ガンニバル【13巻ネタバレ】人を喰っていたのは誰…食人村ミステリーサスペンス…結末へ!?

ガンニバル(13)

漫画「ガンニバル」第13巻の見所や感想をご紹介!
そして今回の第13巻で遂にこの漫画は完結を迎えていく。

ラストに向かってスピーディーに後藤家、供花村の人々、大悟達の生き残りを賭けた死闘が繰り広げられていく。

途中では供花村の生い立ちも遂にベールを脱いでいく。

過去から続く村の呪いの連鎖を食い止める事が出来るのか…。そして食人村の最大の謎にも余白を残す形で描かれていく緊迫のラスト!

この漫画の試し読み
ガンニバル

この漫画は電子書籍ストア「BookLive」にて無料試し読み可能!

今すぐ試し読みする

※移動先の電子書籍ストアの「検索窓」に「漫画タイトル」を入力する事で作品を素早く絞り込んで表示させる事ができます。

ガンニバル(12)

ガンニバル【13巻】ネタバレ

ガンニバル(13)

111話ネタバレ

岩男率いる後藤家の面々達と最終決戦が開始していく。戦う名で迷いが生まれる恵介。自分は生きてもいいのか…陽の光を当たってもいいのか…。

一瞬の躊躇いが生まれると岩男が恵介に襲いかかろうとしていく。それを阻止する大悟。狂った岩男は誰一人…この洞窟から出すつもりはなかった。

大悟は娘であるましろを恵介へ任せて逃げるように指示を出していく。自分一人で戦わず逃げる事を躊躇う恵介。ましろが恵介の袖を堅く掴んでいく。その仕草にすみれとの間に出来た子供が思い浮かぶ恵介。

『死にたくねぇ…』

彼の中の本心が無意識に吐露される。ましろを守り…すみれと子供に会う為…恵介は覚悟を決めて洞窟から離れようとしていく。

112話ネタバレ

大悟達も生き延びる事を願いながら出口へ。

しかし、出口は供花村の村人達が待ち構えていた。襲いかかられて地面にひれ伏す恵介。彼らの目的は後藤家の根絶やしである。

『すまんかった…』

今までの後藤家の罪を当主として土下座して謝罪する恵介。プライドを全て捨てて生き残りたい事を伝えていく。

そんな彼を見て高笑いする村人。その隙にましろが走り出す。村人達の背後には警察が迫っており…ましろの母親である有紀も現場に駆けつけていた。

『おあ…あの人を助けて』

言葉を発したましろ。
荒々しい現場の中で娘の声が戻った事に涙を隠せない有紀であった。そして恵介の元にすみれが駆け寄って帰ってきた彼に「おかえり」の一言。

『二人は帰ってきましたね…残るはあと一人』

ましろも父親である大悟を心配していく。

113話ネタバレ

母親である藍と再会して短い言葉で再会を微笑む恵介。そして今まで彼女を支えてきてくれた京介へ感謝する恵介。

『今までありがとう…あの人の側にいてくれて…そしてこれからも頼む』

警察と共に大悟のいる現場へ戻っていく恵介。そんな時である…後藤家の屋敷の方角から煙が上がっていく。

岩男を止めていた大悟だが…覚醒した彼の力は異常であった。顔面を地面に叩きつけられて為す術もない状態。窮地の中…岩男の頭部に一発の銃弾が撃ち込まれていく。

撃ったのは正宗であった。
完全に脳天を貫かれているが動く岩男。二発目の弾丸は岩男の顔面を捉えていく。飛び散る血肉。それでも岩男は止まらない。

『そんなに喰いてぇかよ…後藤岩男』

脳が死んでいようが細胞レベルの本能で動く岩男を見て恐怖を感じていく大悟であった。

114話ネタバレ

理性などなく本能で最後の悪あがきをする岩男。さすがに顔半分が吹き飛んでいるので力も弱っていた。最後は彼の首を締め付けて岩男を眠らせていく大悟。

正宗が喜ぶ。
これで因縁の決着が着いたと。大悟へ感謝していくがエゴばかり発する正宗の口を抑えて一言。

『黙ってろジジィ…殺すぞ』

大悟はここからが本当の正念場だと。報復に次ぐ報復を止めないと呪いの連鎖は終わらないと語っていく。

115話ネタバレ

後藤家の屋敷に供花村の村人達が火を放っていた。今まで受けてきた屈辱への報復である。

屋敷に残っているメンツで戦える人間は極少数。警官から奪った武器で村人と交戦しようとする後藤家だが…村側の戦力と数で圧倒されていく。

クズ発言連発の正宗を一発ぶん殴って後藤家の屋敷に向かっていく大悟。そして正宗が最後を迎えていく。ここの最後はちょっとよくわからないが息子である宗近が彼の息の根を止めにいった印象。喰ったような描写も描かれていく。

