陽東太郎先生が描く漫画「遺書、公開」の最新刊が登場。4巻から実に半年の期間を置いてやっと配信されました。今回も混沌した学生たちの人間模様が描かれていきます。
また自殺した女子高生・姫山椿といった少女の裏の顔が少しだけ片鱗を見せていく事へ!?
5巻ではある生徒が姫山椿の自殺理由について一つの結論を導き出していく事になります。それに異論を唱えて混乱を呼び寄せようとする生徒も…。
それぞれの生徒には含みや裏の顔があって何が真実なのか…先行き不明な驚愕のミステリーサスペンス。面白いので是非、チェックしてみて下さいね。
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遺書、公開【5巻ネタバレ】
21話ネタバレ
序列表を作ったのは廿日市であり、序列は『学級会で発言しそうな人』ランキングであった事が明かされた4巻。そして次なる遺書公開として定められていくのが、姫山椿の親友であった御門凜奈であった。
周りからの圧力もあって、御門が15通目の遺書公開へ。
なんて事ない遺書に綴られていた文章。文末には『凜奈は私の一番の親友だったよ』と親友であった事が記されていた。そんな遺書の文章に疑問を感じるのが影のある男・千陰(ちかげ)。親友宛ての遺書が抽象的で寄せ書きみたいな文章で姫山らしくないと発言していく。
千陰の発言に苛立ちを覚えた御門は次の遺書公開に千陰を指定する。一方、赤崎は前の席の女子・相畑に耳打ちをしていく。
22話ネタバレ
御門からの遺書を公開しろといった指示を断る千陰。
そんな中、赤崎に耳打ちされた相畑が切り出していく。御門の遺書は本当に姫山椿が書いたものなのかと…。御門は間違いなく姫山が自分宛てに書いた遺書である事を主張していく。
相畑は『それなら御門は椿ちゃんに親友って思われていない』と意見を述べていく事へ。その理由は御門の遺書には漫画の引用文が使われているからだと主張していく相畑。
『一番の親友だったよ』この言葉は姫山が気に入っていた漫画の自分を騙していた親友に別れを告げるシーンのセリフである事を明かしていく。
そんな事を指摘された御門はうつむきがちになり硬直していく。それでも尚、自分と姫山は親友であった事を主張していく御門。ここに廿日市が割り込んでいく。
廿日市の人間観察日記には1年生の時、御門と姫山が部活以外で一緒にいた記録がない事を指摘。姫山の元・親友であった相畑も御門と姫山が一緒にいた状況を見かけた事がないと主張。
追い込まれていく御門に名取といった男子生徒が追い込みをかけていく。
『あいつとダブルス組まされるとか最悪』
彼は1年生の時、御門が姫山の陰口を叩いていた事を暴露。これを機に静まりかえる教室内。何かを思い出したかのように口を開く御門。
『私、椿のこと大っ嫌いだったんだ…』
23話ネタバレ
御門と姫山の1年生時代が明かされていく。人の悪口を言わないタイプの姫山に心底ムカついていた御門。彼女は姫山の事が本当に嫌いであった。
2年で同じクラスとなり、序列が公表された事で御門の意識が変わっていく様子が描かれていく。御門が姫山と仲良くなった理由は『序列1位の親友ポジションが良いと思ったから』であった。
千陰の核心を突く言葉で本当の自分自身を解放する御門。姫山との交流を思い浮かべながら…
『ほんと、むかつく』
遺書をビリビリに破り捨てていく。同時に次は自分が指定した人物に遺書を読んでもらいたいと主張していく御門。内心はどうであれば、姫山が自殺するまで一番隣に長くいた御門には気にかかる人物がいた。
御門に次の遺書公開を指定された人物。それは笹井といった男子生徒。
『私、あんたの遺書が知りたいんだけど…?』
24話ネタバレ
御門が笹井を指定した理由は「姫山の事を避けていた」節があったからである。有無を言わさず笹井が16通目の遺書公開となる。
