チェンソーマン【3巻ネタバレ感想】主要人物がサクサクと居なくなるスリリングな漫画!

チェンソーマン(3巻)

チェンソーマン3巻である。

チェンソーマン【3巻あらすじ】

今巻はまず、前巻の続きで、「永遠の悪魔」によってホテルの8階にデンジたちが閉じ込められているところから。

散々すったもんだした挙句に、結局デンジは永遠の悪魔を撃破して脱出に成功するのだが、それについては後述する。

それから、「公安の新人歓迎の飲み会」(マキマも来る)というショートエピソードを挟んで、新章スタートである。新たな敵が現れ、公安一同が急襲を受ける。マキマも撃たれてしまう。

チェンソーマン(2巻)

チェンソーマン【3巻ネタバレ】

チェンソーマン(3巻)

ではいったん戻って、ホテル8階に今いるメンバーを一人ずつ紹介していく。まず主人公デンジ。その相棒、血の悪魔の魔人、パワー。デンジとパワーの直属上官にあたる早川アキ。早川のバディであり、二人の部下を連れている姫野。姫野の部下、引っ込み思案で自分に自信がない女の子コベニと熱血漢・荒井君。

2巻ラストで永遠の悪魔に「デンジを殺したらここから出してやる」と言われて、真っ先に動いたのはコベニであった。刃物を抜き、錯乱状態でデンジに斬りかかる。だがアキが止めた。

アキが使役している狐の悪魔はこの場所では召喚することはできなかった。姫野の「幽霊の悪魔」は呼べるというかついてきているから使役できるのだが、いくら攻撃しても通じない。永遠の悪魔本人が言うには、ここは自分の胃の中であり、弱点は存在しないから殺すことはできないのだという。攻撃を受けると派手に痛がりはするのだが。

アキはいざとなったら奥の手である「刀」を使う、と言い出すのだが、これは姫野に止められる。この刀についての話は伏線で、またのちの巻で出てくるのだが、この刀は極めて強力である代わりに使用者の寿命を激しく削るのである。

で、結局アキとデンジ本人以外全員がデンジを殺すということで意思統一してしまう。デンジは結局、妙手を思いつく。デンジは強力なチェンソーの能力を使うことができる。すぐ血が足りなくなって使用不能になるのだが、悪魔のものでもいいから血を飲めば力が回復する。

というわけで、戦闘モードになって永遠の悪魔に突っ込んでいったデンジ、「チェンソーを使う」「永遠の悪魔の血を飲む」の繰り返しで(自称)「永久機関」となり、チェンソーの悪魔があきらめて自発的に死を選ぶまで攻撃を続けたのだった。実に三日三晩。

さて、飲み会である。マキマと酒で勝負して酔い潰された姫野は、約束通りデンジにキスをするのだが、よりによってその状態でゲロを吐く。

それがトラウマになりかけたデンジであるが、マキマにそれについて相談したら、マキマが舐めていた飴玉を口にねじ込まれ、「ファースト間接キスはチュッパチャップスのコーラ味だね」とか言われ、改めてこの鬼畜女に惚れ直してしまう。

その後、アキのことを好きな姫野がマキマを好きなデンジに対し「お互い協力し合おう」みたいなことを言われる一幕を挟んで、襲撃である。

公安メンバーが一斉に、大勢の銃を持った敵に襲撃される。マキマも撃たれる(どう見ても致命傷である)。

デンジたち(パワー、アキ、姫野もいる)は銃を持ったのとは別の敵に襲われた。デンジがチェンソーを体から出すのと同じように、体から刀を飛び出させることができる謎の敵と、その仲間である。

激戦の中、姫野が死ぬ。撃たれた傷が深手だったということもあるのだが、アキが殺されそうだったのを守るために契約している幽霊の悪魔に自分の命を明け渡したのである。

そして刀野郎とデンジの対決が始まる、というところで4巻に続く、となる。

チェンソーマン【3巻の感想】

チェンソーマン(3巻)

姫野はいいキャラであった。なのに死んでしまった。今後うんざりするほど分かることになるが、この作品は本当に命が儚い。誰がいつ死んでも不思議ではない。

そういうあたりもまたスリリングでいいんだけど。


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