秋尾先生が描く二人のモデルのマウンティングや人間模様を描く『LOSER〜崖っぷちモデル地獄〜』最新刊となる第5巻が到着。今回は前巻でエルザが恐怖に慄いた母親の存在が過去の回想と共に明かされていく事へ。
体が震え上がる程の恐怖を感じていた母親の存在。
義兄であるルカも交えて過去に何があったのか如実に描かれていきます。今回は物語の進展はなくエルザと母親の関係を描く過去編といった具合ですが歪過ぎる家族関係が明かされていき、恐怖を感じるのも納得する内容。
ではでは、見所やポイントをご紹介していきます！
漫画「LOSER〜崖っぷちモデル地獄〜」5巻ネタバレ
冒頭、エルザの母の素性が明かされていく。
エルザの母は当時19歳、新妻エリカとして日本のトップモデルに君臨していた。彼女は新しい環境で自分を磨く為に海外でのモデル進出を果たしていく。
しかし、モデルの本場フランス・パリでは彼女はまったく通用する事はなかった。日本ではトップモデル。しかし、海外では経歴もない白人モデル達に負けていくエリカ。そんな彼女の精神が蝕まれていく様子が描かれていきます。
エルザは失敗作…！？
海外進出の失敗によって精神崩壊したエリカ。
表舞台から身を引いて元モデルで連れ子ありのロシア人と結婚。
彼女の新たな野望は美しい混血の娘を産んで、自分の果たせなかった海外でのモデル活躍を望んでいた。
しかし、産まれてきたエルザは自身に似ており絶望。エリカはエルザよりも連れ子であったルカに愛情を注いでいく事へ。
一方、甘やかされて育ってきたルカは裏表の激しい人間となり、親の見えない部分で悪行をしたり、エリザを罵っていた。
整形が自分に自身を持つキッカケ！？
母親と義兄に罵られる毎日を送っていくエルザ。
学校でルカがエルザも絡む問題を起こしても最終的に庇うのはルカ。エルザは逆に自身の存在が二人に迷惑をかけていると洗脳されて、悪くないのに謝罪をするような歪んだ関係が描かれていきます。
そんな中、ルカはエルザの整形を提案。
一重から二重にしてみようといった提案に母親であるエリカも賛同。同時に母親が心から自分に愛情がない事を知る事へ。
『愛せない…これから先も一生…』
この言葉で今までも、これから先も母親が自分を愛する事は絶対にないと察したエルザ。
整形の提案を受けると同時に自身を愛して自信をつける事を誓っていきます。
漫画「LOSER〜崖っぷちモデル地獄〜」5巻の感想
第5巻は全内容、エルザの過去に触れたお話。
エルザが恐怖を抱く母親の存在。どういった人物であり、エルザとどういった関係なのか掘り下げられていきます。
母親の都合で虐げられてきたエルザは本当に可哀想な内容に仕上がっています。
次巻から現在進行系で物語は進むと思いますが恐怖でしかない母親が日本へ帰国。対峙した時にどんな展開が巻き起こるのか…。ここ最近、出番の少ないもう一人のヒロイン、まりこがエルザと母の関係性や整形の事実を知ったら大変な事になりそうですね！
芸能界やモデル業界を舞台に拗れまくった人間模様を見せていく漫画『LOSER〜崖っぷちモデル地獄〜』ドロドロとした芸能界の裏舞台を垣間見る事ができるお勧めの漫画です。
興味が出た人は是非、チェックしてみてください☆彡
LOSER～崖っぷちモデル地獄～
『ナンバーワンが私じゃないのは意味わかんない！』 まりことエルザは、同じ事務所に所属する売れないモデル。ある日、二人で受けていた仕事だったにも関わらず、まりこだけが打ち切られることに。怒りに燃えたまりこはある手段に出るが……。『今は俄然ハードモードだけど、こんなところで終わる女じゃない』――口を開けばマウンティング。女と女のプライドがぶつかり合う!! さぁ、蹴落とされるのは一体どっちだ。崖っぷちモデル・まりことエルザによる、壮絶なマウンティングバトルが今、幕を開ける――。
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