漫画「大蛇に嫁いだ娘」第1巻をご紹介!
この作品はフシアシクモ先生が描く作品。分冊版と合冊版の両方が配信されている。今回ご紹介するのは合冊版で1巻には第1話~8話までが収録されています。
大蛇に嫁がされたヒロインのミヨと大蛇の不揃いな夫婦ドラマが繰り広げられる作品。
まったく違う生物同士に愛を生まれるのか…。設定がまず面白いし…各々のキャラにある背景要素も知りたくなってしまう求心力のある引き込まれる作品となっています!
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大蛇に嫁いだ娘【1巻】ネタバレ
1話ネタバレ
村の人間から傷モノの娘だからと言われ大蛇に嫁がされていくミヨ。500年は生きている山の主である大蛇と初めて対面。
その恐怖や違う生物同士の生活スタイルの違いに耐えられなくなってミヨが逃げ出していく。しかし、すぐに大蛇に見つかってしまう。
しかし、大蛇は怒る事なくミヨを背中に乗せて屋敷へ帰宅。二人の温度差がシンプルに面白い第1話となっています。
2話ネタバレ
大蛇と初めての夜が描かれる。
大蛇はする気満々であったが1話で足を怪我したミヨを心配して手を出す事を止めていく。
寝ていると寒くクシャミをすると大蛇が温める体でミヨの身体を飲み込んでいく。パニック状態のミヨ。そのまま気絶して大蛇の口の中で朝を迎えていく。
『今日は暖かいので大丈夫です!』
ゆたんぽ片手にして就寝していくミヨであった。これも大蛇とミヨの温度差が凄まじく激しく面白い内容に仕上がっている!
3話ネタバレ
大蛇に嫁いで2ヶ月が経過。
ミヨはある心配をしていく。それは大蛇が1ヶ月の間…何も食事を取らなくなってしまったのだ。
目は白く濁り…水浴びばかり出掛けていく大蛇。ミヨはおじいちゃんの事を思い出して大蛇や病気や身体の具合が悪いのではないかと心配。
意を決して心配である事を告げると真相を見せてくれる大蛇。脱皮前の生理現象のようなものであった。
ミヨに脱皮する場面を見せて1ヶ月半の作業に終止符を打つ大蛇。ミヨの中で大蛇が病気ではなくて良かった…いつもと違った感情が芽生えていく。
4話ネタバレ
違う生物なので生活スタイルが合わない…日に日に溜まっていく大蛇へのストレス。その捌け口がなく一人ぼっちで涙を流すミヨ。
そんな彼女に自然界の新しい友達が出来ていく。それが狸の八兵衛であった。喋れる狸なのでミヨは話し相手になって欲しいと彼を尾行。
二人で騒いでいると熊に見つかって窮地を迎えていく。
ミヨと八兵衛の窮地に現れるのが大蛇であった。大蛇に助けられて感謝するミヨ。同時に八兵衛はミヨに助けられて彼女の話し相手に付き合っていく事へ。
5話ネタバレ
大蛇との夜が描かれていく。
最初は八兵衛とアケビの採取やらオシドリの実態について教えてもらって知識を広げていくミヨ。
帰宅しようとすると大蛇が迎えてに来てくれていた。
『どうしていつも私の居場所が分かるんですか?』
大蛇の舌は匂いや味がわかるんだと。それでミヨの場所をある程度は把握できる事を教えていく。
その夜…昼間の件でミヨが心を開いてくれたと勘違いしていく大蛇。彼女を押し倒して身体を求めようとしていく。しかし…恐怖で身体に力が入らなくなってしまうミヨ。
『大蛇様の舌が肌に触れた瞬間…骨にまで寒気が走った気がした』
あまりの恐怖から逃げ出してしまうミヨ。一方、大蛇を目指す謎の僧侶が最後に描かれていく。
6話ネタバレ
5話での件以降、大蛇と少し距離を置いてしまうようになるミヨ。大蛇とどう接していいのかわからず気まずい空気が流れていく。
一方、山間の村で歓迎される謎の僧侶。
冬を越すまで辿り着いた村でお世話になる事へ。
