血の轍【12巻ネタバレ】第一章終焉…歪みまくる母と息子…審判の日に事件が起きる!?

血の轍(12巻)

漫画「血の轍」第12巻の見所や感想をお届けしていきます。

今回で第一章が終わりを告げていく。
本筋は静一の審判である。そして事態は意外な方向へ向かっていく。静一と同じくしげるを崖から突き落とした罪で捜査されていた静子。

彼女にも審判が下る想像とは違った方向へ。

さらに審判の日…静子の口からとんでも発言が飛び出して闇より深い場所へ誘われていく静一。もう彼の精神は滅茶苦茶である。とにかく歪みまくった世界観が色濃く描かれるので是非、作品を手にして読んでみて欲しい!

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血の轍

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血の轍(11)

血の轍【12巻】ネタバレ

血の轍(12巻)

99話ネタバレ

鑑別所での日常を過ごす静一。
調査官には宮下といった男性が担当へ付く。静一の話を聞いて彼を理解して事件に至った真意を調べる事が仕事だと伝えていく。

宮下は静一の母親である静子について色々と尋ねていく。

『お母さんのことを好き?』

母親の話はしないで欲しいとうつむいていく静一。しかし、そこに核心があると思っている宮下。向き合う事を伝えていく。

そして一冊のノートを手渡す。言葉にできない事があればノートに書き込んで欲しいと。

静一へ面会が訪れる。
父親であった。彼に謝罪する父親。しかし、決して自分は静一を見捨てないと伝えていく。

『あの…ママは知ってましたか?』

父親のことなど眼中にないといった様子の静一。静子について尋ねていく。弁護士が母親に伝えた事を伝える。静子は何も言わずに泣いていた事を静一に告げていく。

その夜…静一は消灯してから突然、ノートに自分の感情を書き殴っていく。消灯時間なのにテーブルへ向かう静一に職員が注意をしていく。

100話ネタバレ

夢の中で静子が出てくる。彼女は静一に伝える。

『ひとごろしちゃん』

冷や汗をかいて起きる静一。その後、調査官の宮下と面会。ノートに描かれた悍ましい母親の絵や言葉を見て静一にとって母親の存在が大き過ぎる事を伝えていく。

『大きいどころじゃない…君のすべてなんだね』

静一を分析していく宮下。
彼は母親に精神を殺されいると。しげるを突き落とした理由も分析して静一に説明。パッとしない静一であった。

そして食い違いを見せていく静一と宮下。

『ママからママを奪ってたのは僕だ…だから僕は僕を殺したのに』

自分自身が一体なんなのかわからなくなっていく静一。

その後、地検の検事である聴取へ訪れる。彼らは母親が起こした事件を捜査していた。そして彼女の精神鑑定が終わって責任能力に問題はなかった事が静一に伝えられる。

しかし、発言が変わってしまったと頭を悩ませていく。

『言うことが変わっちゃってね…本当はやってないって』

供述が肯定から否定に変わってしまったと。検事は改めて当時の状況を知る為に静一へ聴取しにやってきていた。

101話ネタバレ

検事から静子がしげるを突き落とした場面をハッキリと見たのか問われる静一。

当時の心境を明かしていく静一。

『あのとき心の中で思ってたんかも…いや…思ってたんです…ママ!突き落とせって!』

そんな思いがあったから自分が見たのは錯覚だったのかも知れないと言い出す静一。検事の話を聞いていく中で深い闇に入り込んでいく静一。

『もしママがやってないなら…僕の今まではなんなん?』

席を立って精神が崩壊していく静一。

気がつくと独房。
さらに意識化の中でしげるが現れて自分は何の為に死んだのか静一に問いかけていく。

暗闇の中に見えると一筋の光と蝶々。光から静子の顔が浮かび上がっていく。

102話ネタバレ

少し時間経過。
面会にやってきた父親。変わり果てた静一を見て驚く。彼はげっそりと痩せこけていた。

さらに精神も崩壊しているような静一。そんな彼にいい知らせがあると切り出していく。

『ママがな…ママがな…帰ってきたんさ』

静子は不起訴で釈放されていた。
喜ぶ父親と弁護士だったが心境は複雑だった静一。

父親は静子と会って彼女が静一の事を心配していたと告げる。

『どういう風に…なんて言って』

聞かれたままを答える父親。そして時期に静一の面会に来ると言っている事を伝える。

逆に静一は何故、今日は来なかったのか尋ねていく。静子は釈放されてマスコミに追いかけられて自由に動けない立場だと。

『ママが来る…ママが会いに来る…』