遺書を読み終えて、語っていく笹井。
姫山を避けていた理由は彼女がまっすぐ目で自分を見てくるから…であった。その主張が嘘であることを見抜いていく御門。本心を語れと圧力をかけていく。
『姫山さんの事が気持ち悪かった』
優等生かつ美女である姫山椿を「気持ち悪かった」と明かす笹井にクラスメイトは驚愕。笹井は姫山の性格には含みや裏の気持ちが混じっている事を強く感じて嫌悪感があった事を明かす。
『あの性格は演技だと思う』
今までにない主張をしていく笹井。淀む教室。そして笹井の遺書公開が終わる。次に御門が指定したのは名取。彼女は以前、名取が姫山に発した言葉が気がかりであった。
『姫山さんって本心で喋ってる?』
名取は以前、こんな言葉を姫山に投げかけていた。その真意を知りたかった御門。そして遺書公開17通目は名取になる。
遺書を読み終えて、名取は人と会話する時の自分の癖を明かしていく。彼は会話の中で「相手が次どんな反応をするのか」これを予想して当たるかチェックしながら人と会話していた。
その中で模範解答しかしない姫山椿といった女子に違和感を感じ取っていたのだ。名取も笹井と同じく、姫山の性格は造られたモノではないかと主張。
25話ネタバレ
名取の遺書公開が終わり、ホームルームの残り時間もあと僅か。ここで砂岡といった男子生徒が自ら遺書公開に名乗り出ていく。
彼は遺書公開を終えて、自分の無神経な発言が姫山にプレッシャーを与えていたかもしれないと懺悔。彼の遺書公開はあっさりと終わる。そしてホームルームは終幕。
放課後、池永と廿日市と名取は山根を誘って屋上で振り返り会議を行う事へ。屋上で序列を作ってしまった事を謝罪する廿日市。姫山の自殺や遺書について議論を交わしていく4人。
横山といった男子生徒が姫山の自殺の理由を掴んだといった情報が拡散されていく。
26話ネタバレ
翌日、ホームルーム。
クラスは再び遺書公開時間。登壇したのは横山。姫山椿の自殺理由について語っていく。
今までの経過を踏まえて考えると姫山椿といった少女は『死にたい願望』があったのではないかと主張していく。ここへ来て、また違った観点からの意見に言葉を失っていくクラスメイト。
姫山椿といった少女は自分の最期を輝かせる為に優等生を演じて、遺書まで残したのではないかと自論を繰り広げていく。そして「いつ死ぬべきかの最高到達点」のキッカケになったのが序列表だったと推測。
御門も過去に姫山が駅のホームから身を投げ出そうとしている瞬間を一度だけ制止した過去を思い出していく。
そして横山の結論として『姫山は誰も恨んでいない…D組のせいで自殺したのではない』と主張していく。
これに異議を唱えるのが千陰。
『クソみたいな結論を出してんじゃねーよ』
元から死にたい人だった言う推論はただの逃げであると語る千陰。横山の自分よがりな結論に怒りを露わにした千陰。次は自分が遺書公開することを名乗り出ていく。
ここで5巻は終了。次巻へ。
遺書、公開【5巻の感想】
もっと複雑な人間模様や含みが描かれていくが端折って内容を説明すると上記のような具合である。次から次に憶測が飛び交い、混沌としていく2年D組。
そして遂に次回は混乱を呼び寄せる男である千陰が遺書公開をしていく。彼が遺書を読み上げて、何を語るのか大注目である。
また遺書を机に配ったとされる池永。
彼もベールに包まれた状態なので、この先が楽しみ。遺書によって負の部分が明かされていくクラスメイト達。姫山椿の自殺理由…そして遺書の目的は一体何なのか…。
一人の少女の自殺を巡って混沌の渦に巻き込まれていく学生達。学園系ミステリーサスペンスが好き人に是非、お勧めしたい漫画です!
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