やはり巻を負うごとにラブコメ度が増していく『となりのフィギュア原型師』、順調に刊行も進み3巻である。
となりのフィギュア原型師【3巻】あらすじ
大きな流れとしてはやってることはずっと一緒であるのだが、この3巻からクローズアップし始める一つの動きがある。
ひたぎが、割とあからさまにこるりの恋を応援するようになるのである。しかも、事実上こるりの恋のライバル的な位置づけに上がってきた感のあるせつかに対しては明らかに牽制するようなこともする。
しかしこるり本人はというと、めちゃくちゃ純情で、中学生なみの恋する乙女状態になっている。進展どころの騒ぎではないのである。まあそんな感じ。
3巻まできて前以上に各話完結的ニュアンスが強い感じになってきたので、その形でネタバレ紹介をしていこうと思う。話数は多いので、抜粋形式である。ちなみにこの巻の収録は、第23話から第33話まで。
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となりのフィギュア原型師【3巻】ネタバレ
第24話
いわゆる一つのクリスマス回。クリスマスなのだが、みんな仕事をしている。誤解されがちだが、売れてるフリーランサーは忙しいのである。なのだが、こるりは基本イベント好きなのだが、どこで買ってきたんだかサンタ服で仕事をしている。さて、前述のようにひたぎは二人の関係を応援する流れになってるので、「クリスマスだから気を利かせて二人で過ごさせてやろう」と考え(斎藤の姿はない)、適当な口実を作って出かけていく。で、仕事を終わらせ、ふたり「これからどうしよっか、二人でケーキでも……」って話になりかけるのだが、結局なぜか斎藤の行き先(ケーキの売り子のバイトをしていた)に混ざって、一緒にケーキを売ることになるのであった。
第27話
こるりが腰だか首だかを痛める。デスクワークなので職業病なのだが、ある日起き上がることすら困難になり、病院行ったら頸椎ヘルニアの未遂だと言われた。要介護状態になってしまったのだが、ひたぎが炊きつけて、隆太郎が介護をすることになる。ちなみにこの状態でもこるりは仕事自体は続けている。プロである。「思う存分甘えたらいいよ!」とかひたぎに焚きつけられ、こるりは割とまんざらでもない。隆太郎は面倒見がよかった。
第31話
月刊誌連載なので、クリスマス会から7話進んで夏になっている。エアコンが壊れた。修理はもちろん頼んだが数日はこのままだという。暑くてしんどいのは当然のことながら、割と仕事に支障をきたすのである。倉庫になんかどうにかするアイテムがないかと家探しなどしたところ、なぜかビニールプール(子供用のやつ)が見つかった。こるりとひたぎははしゃぎまくり、隆太郎は水着姿を見てテレるのであった。
第32話
夏回から引き続き、お祭り回。仕事を片付けてみんなで遊びに行く。のだが、ふと隆太郎と二人になったこるり、仕事の話などをしようとする隆太郎を遮り、「たまには『滝舘おこめ』じゃなくて『桐山こるり』の話をしない?」と言う。前者が職業ネーム、後者は本名である。過去最も攻め込んだこるりであったが、それに対して隆太郎は「えーと、髪がかわいいですよ」(結ってもらっているのだ)と言い、こるりはめっちゃ赤くなるのであった。
第33話
祭り回続き。実は32話の二人の様子をずっと近くで眺めていたせつかが、「私のことも何か誉めてよ、代表さん(こるりのこと)にしてたみたいに」とか言い出す。この娘もかなり攻めている。
となりのフィギュア原型師【3巻】感想
3巻まできておしごと漫画の色彩はさらに薄くなり、ラブコメである。まあ、お仕事ネタはネタ切れ感が出てきたみたいな感じのことをあとがきかなんかで作者が書いているので、必然ではあるのかもしれない。
ちなみにこの作品、初めて出会ったきっかけはこの巻に収録されている31話の本誌連載からであった。これを一話だけ読み、単行本を当時最新の2巻まで買ったのだ。そういうわけなので思い出深い巻である。
となりのフィギュア原型師
半藤隆太郎は個人で活動するフィギュア原型師。原型師とはフィギュアなどの大量生産の元になるものを作る人で、腕は確かだが、少々人付き合いが苦手な彼が入った工房のメンバーは見た目子供の工房代表、美少女好き、クリーチャー好きと超個性的で、彼らは、手先は器用、でも生き方は不器用。フィギュア好きも、フィギュアに関心がなくても楽しめるワイド4コマ。
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