【官能先生】2巻ネタバレ感想!22歳…ツンデレヒロインに胸キュン要素満載!

官能先生(2巻)

官能先生』2巻である。

【官能先生】2巻あらすじ

ラブコメにはよくあることだが、話はなかなか進まない。タイトルからは大人のラブロマンスと言う雰囲気がする本作品だが、実態はより思春期的な何かであり、ラブコメと言った方が近い感じがする。

大きな動きとしては、鳴海が書き連ねていた私的なポルノ小説が雑誌に掲載される運びになったということと、鳴海と雪乃が食事に行くことになった、ということくらいだろうか。

官能先生

【官能先生】2巻ネタバレ

このあいだチューなどしてしまったわけだが、喫茶店における二人のそっけない関係は続く。鳴海は頑張って目力など送り、同席している同僚には雪乃への感情はバレバレであるわけだが、そんなことはどうでもよく、鳴海は必死なのである。強引にキスなどしたことで嫌われてやしまいか、とか心配している。中学生か。

さて、鳴海は出版社の編集者であるので仕事がある。若い女性の小説家と打ち合わせがあり、その人が「ライスカレーが食べたい」とか言い出したので、雪乃のいる喫茶店「喫茶 鍵」に行く事になる。

行ってみたら、なぜかその小説家と雪乃は知り合い同士だった。いったいどういう縁で、そもそも雪乃は何者なのかが気になる鳴海。ひょっとして雪乃はどこかのやんごとない身分のお嬢様なのではないか、などと埒もない想像に胸を膨らませる。

いっぽう、マスターは「鳴海さんも隅に置けないね」とか言い出すのだが、これを受けて雪乃は表情を険しくし、「お仕事ですよ!」とか言い出す。マスターはそれを見てにやにやしている。

やっぱり、22歳にしてはどうにも幼い感じがする雪乃である。

鳴海はもともと、文芸雑誌に寄稿するための短編小説を書いていた(1巻1話の始まる前から。)のだが、私的なポルノを書き始めたことが心理的になにがしか影響して、それはうまく作品として仕上がった。ちなみに鳴海が公表する意図もないままに書いているポルノというのは、まあぶっちゃけて言えば雪乃への想いを赤裸々につづったものである。

それからしばらく喫茶店にも行けない日々が続き、季節は移り変わった。だがある日、雪乃は行商のパン屋からパンを買っている鳴海を見つける(ところでこの作品の舞台はいつごろなんだろう。ケータイとかまったく出てこないから現代とは思われないのだが)。

そして雪乃はしばらく鳴海の様子をひそかに垣間見たあと、偶然を装って姿を現す。二人、同じベンチに腰かけて食事を摂る。で、懲りずに鳴海は雪乃を食事に誘うのだが、また断られる。

後日、また公園で偶然会うふたり。雪乃は手作りのクッキーを鳴海に渡す。そして「鳴海さん」と呼ぶ。鳴海さんと呼ばれただけで心高揚を隠せない鳴海である。くどいようだが、お前らは中学生か!

またまた後日、鳴海は若い作家志望の青年に感化され、ついポルノ雑誌の編集部を訪れてしまう。そして例の、私的に書いていたポルノ小説を見せるのだが、これが好評で、雑誌に掲載されることになるのである。

またまたまた後日。雪乃は鳴海の本を買っているところを偶然に鳴海に見られてしまう。この場面で、また食事に誘い、今度はついにOKをもらう鳴海。「鳴海さんがいつも行っているお店」と言われて、行く先はおでん屋であった。

おでん屋がはけたあと、雪乃は「わたしだって悪(わる)ですのよ」とか言い出し、二人でそのままBARに繰り出すことになる。2巻はここまでである。

【官能先生】2巻の感想

官能先生(2巻)

ツンデレというか、22歳にもなって恋をするのに背伸びをしなければならない雪乃というヒロインはかわいい。当初は「謎の美女」とか紹介されているのだが、そういう感じではない。もっと奥ゆかしい何かだ。


官能先生

官能先生

原作・著者吉田基已
価格660円(税込)

ある夏の日、偶然引き寄せられた小説家と謎の美女。そしてそこから二人が紡ぎ出す、狂おしい愛の記録。話題沸騰! 『恋風』『夏の前日』の吉田基已の最新作!!

今すぐ試し読みする