抜く術を教えていく。モモエもマナメから教えてもらったことが島を守る唯一の手段だと思い、島の習わしに反してマナメと行動を共にすることに。モモエがマナメ側に付き、島の若い男衆もモモエについていくことに。

狭い島で派閥ができ、今にも衝突しそうな状況へとなっていく。

崩れていく島から生き延びる方法…それは島を捨てること

鬼島は徐々に活動が活発、噴火も起こってくる。島の地形は変わり、作物が育たない状況は深刻化。クウロウ伯母側の島民はそれでも島で生き残る術を探すが八方塞がり。逆にマナメ側の島民達は島を脱出するべく、大きな船の作成に勤しんでいた。

船も完成間近の頃、クウロウ伯母側の勇ましい女衆がマナメ側に奇襲をかける。その中にはトラゴも。衝突して島の関係は最悪の状態に。さらに島の火山は噴火して島で暮らすことが困難な状況に陥る。

どうしようもない状況にクウロウ伯母もついに島からの脱出をする決断を下す。

漫画「鬼虫」結末

鬼虫

マナメ達の作った船を利用して島から脱出しようとするトラゴやククリ。マナメ側にいた男衆は暴動やマナメの手によって殺された。マナメは島で孤立。女衆から追われる身へ。最後はトラゴの手によって終止符が打たれる結果に。

島から脱出した島民は隣島である沖ノ島に救いを求める。

5年後…

最後は島を捨ててから5年後が描かれる。
自分の息子に育った島を見せるトラゴ。島の現状を探るべく、鬼島に降り立つ面々。

しかし、鬼島ではトラゴが殺したと思っていたマナメが1人で生存していた。マナメの奇襲で逃げるトラゴ達。船に自分の息子がいないことに気づくトラゴ。

波が急に高くなり島に戻れない。その後が語られ幕を引く漫画「鬼虫」。


かなり端折っています。
作中では語り尽くせない人間ドラマやトラゴやククリの葛藤。そしてマナメとの死闘が描かれます。またこの漫画は男衆より女衆に強くスポットがあたる。そして女性が勇ましく強い存在です。腕っ節に関しても(笑)

文明から隔離され、習わしガッチガチの鬼島で起こるわずか期間の凄まじい人間ドラマを描く漫画「鬼虫」。花園メリーゴーランド同様、柏木ハルコ先生の素晴らしい作品なので興味を持った方は是非!


鬼虫

鬼虫

原作・著者柏木ハルコ
価格420円(まんが王国)

平安時代中頃、文明から隔離された小さな島「鬼島」。トラゴは幼少時代、実姉「タナ姉え」と海辺で遊んでいるとき、自分のせいで「タナ姉え」を行方不明にしてしまう。だが、それはトラゴの過失ではなく、一緒に遊んでいたもう一人の少年の過失だった。トラゴと少年は共に罪悪感にさいなまれながら成長し、後に結婚するが、ある日「タナ姉え」に似た女が鬼島に漂流してきた…。


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