ガンニバル・3巻ネタバレ!食人村の真実が片鱗を覗かせていく!?

ガンニバル(3巻)

二宮正明先生が描く食人村の真相を探っていく漫画『ガンニバル』最新刊となる第3巻が配信。深まる謎と村の駐在であり主人公の大吾達にジワジワと迫る狂気や危険が何とも言えなく非常に面白い作品。

3巻では遂に大吾が村の食人、後藤家に関する真相を追求する覚悟を決意をしていきます。

不穏な空気感と共に少しずつ片鱗を見せていく村の異常性…。大吾が着任する前の元駐在人であった狩野が後藤家を調査するに至った原因となる人物も現れたりして、息を呑む展開が続いていきますよ!いや〜この漫画は本当に面白い!

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ガンニバル

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ガンニバル(2巻)

漫画「ガンニバル」3巻ネタバレ

後藤家の人間から供花村の住民は狩野一家を村八分(無視)していた連中だと聞かされた大吾。住民と親交を深めつつあった大吾は住民の本性を信じられずにいました。

供花村で家族と生きていく決意を固めていた大吾。その為、改めて狩野一家に何があったのか…住民が恐れる後藤家とは一体何なのかを調査していく事を決意。

そして大吾は元駐在人であった狩野の娘、すみれに久しく連絡を取り、供花村住民の人間性を聞いてみる事へ。父親を殺した確信犯は後藤家であるが、後藤家じゃない人間にも常に監視されているようは気配はあったと伝えられていきます。

その後、落書き事件もあった為、駐在所のセキュリティを強化しようとフェンスを設置していく大吾。そこへ村の代表的存在であるサブが現れて、ある種の警告をしていきます。フェンスなんか立てれば村の人間を信用してないと言ってるようなもの。止めておけと…。

ここで大吾はサブのお節介な言葉に『めんどうくせぇ』と無意識に小言を呟いてしまう事に。ここから住民達の大吾に対する視線・態度が明らかに冷たくなっていきます。大吾がサブに突っかかった事は直ぐに村中の噂へ。

飛躍していく噂に家族の事を考えた大吾は無礼な言葉を放った事をサブに謝罪。わだかまりが消えた所で大吾に見知らぬ番号から連絡が入ります。番号を確認すると狩野の娘・すみれから父親が最後に電話していた相手と手渡された番号だったのです。

食人の信憑性が帯びていく謎の人物との出会い!?

電話の相手は男。
村の人間に会話している事がバレると不味いので直接会って話したいと大吾へ伝えていきます。狩野が村の真相を探る理由になったのは自分のせいだと語る相手。

村の真相に興味がある大吾は指定された場所へ向かい、電話の相手と対面を果たしていく事へ。

名前も名乗らぬ謎の男。
彼は狩野が村の秘密を探る理由に至った真相を明かしていきます。供花村の人間は人を喰っている。自分がその証明だと語る謎の男。顔に手を当て一部の皮膚を剥がしていく男。

左半分が抉られたような顔が曝け出されていきます。

彼はまだ子供の時、供花村の何者かに顔を喰われたと語り、供花村では戸籍のない子供を作り上げて奉納祭といった祭りで子供を捧げていると明かしていきます。

奇しくも奉納祭はもうすぐ。
自分のような犠牲者が再び出る可能性がある事だけを大吾に伝えて去っていく顔を喰われた男…。

次々と現れてくる村の証言者…

顔を喰われた男と対面した後、直ぐに村へ戻る大吾。この日は奉納祭の準備稽古初日。遅れてしまった事でどこで何をしていたのか執拗にサブに問いただされていく大吾。

良い言い訳を考えている最中、村唯一の神社の子息・宗近が稽古場に登場。詮索は止めましょうの一言に態度が一変する住民。宗近へ従っていきます。そして大吾に近づく宗近。話があると二人で対面する事へ。

彼は大吾に家族共々、村を去った方が良いと忠告。この村の異常性…そして奉納祭は過去に人間(子供)を殺していた祭りである事を告げていきます。変に村の真相を嗅ぎ回ると狩野の二の舞になると伝えていく宗近。

狩野には協力者がいた事を睨んでいた大吾。宗近が協力者の一人ではないかと察知し、真相を聞こうとしますがサブ登場で探る事ができず…。

明くる日、雪でスリップしたと事故の報告を受け、現場へ向かう大吾。宇多田といった男が待っており、事故は嘘で自分は狩野の協力者の一人であった事を大吾へ明かしていきます。

顔を喰われた男の事を知っていた宇多田。村の近くで長居して話すのは危険なので指定した場所で待っている事を告げていきます。その夜、大吾は話を聞くため、宇多田の待つ街へ降りていきます。

宇多田はオカルトサイトの運営者であり、狩野と共に供花村の食人に関する噂の証拠を探していました。その過程で突き止めた事を大吾に伝えていく宇多田。

供花村では死産が多すぎる。しかし、死んだ事にされた子供達は村のどこかで喰われる為に時が来るまで生きている可能性があると。子供達の場所を突き止めた狩野は真相を知りすぎて殺されたと語っていく宇多田。

喰われる子供を作るメカニズムが判明…!?

一方、村は再び奉納祭の稽古。
ここでサブの娘が一悶着。自分の子供は生きていたのに死産にされたと明かしていきます。サブの娘の話から供花村が喰われる子供を作り上げるメカニズムが判明していく事へ。

関わっていたのが後藤家元当主・後藤銀。
彼女は助産師であり、村の子供を全て取り上げる役回りでした。彼女の采配によって喰われる子供が選定。サブの娘は自分の子供は必ず今も生きていると伝えて、大吾に捜索依頼をします。

徐々に真相へ迫っていく大吾。
それをよく思わない村の住民。大吾は村にとって危険人物である。住民が後藤家の恵介に伝えていきます。そして動く恵介。大吾に話がしたいと山中に誘い出していきます。

一方、この日は大吾の娘・ましろの誕生日。しかし、村ではましろを探す妻・有希の姿…ここで3巻は幕引き。

漫画「ガンニバル」3巻の感想

ガンニバル(3巻)

内容が詰め込まれすぎていて読み応えのある3巻でした。恐らく人を喰っっているのは村全体が恐れる『あの人』で間違いはないでしょう。しかし、後藤家も何故『あの人』の存在を隠しているのでしょうか。

テンポも良く、少しずつ読者に恐怖を植え付けながら村の真相が片鱗を見せていく内容。

供花村と後藤家にはどんな秘密が隠されているのか…もう真相が楽しみで仕方ない漫画。それを追う過程も緊張感があり非常にハラハラ・ドキドキな内容に仕上がっています。

本当にお勧めの漫画なので興味が出た人は是非、チェックしてみて下さい☆彡


ガンニバル

ガンニバル

原作・著者二宮正明
価格605円~(税込)

山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!

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