血の轍【11巻ネタバレ】完全に精神がぶっ壊れていく静一…取り返しのつかない事態へ!?

血の轍(11)

漫画「血の轍」第11巻の見所や感想をお届けしていきます。もう内からくる怖さがヤバいの一言。言葉では言い表せない内面をえぐってくる恐怖はさすが押見修造先生といった印象です。

今回の見所は意識化での静子視点の静一など今までにない環境が描かれていきます。

同時に精神が完全に壊れていく静一に恐怖を感じる場面も…。怖いけどフリックする手が止まらない…そんな漫画です!

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血の轍

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血の轍(10)

血の轍【11巻】ネタバレ

血の轍(11)

89話ネタバレ

静子の幻影と対峙して意識化の中で本性を暴かれていくような静一。

『見な…なにその自分の姿は?』

幻影の静子いわく、静一は良い子ちゃんの振りして全てを私の責任にしようとしていると告げていく。

『誰も愛してないのはおまえだがね』

本当のママを見せてやると伝えて皮を剥いでいく静子。すると静一の意識は静子の中へ。場所はしげちゃんを突き落とした崖の手前であった。

静一はすぐに察する。
今の自分はママの視点で「あのとき」を見ているんだと…。

草むらを抜けて崖に出てきた静子。視線の先には静一が立っていた。

90話ネタバレ

静子から見た静一の表情が描かれていく。悍ましい表情の静一。そして静子の中に入って感じるママの感情。静子は静一に怯えていた。

静一から放たれる静子への負の感情。

静子から見た静一はまさに恐怖であった。そして、しげちゃんが崖に落ちそうになった場面へ。彼が落ちないように支えた静子。しかし、背後から静一の圧力がかかっていく。

『みんな死ね…何もかも…みんなみんな…やれよママ…落とせ』

静子は自分の意志ではなく静一の無言の圧力によってしげちゃんを崖から突き落としていた。

91話ネタバレ

そして静子の中から意識が抜けて具現化する静一。

『そっか…そう…だいね…僕がママに…落とさせたんだいね』

状況は時が止まっている状態。
静一は静子に近づく。そして自分が静子を縛り、苦しめていたのかと静止している静子に尋ねていく。

『ママ…ごめんね』

静子に口づけする静一。その直後に泣き崩れていく。自分はどうすればいいのか…もう消えてなくなりたいと考える静一。

すると背後に幼い時の静一が現れる。
過去、静子に突き落とされた時にちゃんと死ななかったのいけないと伝えていく幼い静一。

『ぼくをちゃんところして』

92話ネタバレ

静一は立ち上がり、子供の自分を持ち上げて彼の言葉を尊重しようとする。

『僕が自分でおまえをちゃんところそう』

幼い自分が歪み、さらに空間も歪んでいく。そして涙を流して幼い静一を崖から落としていく。

場面は現実世界に戻る。
静一が突き飛ばしたのはしげちゃんであった。

『ありがとう』

静一にそう伝えて崖から落ちていくしげちゃん。

93話ネタバレ

落ちていくしげちゃんを見届けて振り返って山を降りていく静一。

そして朝。
目覚めて時計を見る。午前10時であった。起き上がってカーテンを開ける。

『なぁんだ…ぜんