機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ【2巻ネタバレ】連邦の手に落ちて身柄を軟禁状態は継続!?

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

閃光のハサウェイ』2巻である。大昔小説版(原作)を読んでいるんだけど、懐かしいシーンがいっぱい。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ【2巻】あらすじ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

ハサウェイは地球にいる。いまだに連邦の手に落ちていて、身柄を軟禁状態に置かれているのである。肝心のガンダムは、2巻になってもほとんど出てこないし、もちろん主人公は乗らないし、割とスロースタートぎみな展開であるといえる。

本来が映画にした尺の取り方だからそんなものかもしれないけど。

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ【2巻】ネタバレ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

「取り調べがまだ残っているので、ホテルに滞在していてください」と言って、キー(鍵ではなくカードキー」を渡されるハサウェイ。

「そいつはいいね。ずっとただで泊ってもいいの?」などとのんきなことを言っているが、もちろん芝居である。

ホテルというのは超絶豪華な高層ホテルだった。部屋にプールまである。しかし、屋上からも地上階からも遠く、脱出は困難である(監視を置かれているわけではないし、外出もできるのだが、それにしても彼はテロリストのグループのリーダーであるわけで、難しい状況に置かれていることに変わりはないのだった。

ちなみにギギも同じホテルというか、ハサウェイについてくる。

同じハイジャック事件に関わった乗客たちで何人かまだ同じホテルに残らされている人間がほかにもいるようだ。ギギは何を考えているのかよく分からない女なのだが、ハサウェイの部屋にまでついてくる。

ここに泊るし寝室も同じにすると言い出す。露骨であるような、裏がありそうな、なんというか微妙に不安になってくるような部分もあるのだが、ハサウェイはというとアバンチュールを楽しんでいるような状況でも気分でもないのであり、恋人気取りで「先にシャワー浴びてくるねー」とか言って部屋の中に一人ですっぽんぽんでいたギギに対してついに怒る。

「恋人同士でも夫婦でもなんでもないのにその態度はいい加減にしてくれ」みたいなことを。そうしたらギギはふくれた。ケネスと食事に行くという。ケネスはハサウェイにとっては敵なのであり、正体を見破られたりしたら大変なことになるわけなのだが、とにかくそうなのである。

さて、そんなこんなしている間に、ハサウェイの組織の仲間が接触を図ってくる。なんだかよく分からないが秘密の情報を組織に伝えなければならないとかで、情報の入ったチップを渡すハサウェイ。脱出の手引きをさせるのが目的ではなかったらしい。

そのあとハサウェイは地球で暮らす一般人が乗っているタクシーに乗って、なんということもない会話を交わす。マフティーや連邦政府について、である。

ただの世間話だが、タクシーの運転手は「マフティーとかいう連中は何を考えているのか」みたいなことを言うので、ハサウェイは(何しろ本人なので)軽く説明するのだが、一笑にふされる。地球人の一般人の現実と、ハサウェイの空疎な理想の間には遠い乖離というものがあるらしい。やれやれ。

で、その後、マフティーの他のメンバーがなんとホテルを襲撃してくる。ハサウェイを救出してくるわけではないしハサウェイが命じたわけでもない。そもそも人間が来るわけではなく、MS(モビルスーツ)でホテルをぶっ飛ばすのである。

ハサウェイは事前に事態を予測していたらしく、ギギを連れて逃げ出す。ギギはなんか戦争神経症かなんかを持っているらしくパニックに陥っている。また組織のメンバー(襲撃犯とは別らしい)と接触する。そんなこんなで、脱出もできないまま3巻に続く。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ【2巻】感想

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

ギギ、ほんとなんなんでしょうね。ファム・ファタル的ではあるんだけど、結局何を考えているのか何が目的なのか分からないまんまである。原作小説を全部読み返しでもすれば今なら新しい発見があるかもしれないが。


機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(1)

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

原作・著者さびしうろあき / 富野由悠季・矢立肇
価格704円 (税込)

宇宙世紀105年、秘密結社マフティーは腐敗した地球連邦政府に対して、粛清を宣言する。次々と政府高官を粛清していくマフティー、そのリーダーであるマフティー・ナビーユ・エリンは、かつてシャアの反乱で想い人クェスをその手に掛けた、ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアなのであった――。富野由悠季著「ベルトーチカ・チルドレン」の続編として執筆された「閃光のハサウェイ」を漫画版ベルトーチカに続いてさびしうろあきがコミカライズ。

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