巻末を見たら掲載誌が書いてあったんだがビッグコミックスペリオールだそうだ。小学館。というわけで、実録風コスチュームヒーロー漫画『劇光仮面』第4巻である。
劇光仮面【4巻】あらすじ
いま一通り4巻を読み終わったところなんだけど、何から説明したもんか……
んー。これが最終巻とでもいうならともかく、そういうわけではないから、先に書いてしまおう。
ここまで「特撮美術と模倣ヒーローの物語」だったものが、この巻から一気に変質する。薄々予感はされていたことではあるが、「本物の怪人(超自然的怪異)」が出現し、人類に牙を剥くのである。二矢たちはそれと戦いを始めることになる。
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劇光仮面【4巻】ネタバレ
三巻で出てきた、3巻で表紙を飾って二矢の友人になった「ヴァイパー」を演じる青年であるが、まず彼が「怪異に巻き込まれた」。どうも死んでしまったらしい。友人たちの前で突然化け物に変貌し、友人たちが119番で飛んできた消防隊とともに現場に戻ったときには化け物になった姿ごと消えていたのである。
この世界には怪異などないというのが前提なので。まず友人たちは青年がトリックを使って自分たちをおちょくって姿をくらましている可能性を考察するが、技術的にも困難であると考えられる上、動機が見つからない。消防や警察、国家権力の人々は確かな証拠がないので信じてくれないし、動いてくれない。まあしょうがない。何しろ、超自然現象などないはずだったのだから。
さて、いちおう体裁上は行方不明なので、「この人を探しています」というチラシを友人たちは町で配り出す。そこに二矢が現れる。ヴァイパーの友人です、と言って。
友人たちはヴァイパーが化け物に変わる瞬間の映像を撮っていた。消防隊はいたずらだと思って信じてくれなかったが、二矢はそれを見て確信する。これは本物の怪異で、彼はもう帰ってはこないと。
ちなみにネットの無責任な噂話の中には、二矢その人が青年をどうにかしたのだという噂もあるのだが、もちろんそのような事実はなく、それを誰よりも知っているのは二矢であろう。
次に、もう一つ事件が起こる。ある三文アイドルが、撮影会の最中に、カメ子数人とともに失踪したのである。僻地で行っていた撮影なので、事件はただの失踪として処理されたのだが、二矢は二つの事件を結ぶ点と線に気付く。そのアイドル、アイドルになる前に、ヴァイパーがヒーロー活動をしていたころ、直接助けられたことがあったのだという。
ちなみに失踪というか、アイドルの人は殺されてしまっており、そのシーンも描かれている。犯人は二人いるのだが、簡単に説明すると女と男である。同種の怪異なのか、仲間同士というだけで別の存在なのか、詳細はまだ不明だが、両方とも人間離れした能力を持っている。
さて、二矢と特撮仲間たちは一つの手を思いつく。例の「怪異」の映像について、「こういうゴミを捨てたいんだけどどうすればいいか」とネットに流したのである。
そうしたら、反応があった。同じものらしき写真を添えて、「これでしょ?」という人がいたのである。
そこから調査が進む。その写真の現場は無人のアパートだったのだが、そこを「掃除」したという特殊清掃業者に会って話を聞く。
だが、その人物、何か様子がおかしい。表情が動かないので、仮面をかぶっているか何かしているのでは?と二矢は直撃するのだが、「そんなことはない」ととぼけられる。
結論を言ってしまえばこの特殊清掃業者が、アイドルを襲った怪異の二人組の男の方である。こいつが、二矢がアイドルの失踪した現場をひとりで再訪したとき、突然現れた。目的は単純で、自分たちの謎に迫ろうとしている二矢を消しに来たらしい。戦闘が始まってしまう。二矢は重武装で来ている上に割と本物のコスチュームヒーローなので、そこそこの勝負が始まる。というところで、清掃業者は本性を見せた。人間の皮を脱ぎ捨てると、その下から出てきたのは明らかに未知の怪物であった。つづく。
劇光仮面【4巻】感想
いやぁ、やるんじゃないかと思ってはいたけど本当にやりやがった。
すごいことになってきた。どうなるんだ、これから。超楽しみ。
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