貞操逆転世界、ひさびさの2巻である。
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漫画「貞操逆転世界」2巻あらすじ
1巻の最後に「もう一人の異世界転生者」らしき人が(TV越しに)出てきたわけだが、その人物のことは別に話題にはならない。
今巻も、相変わらず異世界に適応できていない市川のスリリングな日常が描かれるのだが、変化は最後に訪れる。今度こそ満を持して、「もう一人の異世界転生者(男)」が現れるのである。
漫画「貞操逆転世界」2巻ネタバレ
今巻は各話完結の趣が強いのだが、各話サブタイトルがないので羅列形式で紹介していこう。
一話目は温泉回である。なんか水道が断水しているとかいうありがちな理由で、近所の温泉に出かけていくことになる。市川ははじめただの女湯だと思っているので堂々としているが、この世界では女湯では女はこそこそしているのが普通であるらしい。怪訝がられる。
二話目は映画を見に行く話。なんか国家統一を果たし覇王となった男性が、子孫を残すためにハーレムを持つことになるのだが、当然(この世界のルールに従って)やたらと恥ずかしがり……という話。
三話目はテレビで陸上競技を見る話。なんでも高校のOB(男)が出ているからという話で観ることになるのだが、全裸の女性がスタジアムに乱入して大騒ぎになる。それを見物して大笑いしていたらなんだかそれで高校OBのことはどうでもよくなってしまった、という感じで話は終わる。
四話目は下着を買いに行く話。ブラの金具が見つからなくなったとかで、デパート(たぶん)に下着を買いに行く。だが、記憶にある女性下着売り場は(この世界は貞操が逆転していることを除いては市川が元いた世界とまったく同じ構造である)、ぜんぶ男性下着売り場になっていた。女性下着売り場コーナーももちろんないわけではないが、ワゴンがいくつか置いてあってそこに雑然と並べられているだけ。あんまりにもあんまりなので、金具買って元の下着を修理して済ませた。
五話目はなんか、昆虫の生態について話をするはなし。昆虫の生態それ自体はもとの世界と同じなのだが、この世界ではアリの女王が働きアリをはべらせる同人誌とかが定番であるらしい。働きアリはみんなメスなんだけど(作中でもそこは突っ込まれている)。
六話目は暑い日。学校の中で、男子もいるというのに、女子はみんな上半身下着姿で平然としている。そういう世界だからそれは仕方ないのだが、市川も暑い事は暑いので「郷に入れば郷に従え」とばかりに自分もやってみる。だがやっぱり無理なことはするべきではないもので、二度とこういうことはやめにしようと思うに至って終わった。
七話目、夏休み突入。釣りが趣味になった市川は友人たちを釣りに誘おうとするのだが、嫌がられる。虫に触りたくないとかいって。こういうあたりだけは乙女っぽさが残っているらしい。ちなみにこの世界では、カブト虫取りは少年を引っ掛けるためのナンパテクニックである、という話が展開されて終わり。
八話目。二人目の異世界転生者が現れる。瓜杉という男である。大人しそうな男なのだが……。この話ではまだ入院している。
九話目。瓜杉が身体を売ったりし始める。市川の友人がそれに引っかかる。止めるべきなのか何なのか、というところで次巻に続く。
漫画「貞操逆転世界」2巻の感想
一巻の感想でも同じ話をしたわけであるが、やっぱりこの世界の貞操観念というか、男女の価値観というか、これは「逆転」とは何か違う。ねじれている。
例えば下着売り場の話。現実世界の男性下着が女性下着ほど力を入れられていないというのはそりゃあ本当だろうが、それにしてもワゴン投げ売りしかないということは、ない。やっぱりなんか、変なのである。
この漫画、貞操が逆転している世界であるからしておっぱいとかたくさん描かれてるんだけど、そういう目で見る気にならない。そういう意味では、確かに「異世界」を描いた物語なのだと言えよう。
貞操逆転世界
なんだか最近世界がおかしい。市川桃奈が病院で目覚めるとそこは男女の貞操観念だけが逆転した世界だった。下ネタで盛り上がる女子高生、女性向け店舗ばかりの風俗街、トップレスの女芸人が出演する地上波にもっこりハイレグのイケメンがジョッキを掲げるビールの看板……。同タイトルで話題になった同人誌の作者、天原が原作を務めるもう一つの貞操逆転世界コミック!
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