『となりのフィギュア原型師』4巻。こるりから隆太郎への恋愛感情はもう完全にだだ漏れ。
となりのフィギュア原型師【4巻】あらすじ
34話から44話までと単行本書き下ろしが少し収録されているのだが、大きく4エピソードに分割することができる。
まず、万代寺もずというイラストレーター(若い女性)が登場し、その作品をフィギュア化するエピソード。次に、せつかが隆太郎の家に上がり込む、ちょっとだけ色っぽい(何も起こらないが)エピソード。それから、ひなまつりがらみのエピソード。そして、突然始まる「スカルプターズバトルトーナメント」篇である。
何?と思われたかもしれないが、あとで説明しますので。
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となりのフィギュア原型師【4巻】ネタバレ
まずは、万代寺もずというキャラクターについて。このエピソードではこるりと隆太郎は脇役で、話の中心になるのは斎藤である。斎藤が、もずというイラストレーターの作品を立体化する依頼を受けるのだが、もずという人はすごいこだわりの強い人で、かなり面倒な修正指示を出したり、監修としてやたら口を出したりしてくる。で、ひと苦労もふた苦労もあるのだが、仕事は無事に成功する。
次にせつかと隆太郎の話。一月もそろそろ終わりなのだが、せつかは呑気ものなので「あけましておめでとう」とか言い続けている。隆太郎は一月もそろそろ終わりなのに雑煮ばかり食べているが、その話をしたら「お邪魔しても?」とかせつかが踏み込んでくる。本当に家に上げることになる。二人で飲んでいたら、せつかはいい雰囲気を作りつつも、突然思いっきりリバースした。
ひなまつり絡みの話は、まずひな人形の話になる。「ひな人形って日本の伝統フィギュアだよね!」みたいなところから始まり、まあ割と真面目に仕事方面の勉強をしたり研究をしたりする。
最後、「スカルプターズバトルトーナメント」。突然、工房に、プロフェッサーZを名乗る謎の人物から手紙が届く。それがバトルトーナメント参加への招待状である。開催場所が書いてあるのだが、住所がペタフォースというフィギュアメーカーの本社になっており、要するにペタフォースが主催するフィギュア制作者を集めて行われるイベントに招かれたのである。こるりは割とのりのりで参加する。隆太郎はついていく。
で、「同じお題で、制限時間内にフィギュアを競作し、投票などで人気があったほうが勝ち」という、割とガチにバトルな方式でバトルをしてトーナメントである。参加者は八名なので、三勝すれば優勝だ。
ちなみにトーナメントは決勝の途中で5巻に続いてしまうのだが、こるりの二戦目の相手がおもしろい。えにぐまちゃんといって、素顔を公開しておらず、性別も伏せていて、電脳空間の住人を自称している謎の人物。こるりに敗北するのだが、その正体は「引きこもりの女の子」であることが明かされる。引きこもりでも仕事はしてるんだけど。
決勝戦の相手は「朝倉ゴーレム」を名乗る人物。こるりの美大時代の先輩である。こるりの過去とかだいぶ知ってる(男)。隆太郎はこれにものすごいショックを受ける。元カレ!?とか思っている。違うらしいけど。
というようなところで、次巻に続く。
となりのフィギュア原型師【4巻】感想
えにぐまちゃんが可愛い。なにしろ引きこもりだから隆太郎たちとの接点はほとんどないのだが、できれば今後もレギュラーとして出て来てほしい……けど難しいかなぁ。
ちなみにえにぐまちゃんがどうやって引きこもりのまま仕事をしているかというと、兄という人物が介護をしているのである。えにぐまちゃんはものすごいブラコンで、お兄ちゃん大好きっ子。でも実力はある。ギャップ萌えキャラである。よい。
となりのフィギュア原型師
半藤隆太郎は個人で活動するフィギュア原型師。原型師とはフィギュアなどの大量生産の元になるものを作る人で、腕は確かだが、少々人付き合いが苦手な彼が入った工房のメンバーは見た目子供の工房代表、美少女好き、クリーチャー好きと超個性的で、彼らは、手先は器用、でも生き方は不器用。フィギュア好きも、フィギュアに関心がなくても楽しめるワイド4コマ。
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