103話ネタバレ

職員に面会だと伝えられる静一。
母親との対面を期待していたが面会室にいたのは父親であった。

『ごめんな…今日もママは来られないみたいなんさ』

静子が来ない事…父親の言葉が嘘に聞こえて怒りの表情を見せていく静一。

その後も日数は経過するが静子が面会に訪れる事はなかった。

そして審判の日が近づいてくる。弁護士はその日には母親も来るはずだと彼を励ましていくが…。

『…来ない』

気を落とす静一。意識化の中で静子を探す静一。就寝時に彼は涙を流していた。そして審判の日である3月14日が訪れる。

104話ネタバレ

職員に連れられて裁判所へ向かう静一。
審判廷で待たされていると両親が訪れる。

『ママが来たぞ』

ようやく静子が来て隣に座っていく。目を見開き彼女を見る静一。肩まであった髪はショートカットになっており…肌艶も良い感じであった。

『ママ…静一に何か言ってやれば』

彼女は何も言わず正面を向いて笑顔になっていくだけであった。そして審判が開始されていく。

105話ネタバレ

裁判官が静一に名前など尋ねていく。
緊張しているのか…言葉が上手く出てこずどもってしまう静一。

事件の概要が説明されて事実に間違いはないか尋ねられる静一。

『はい…間違いありません』

裁判官から鑑別所では何を考えていたのか尋ねられる。

『まっママのことです』

しげるについて尋ねられると彼の死は無駄なものだったと発言。裁判官の琴線に触れていく。その後、両親に静一を見ていてどう思うか尋ねていく。

父親は彼を心配していると。色々思い詰めているんだと。そして静子が切り出していく。

『わたし…私はやめます…やめます母親を』

106話ネタバレ

裁判官も静子の言っている意味がわからないと真意を尋ねていく。

静子は自分が子供を作るべきではなかったと発言。裁判の主旨とはまったく関係のない話をする静子。裁判官も黙るように指示する。

しかし、止まらない静子の発言。

彼女は子供を産めば自分が救われると思っていたがそうではなかったと。

『産んだ後もずっと思ってたん…本当は産まない方が良かったんかなって』

静一を捨てる事を気持ちの良い表情で言葉にしていく静子。

『捨てていいですよね?ひとをころした子供だもん』

晴れやかな表情になっていく静子。
さらに静一へひとごろしになってくれてありがとうと伝えていく。

過ぎた発言に職員も動く。彼女を退廷させようと。喜んで応じる静子。

『ばいばい』

静子が静一にかけた言葉。立ち去ろうとする彼女を見て殺意が芽生えていく静一。背後から飛びかかって服の袖を掴んで彼女を床に叩きつけていく。

107話ネタバレ

静子へ馬乗りになる静一。
彼の腕は静子の首に向かっていく。首を絞めつけようとすると…。

『あっそう』

乾ききった言葉と表情を見て呆然とする静一であった。

108話ネタバレ

静子の喉元を絞めつけようとする静一。寸前で職員に制止されて拘束。

『もう帰っていいですかぁ?』

平然とした表情で職員に尋ねる静子。別の部屋に連れて行かれる静一は最後まで静子から視線を逸らさなかった。

別の部屋で落ち着かせられる静一。諦めたのか…吹っ切れたのか…。

彼の表情からは曇りが消えていく。そして素直に職員達の言葉を聞き入れて、受け答えしていく。

法廷に戻った静一。
彼の目には周囲の人間の顔が歪んで見えていた。父親でさえも…。最後に言いたい事はあるか尋ねられる静一。

『ありません』

裁判官が処分を言い渡していく。静一は教護院へ送致される事が決定していく。素直に受け入れる静一。

ここで第12巻は終了。

血の轍【12巻】感想

血の轍(12巻)

もう歪み過ぎてて何を言っていいのかわからない状態である。最終的に静子へすがる道筋が見えていた静一だったが彼女から完全に見捨てられる始末へ。

暴走する静一の表情とか怖すぎてトラウマレベルである(笑)

そして次巻から新章突入である。
年月もかなり経過した状態からスタートするらしい。静一は静子への復讐を成し遂げるのか…それとも再び彼女へ寄り添うのか…。この漫画からは目が本当に離せない。

ちなみに押見修造先生の描く新作漫画である「おかえりアリス」の方もこの上ないレベルで面白いので絶対にチェックするべき漫画である。男の子と女の子な男の子との禁断恋模様が描かれていく。


血の轍

血の轍

原作・著者押見修造
価格660円

「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

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