名前のない怪物・蜘蛛と少女と猟奇殺人【ネタバレ】謎が謎を呼ぶ極上サスペンスホラー!

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

漫画「名前のない怪物・蜘蛛と少女と猟奇殺人」は黒木京也先生、万丈梓先生のタッグで描かれるサスペンスホラー。

主人公はレイといった大学生。
一人暮らししている彼の前に死んだはずの女子高生が現れる。同時にレイの周りで巻き起こっていく猟奇殺人。

謎の少女に魅了されつつも、彼女に疑いの目を向けていくレイ。1巻の終盤ではレイの怒りを駆り立てる衝撃の事件が発生。謎の少女と猟奇殺人が絡み合いながら主人公であるレイが真相に迫っていく極上の作品となっています。

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名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

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名前のない怪物・蜘蛛と少女と猟奇殺人【ネタバレ】

1話ネタバレ

主人公であるレイは一人暮らしをする大学生。平凡的な日常を過ごす中で、彼はある一つの悩みを抱えていく。それは部屋に潜む蜘蛛(くも)であった。

巨大な蜘蛛が部屋に潜んでいる事を知ったレイ。不可思議な出来事が身の回りで起こっていく。蜘蛛は必ずレイの目につく場所に巣を張っていく。蜘蛛の巣を処理しては、再び作られる攻防戦が続いていく。

そんなある日、レイは彼女である山城京子とのデートに出掛けていく。

幸せいっぱいのデートを終えて、帰宅すると部屋の中は無数の蜘蛛の巣が張り巡らされていた。不穏な部屋を奥へ進んでいくとレイは蜘蛛の巣と共に女性の髪の毛が巣に張り付いている事に気がついて恐怖を覚えていく。

不安な気持ちはあるが、就寝しようとすると突如、レイの前に制服を着た一人の少女が現れる。彼女はレイに抱きついていき、吸血鬼のようにレイの首元を噛み、血を吸っていく。

恐怖から逃げようとするも、体が思い通りに動かないレイ。

目の前にいる悍ましくも綺麗な少女に心を奪われていく。レイが得体の知れない少女に魅了されていく中、世間では17歳の女子高生・米原侑子(まいばらゆうこ)が遺体で発見されるニュースが流れていく。

その女子高生の姿はレイの前に姿を現した少女そのものであった。

2話ネタバレ

警察で侑子が発見された当時の状況が明かされていく。原型を留めない無残な殺し方をされていた侑子。検死の結果からも、どう殺されたのか手掛かりがまったく見つかっていなかった。

そんな中、この事件に関わる鑑識・松井が行方不明になる事件が発生。

一方のレイもニュースを見て、目の前にいる少女が侑子と瓜二つな事に困惑をしていた。同時にこの数日間は彼女の放つ魅力に取り憑かれてもいた。

途中、レイの彼女である京子が部屋に遊び来る。

当然、恋人同士なのでそういった雰囲気になるのだが、タイミングよく侑子の姿をした「何か」はレイの前に現れて、彼と京子の関係が進展しないように邪魔をしていく。

3話ネタバレ

侑子の姿をした謎の少女に翻弄されていくレイ。
そんな中、何としても外出したいレイは少女を連れて外に出てみる事へ。これが功を奏したのか、少女はレイ以外の人間を察知した瞬間に消えてしまう事がわかっていく。

久しぶりに食料をスーパーで買い出しするレイ。

すると親友である純也と遭遇する。
彼の部屋に招待されて、家飲みをしていく2人。途中、純也はタバコを買いに一人コンビニへ。レイはベランダの風に当たっていると隣人のミュージシャンと目が合って軽く会釈をしていく。

純也が帰ってくると同時にレイの前には蜘蛛が出現。純也の方には蜘蛛の巣が張り付いていた。嫌な予感を感じていくレイ。この日は純也の家に泊まるが悪夢にうなされて目が覚めてしまう。

そして目の前には少女の姿。
彼女はレイに抱きつき、血を吸っていく。物音から純也が目を覚ますと姿を消していく少女。レイは少女に操られているのか…意味不明な言葉を吐き出していき、純也から心配されていく。

