河部真道先生の描く漫画「鬼ゴロシ」最新話となる第20話。
今回は春原グループとリョウの関係性が大きく描かれていきます。そして終盤では捕らえた竹本の表情が一変する物を取引に持ちかけていく滝川。
いよいよ春原達が裏で起こっている「稼業」とやらが明かされていきそうな雰囲気を醸し出していきますよ!
鬼ゴロシ【20話】ネタバレ
場面は2006年7月。
春原グループは夏休みのバーベキュー大会を川岸で行っていた。そこには大声を張り上げて乾杯の音頭を取る坂田の娘・リョウの姿。
『お肉が焼けました!各自お飲み物をお持ち下さい、乾杯しましょう』
明るくサバサバした性格で場を盛り上げていくリョウ。皆の為に肉も焼いていく。途中、竹本と肉を焼く係を交代。同時に春原グループの団体の名前が明かされていく。どうやら市議になる前から既に存在していた団体らしい。
その名も「新条ニコニコ会」であった。
この団体は主に田舎の責任ある経営者達が集い、家族ぐるみの交流を図るグループであった。そこには篠塚、伊藤の姿。
グループにいる様々な人間に挨拶をかわしていくリョウ。そこには竹本クリーニングのメンバーである実行犯でもあったメリオやバンクの姿もあった。
さらにマダム達が居座る席にも顔を出していくリョウ。
市長夫人(春原の妻)はお腹が既に大きくなっていた。赤天狗に繋がる人物の名前。女らしきマダムも登場。その後、マダム達の話題は篠塚へ。
篠塚夫婦は大分モメているらしく、その背景にあるものを話題にして会話を楽しんでいく。そしてリョウの話題へ。
『もう5年もたつんか…みどりちゃんが死んでりょうちゃんと勘太くんの二人になって』
リョウの中で記憶のすり替えが行われていた。リョウの父親は始めから稲荷の仮面を被る勘太になっていたのだ。市長夫人は伝える。お父さんと会話してきなと…。
『本当に何も覚えていないのか…意外なもんですねぇ御前…』
リョウは目の前で母親を殺され、続いて坂田もやられている。どうやら記憶喪失になった模様。そこで記憶のすり変えを行って勘太の娘になっていた。
一方、春原と竹本は自分達の「稼業」について話し合っていく。マサカドが俺達の稼業を乗っ取りに来ていると。春原は先手をうつために認可を下ろして欲しいと竹本に打診。
『そりゃ計画しだいですよ』
そして春原にはもうひとつの懸念があった。このバーベキュー前に晶から連絡が入り、坂田が出所する連絡を受けていた。彼の名前を聞いた時、リョウがどうなるのか不安材料であった。
『その男の名が新条を揺るがす時、俺達のりょうちゃんのままではいられまい…必ず帰ってくる坂田周平の血がな』
場面は回想から現実へ。
竹本を捕らえて秘密基地に戻ってくる坂田。
中では竹本と滝川が対面。
竹本は語っていく。自分をさらった所で現状は何も変わらない。交渉材料にもならず坂田の娘であるリョウは殺されると滝川に伝えていく竹本。
滝川はポケットから何やら吸引器のような物を取り出す。そして竹本に伝えていく。
『あんた達の稼業の話をしよう』
一瞬で竹本の表情が一変していく。坂田に至っては興味がないのかぐっすりと座りながら寝ていた。ここで第20話は終了。
鬼ゴロシ【20話】感想
春原達の裏が明かされようとしていく前振りとなる第20話。各々が表立った動きの中で春原達は裏で何を行っているのか。さらに春原達の稼業を脅かすマサカドグループとは一体…。
物語も壮大になっていく中、彼らの稼業などにまったく興味がなさそうな坂田。流石である。
そして今後の注目点としてはリョウである。
ショックから記憶喪失になってしまったのか…。それとも春原達を出し抜く為にずっと演技をしているのか。どちらにせよ本当の父親である坂田と邂逅する事で大きな展開が巻き起こりそうである!
鬼ゴロシ
15年前の一家殺人事件──。妻子を殺し自殺を図った犯人の坂田周平は15年ぶりに出所した。だがそれは“鬼”達による罠だった…! 坂田は植物状態から奇跡的に覚醒し、鬼憑伝説の残る因業の町でただ一人のリベンジを誓う!! 鬼才・河部真道が全開で挑む壮絶鬼憑復讐劇、ここに開幕!!
※移動先の電子書籍ストア内の検索窓に「鬼ゴロシ」と検索すれば素早く作品を絞り込んでくれます。
\\ NEXT //
✅ 鬼ゴロシ【21話ネタバレ】遂に裏稼業の内容が明かされていく!?
↓↓以下で鬼ゴロシのネタバレをまとめています↓↓
⭐鬼ゴロシ【ネタバレまとめ】最新話から結末まで公開中!⭐