漫画「鬼ゴロシ」最新話となる第29話に見所や感想をご紹介！
今回は春原兄弟と将門会長の関係性が明らかになっていきます。ここの繋がりは希薄だと思っていたんですが、実はズブズブだったんですね。春原達が将門に牙を剥く本当の理由は何なのか…。稼業だけが全てではないような雰囲気もあります。
かなり深い人間模様や背景がありそう。29話はそんな一端が描かれていきますよ！
鬼ゴロシ【29話】ネタバレ
将門の会長が乗る高級車に乗り合わせる神。
『血は水よりも濃し…一族のお主らには話とかないかんな…お主ら春原をどう思う？』
会長は呟いていく。
春原は将門の力を借りて市長になった男。しかし、新条に深い霧が立ち込めている。春原龍は無能だったか…そう呟く会長であった。
『それとも怒りと屈辱を忘れぬ男だからか？』
場面転換。
神が高岡を殺した直後へ。
会長に呼び出された事を春原に伝える神。会長はまだ坂田に焦点を合わせていると思うが…と言葉を濁しつつ、呼び出しが終わったら再び連絡する事を伝えていく。
『そういや聞いたぞ…龍…勘にりょう殺せ言うたらしいな』
電話を切る前に一言伝える神。
春原の電話を横で聞いていた妻。その事実に衝撃と怒りを覚える。
『はぁ？』
人面獣心と罵声を浴びせていく春原の妻。神も勘の心を汲み取る事が人情ではないかと伝える。
『それにりょうは己の手で勝ち取った…生命をな…今じゃ家族だろ』
神は高岡にとどめを刺していく。
そして口を開く春原。りょうもここで死ぬならそこまでの女であったと…。その言葉に納得する神。
春原の妻は二人に伝える。あんたら兄弟は絶対にバチがあたると…。
『俺達…龍神兄弟こそ…バチそのものだよ』
場面は再び将門会長といる車内へ。
会長は神に告げる。龍へ連絡をしろと…。勘ぐる神。会長が龍のことを疑い始めたのではないかと…。自分の素性もバレるか…。
ここで会長にバレたら15年かけた計画がパァになってしまうと考える神。しかし、バレたらバレたで大量の人間を道連れにしてやる覚悟を持って龍へ連絡。そして電話を会長に手渡していく。
『龍…わしじゃ…』
会長は新条の様子が芳しくない事を伝える。春原は新条で起こっているトラブルの多くは坂田が原因であると彼に罪を被せようとしていく。
『もうええ…猿芝居はやめい龍…どうせ坂田いう男は目くらましの半病人やろが…』
ここで春原は会長にテレビを見るように伝える。
すると放送では坂田が車で長田を引きずっている衝撃的な光景が放送されていた。その様子を見て考えを改める会長。
『こりゃ…本当に狂人の仕業かもしれんの…』
真相を誤魔化せたことでニヤリと笑う春原と神。
『お前とははやーいうちから別れたけどの…血のつながりいうもんは消えるもんじゃない…』
会長は電話の最後に伝える。
春原の嫁とお腹にいる子供の幸せはお前次第であると。そしてお前の犠牲でもあると。全てを犠牲にして全てを捧げろと伝える会長。
『我が息子よ』
『心得てます…おとうさん』
ここで第29話は終了。
鬼ゴロシ【29話】感想
確か以前に春原龍は幼い時に春原へ売られたような事が記載ありましたね。つまり龍や神の父親は将門の会長。そして過去に何かしらの因縁でもあって龍神兄弟は復讐をしようと考えているのでしょうかね。
将門←龍神兄弟の復讐←坂田の復讐…交錯する目論見はこんな具合でしょうか。
将門や春原にある背景も複雑そうですが、今後明らかになっていくんでしょうね。ひとまずは坂田でカモフラージュして自分達の思惑はバレずにいる春原達。
これから何が巻き起こっていくのか…。壮大な三つ巴戦が今後も楽しみですね！
鬼ゴロシ
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