村人からの質問によって僧侶の目的が判明していく。それは恩人の敵討ちをする為だと。
彼の目的はどうやら…まず大蛇に会う事らしい事が判明していく。
7話ネタバレ
本格的な冬が到来。
大蛇も冬眠する事をミヨに告げていく。大蛇が冬の間は居なくなる事に少し心が浮かれてしまうミヨ。
狸の八兵衛も冬は冬眠まではいかないがあまり外に出なくなる習性がある事を伝えていく。
そして大蛇の冬眠生活に入る前日。
やはりまだ大蛇に対して夜の件以降、恐怖が拭えないミヨ。
そんな彼女に大蛇は見送りはいらないと告げるが…ミヨは見送りに行く事を伝えていく。
『おやすみ』
どこかまだ壁のある二人。
大蛇もそれはわかっていた。非は自分にあるのだと。そして冬眠当日。大蛇から冬の過ごし方の忠告を受けていく。
『また春に…』
別れて屋敷に戻る途中…多くの野生生物がミヨの前を通り過ぎていく。何事かと思ってミヨも生物達の後を付いていく。大蛇が本当の山の主で冬眠を生物が見送りに来ていた事を知る。
ミヨにとっても山で一人の冬が訪れる。
8話ネタバレ
大蛇が冬眠して1ヶ月が経過。
一人になれる事を喜んでいたが実際一人になると寂しさを感じていくミヨ。
さらに扉の閉め忘れによって狼達に食料を食べられてしまう事態。
冬を越す為の大事な食料が大幅に減ってしまったミヨ。本殿の方に米俵があったので調べるが古すぎて食べれる気配がしなかった。
ひもじい生活が続く中…足が折れて横たわっている鹿を発見。生きる為にミヨは鹿を解体。鍋で煮込んでガツガツと食べていく。どこか野性味が備わってきたミヨであった。
そして…ふと大蛇が気になって彼が冬眠する穴蔵に移動。
『吹雪いている…まだ冬は明けてないみたいだ』
場面は大蛇のまだ幼き日の冬へ。
木にもたれかかっていた綺麗な女性。暖を取らせてもらおうと彼女の洋服の中に入って暖を取っていた。起きると死んでいた女性。
当時の事を振り返って寂しさが生まれる大蛇。同時に温かさを感じて目が覚める。そこにはミヨが寝ていた。
つい頬ずりしてしまう大蛇。
ミヨが起きる。弁明するがミヨはまったく嫌ではなかった事を伝える。祖父の話をしながら時間を潰していく二人。
ミヨが愛おしくなっていく大蛇は再び頬ずり…ミヨも大蛇を受け入れて二人は初めてのキスをしていく事へ。
『ミヨ…春までもう少しだ…待っていてくれるか?』
ミヨの表情が赤く火照りながら春まで待っている事を承諾。屋敷に戻ったミヨ…数日が経過していくが…彼女はある事に気づく。それは生理がずっと来ていなかった。
『もしかして…いや…まさか…妊娠してる…』
大蛇とのキスで妊娠したのか…。ここで第1巻は終了。
大蛇に嫁いだ娘【1巻】感想
冬の生活になってから生きる為にミヨが自然界に順応していく様が非常に引き込まれてしまった。最初はおどおどしていたミヨから野生を感じる雰囲気は圧巻。
さらに大蛇への感情にも大きな変化が第8話で現れていく。さらに最後では妊娠が示唆されていく終わり方。大蛇と人間はキスだけで妊娠する設定なのか…。
恐らくは環境や食事の変化で身体が変化しているだけのように感じるが…真相は一体…。
大蛇とのラブストーリーは意外とほんわかエピソードも多いが…一歩間違えれば危うさもあるので常にドキドキ、ハラハラの状態である。
違う生物同士のアンバランスなラブストーリー。最初は成立するのかと思ったが非常に面白い!興味が出た人は是非、チェックしてみて欲しい作品。分冊版と合冊版で配信されているのでお小遣いの予算などによって選択出来るのも魅力ですね!
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