116話ネタバレ

恵介と刑事が洞窟へ到着。
凄惨な現場であった。肝心の大悟と宗近がおらず…。しかし、二人がどこに向かったのか恵介はわかりきっていたので伝えていく。

供花村の報復を止めようと後藤家の屋敷に向かう大悟。

一方、後藤家で生き残ったは英二といった子供だけであった。彼も始末しようとする村人。そこへ供花村の子供である大樹が現れる。英二を守ろうとする大樹。

未来の為に英二を始末する必要があると訴えるが子供達にとって大人の事情など関係ない。大樹は英二を庇っていく。

『よう見とけ…これも勉強の内や…勘弁してくれ』

大樹の言葉を無視して英二へ銃口を向けていく男。そこへ駆けつけて来た大悟。

117話ネタバレ

英二を撃とうとした男・タケを止める大悟。
タケは後藤家にされ続けてきた負の連鎖を叫んでいく。余所者の大悟に自分達の気持ちなどわかるはずがないと。

『なんもできるかよ…俺は只の駐在だぞ』

そう冷めた言葉で伝えると大悟はポケットから手錠を出してタケを逮捕していく。

次の世代を信じて子供達を巻き添えにするなと伝える大悟。大人が新しい火種を作っているんだと。

拘束されたタケに対して次は英二が落ちていた拳銃を拾ってタケを発泡しようとしていく。彼の家族を殺された恨みがタケに向かおうとしていく。

もし彼が発泡したら呪いの連鎖が断ち切られない…。タケを庇おうとする大悟。そんな時…友人である大樹が「やめて」と伝えて彼を抱きしめていく。

118話ネタバレ

場面はまだ恵介の幼い頃。
銀に供花村の歴史を教わっていく。もとは数世帯の小さな集落。流れ着いた賊が村を乗っ取り…公家と騙り出した事が明かされる。

それが今の村人達であると。
そこから時は過ぎて後藤家の源流が村を乗っ取り支配。この村は呪われた村である事を明かしていた。

歴史が繰り返されるようにこの村は多くの血を流して今に至っていると。銀は再び何者かによって村が乗っ取られる事になるので幼き恵介に村を勝利に導くように告げていく。

『終わらせないかんやろ…そんなもん』

場面は英二へ。
彼の放った銃弾はタケではなく空に発泡されていく。恵介や警察も駆けつけて後藤家と村人達の戦いに終止符が打たれていく。

『こいつらは呪いに勝ったぞ…ばあさん』

英二と大樹の新しい世代に今後の村の行く末を託していく。混乱する現場に乗じて大悟が再び姿を消していく。

恵介は彼がすぐにどこへ行ったのか分かっていた。

『帰る場所は一つ』

大悟が真っ先に向かった先は有紀とましろの元であった。

119話ネタバレ

警視正のいる作戦本部に被疑者が全員拘束済みであった事が明かされる。そんな作戦本部にいた人間達が前方より人影を発見。

場面は大悟へ。
有紀とましろに再会。生きて帰ってきた大悟に抱きついて思いの丈を全てぶつけていく。

すぐに今回の供花村で巻き起こった事件や背景はマスコミによって日本中に拡散されていく。村の呪いの歴史。警察に多数の死者が出たこと。一躍…世間の注目の的になっていく。

警察との現場検証を行う恵介と洋介。
洋介はこの先に人生に漠然とした不安を抱えており、その思いを恵介に語っていく。

『それでも考え続けて生きていくしかないやろ』

わずかに残っている後藤家の面々。それらを押さえてまとめあげていくのか自分達のこれからの役割なんだと覚悟を決める恵介であった。

そして恵介達のいる現場へ向かっていく大悟。

120話ネタバレ

最終回。
大悟にとってこの村での最後の仕事。村の中を自転車で走り抜けながら村人に挨拶をしていく。

一人のおばさんに声をかけられて挨拶。

『誰もアンタを恨んどりゃせん…駐在さんのおかげでこの村の癌は消えてくれた』

おばさんからこの村はどうだったのか尋ねられる恵介。場面は恵介達の現場へ。大悟も到着して言葉を交わしていく両者。

恵介は犯罪者として逮捕されていた。
そんな彼に釈放されたら堂々と子供を抱きしめてやれと告げていく大悟。少しだけ口元が緩む恵介であった。

村を滅茶苦茶にした大悟が許せない洋介。彼は大悟に反発すると同時に狩野が言い遺した言葉の真意を思い出せていく。

『この村の人間は人を喰っている』

洋介の中で人を喰っていたのは「あの人」だけだったのか疑問であった。何も事件など解決していないと叫ぶ洋介。

『逃げんと責任もてや…阿川ぁ』

大悟は逃げるつもりはないと語る。最後は大悟に話かけたおばさん。彼女の口から人の指が出てくる。

『この村はどうでしたか?』

読者にも語りかけるような見出し。そして大悟は謎めいた笑みを浮かべていく。

ガンニバル【13巻】感想

ガンニバル(13)

遂に終わりを迎えた食人村ミステリーサスペンス
最後に飴のように人の指を舐めているおばさんが薄気味悪すぎる(笑)

大悟にとっては終わってまた始まるといった印象の最後。残った謎というのは言葉や台詞で語られる事はなく…不気味な描写と共に余白を残していく形になる。

供花村と言うのは他種からの乗っ取り、乗っ取られの歴史が繰り返される呪いの村であった事が判明。そして有名な言葉でもあるが「歴史は繰り返される」これを真に受ければ今回は両成敗といった具合だがいずれ再び同じような事が起こっていくのだろうと推測。

最後に語りかけてくる「この村はどうでしたか?」これは読者にも尋ねてきている言葉だと思う。読んだ人々によって感想は様々だと思うがまさに因果応報。

圧倒的なスケールと淀んだ村のリアリティや雰囲気が作品から滲み出る作品。荒々しいタッチで描かれる絵もマッチしていて個人的に非常に楽しめた。本当に人の業は欲深く深淵である。

全13巻で完結する食人村を舞台にしたミステリーサスペンス。グロい部分もあるがダークサスペンスが好きな人にはイチ推しできる漫画であった!


ガンニバル

ガンニバル

原作・著者二宮正明
価格605円~(税込)

山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!

今すぐ試し読みする


※移動先の電子書籍ストアの「検索窓」に「漫画タイトル」を入力する事で作品を素早く絞り込んで表示させる事ができます。

↓↓以下でガンニバルのネタバレをまとめています↓↓
ガンニバル【ネタバレまとめ】最新巻から結末まで公開中!