漫画「空腹なぼくら」は友安国太郎先生の漫画。
人類はそのほとんどが「歩く死体」所謂、ゾンビになった世界が舞台となっている。主人公であるワタル。彼もまたゾンビの一人である。只、他ゾンビと違う部分がある。彼は人間の時と同様の知性を持っていたのだ。
世界はゾンビにとって食糧難。
ワタルはこの大食糧危機を救う為にある計画を考えていた。そして彼の計画を実行に移せる準備が整っていく。
ゾンビが荒廃した世界を生き抜くサバイバル。知性派ゾンビはゾンビの王に君臨出来るのか…。元カノとの再会は彼に何をもたらすのか…。1話の内容を見ていきましょう!
空腹なぼくら【1話ネタバレ】
人間を食べ尽くしてゾンビだけが蔓延る世界。そこで一人だけ知性を持ったゾンビがいた。それが主人公である航(ワタル)である。
人間だった当時は馬鹿にされ、見下されてきたワタル。しかし、ゾンビとなった今、彼はとても知能が高いゾンビであった。理由は周りが全員ゾンビになって馬鹿になったからである。
当初は考える事が出来るといった事がとても辛かったワタル。しかし、特別な力の星の下に産まれたと意識して生きるように。
ワタルの人生が振り返られていく。
父親が居らず、貧乏だったワタル。お菓子も割引シールを貼られていないと買ってもらえないほどであった。そして夢を持つ事もできなかった事が明かされていく。
昔を思い出しつつ、現在の問題をどうしようか考えていくワタル。彼らゾンビの問題は「食糧」であった。生きた人間しか食わないゾンビであるが肝心の人間が居ないのである。
ワタルも半年近くは人間を食べいなかった。しかし、飢えて死ぬような気配はなかった。空腹のまま彷徨い続けるとどうなるのか…そんな事を考えながらワタルの秘密が暴かれていく。
『君たち(他ゾンビ)には悪いがひとつ隠し事があるんだ…俺は人間を一人飼っている』
ワタルは中年のおっさんを一人、とある倉庫のような場所で匿っていた。
態度のデカイ中年おっさんはワタルに上から目線で様々な物資の調達を頼んでいく。反抗する訳でもなく彼の言う通りの物資を探しに出掛けるワタル。そんな中、再び過去を思い出していく。
婚約者の父親に挨拶に行った時だろうか…。
『君、種がないんだって?種のない男に男の価値はあるのか?』
そんな言葉を投げかけられていた。
過去を思い出しながらワタルは自身の地元中の地元である土地に足を踏み入れていく。
食糧を調達したり、エンジンのかかる軽トラックを発見して車で移動をしていく。その最中、彼のある計画が明かされていく。ワタルはゾンビが蔓延る世界の大食糧危機を救う計画を考えていたのだ。
この計画がワタルの生き甲斐になっていた。
そして車で中年おっさんのもとへ戻る途中、バイクに乗った人物がコンタクトを取ってくる。ワタルの顔を見た瞬間にブレーキをして引き返すバイク乗り。
ワタルは追いかけていく。
追いかけて辿り着いた先はワタルが高校生の頃、一人になりたくて良く来ていた森林であった。奥に進むとプレハブ小屋。ワタルは過去にそこを秘密基地として使っていた。
辺りを見回すとゾンビの屍体が積まれていた。ここに人間が住んでいると確信を持っていくワタル。すると背後から女性に襲われていく。咄嗟に目の前にあったヘルメットで防御するワタル。
『はっ!?なっ何っ?生きとんっ?』
害を与えない意志を見せていくワタル。その一方で相手が女の人間であった事に喜びがこみ上げていく。
『これで計画に必要なモノはそろった』
ワタルは中年おっさんと目の前にいる女をかけ合わせて子供を産ませ、ゾンビ達の餌を作る計画を考えていた。
『あれ…!?航くん?』
なんとワタルの前に現れた生存者はワタルの元カノであったのだ。戸惑いつつも人類養殖計画に必要なモノは揃ったと再び胸に思いを秘めていく。
空腹なぼくら【1話の感想】
人間として感情や知性を保ったままゾンビ化したワタル。可愛いような怖いような何とも言えないキャラ設定が魅力。
ワタルの考える人類養殖計画に踏み切れるのか…。とにかく続きが楽しみで斬新なゾンビ系漫画。合本版も分冊版も両方あるのでお好きな方で是非、チェックしてみてください。
かなり話題で大御所先生も絶賛している漫画ですよ!
空腹なぼくら
ゾンビによる人類養殖計画、始動!人間がほぼ絶滅し、食糧危機に瀕するゾンビ社会。人間の知性と感情を残したままゾンビ化した特異体質のワタルは、仲間の食糧危機を打開するために“人類(エサ)養殖計画”“を思いつく。それは…生き残った人間の男女を交配(セックス)させて人類(エサ)を養殖するという壮大な計画だった…!だが、やっと見つけた女が今も未練ある元カノだったことから…!?
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