このままでは純也にも被害が及びかねないと感じたレイ。

純也の家を飛び出して無我夢中で走っていくレイは公園に到着する。そして公園の遊具に目を向けると驚愕。

そこには純也宅の隣人であるミュージシャンが死体で吊るされていた。内臓の一部をごっそりと取り除かれている死体。レイは吐き気を催すと同時に彼を追いかけてきた純也が公園に到着する。

4話ネタバレ

場面は変わって、自宅で刑事であり、叔父でもある大輔と猟奇殺人犯について言葉を交わしていくレイ。警察は米原侑子とレイが第一発見者になったミュージシャンの男。これらを殺したのは同一犯であると睨んでいた。

ちなみにミュージシャンの男は6人目の犠牲者。

殺人の手口などをレイに語っていく大輔。そんな中、彼に7人目の被害者が出た連絡が入ってくる。事件現場へ向かう大輔。そんな中、レイは少しばかりの罪悪感を感じていた。

それは侑子の姿をした謎の少女が事件に関係しているのではないかと思っていたからである。謎の少女を疑う心とは裏腹に、毎日彼女から魅了されていくレイ。

いつしか彼女に愛される行為が歓喜に変わってきている事に気づいていく。

一方、大学ではレイを心配する純也が京子と対面、レイが何かに怯えている事を相談していく。純也と同じ気持ちであった京子。今後もレイの様子を定期的に見に行こうといった結論で片付いていく。

そんな中、純也は美術室にあった禍々しい絵に驚愕を覚えていく。

そこには純也も公園で見た、ミュージシャンの死体が描かれていた。描いた人物が事件に関わっている事を疑う純也。京子と同じ美術部であった為、絵を描いた人物、藤堂といった男の連絡先を京子から聞き出していく。

5話ネタバレ

レイには兄がいた。しかし、ある事件がキッカケでレイは生き残り、兄は死んでいた。その事件の背景がうっすらと明かされていく。

そんな悪夢でうなされて目覚めたレイの側に寄って安心を与えていく謎の少女。彼女に対して安らぎを感じつつも、レイはある計画を実行していく。

部屋に隠しカメラを仕込んで、謎の少女の行動を把握する為である。

隠しカメラの映像を見ていく中で、侑子の姿をした謎の少女が、猟奇殺人犯として限りなく「黒」に近いと感じていくレイ。しかし、証拠がなく今一歩が踏み出せない状況。

そんな中、再び猟奇殺人犯の被害者が出たニュースが報道されていく。

目を疑うレイ。
今回の被害者は親友であった純也だったのだ。怒りが込み上げていくレイ。

『これで心置きなく、お前を殺せる…』

レイの中で猟奇殺人犯は謎の少女だと断定。彼の怒りが牙を剥いていく。ここで1巻は終了。

名前のない怪物・蜘蛛と少女と猟奇殺人【感想】

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

読んでいると謎の少女はレイを助けようとしている雰囲気を感じていく内容。この少女が一体何者なのか…。何故、侑子の姿をしているのか…などなど謎多き漫画。

どうやら、この漫画は第5回ネット小説大賞のメディア賞に選ばれた原作をコミカライズした作品。ここからどんなストーリーが待ち構えているのか…。

サスペンスホラーやミステリーサスペンスの漫画が好きな人にお勧めできる作品です。私は現時点の最新刊である第2巻まで読みましたが、意外な真犯人に度肝を抜かれました!

興味が出た人は是非、チェックしてみて下さい☆彡


名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人

原作・著者黒木京也 / 万丈梓
価格682円(税込)

突然現れた妖艶な少女<怪物>に僕は捕らえられ、そして魅了されてしまった……。ある日、音もなく僕の部屋に姿を現した、正体不明の怪物。 言葉は通じなく美しい少女の姿をした「それ」は、快楽とともに少しずつ僕の日常を侵食していく。 また、怪物の出現と並行して起こる連続猟奇殺人事件。魅惑的で不気味な「同居人」と、猟奇殺人との関係とは――!? 日本最大級の小説賞「第5回ネット小説大賞」でメディア賞に輝いた新感覚サスペンスホラー、コミカライズ新装版第1巻!!

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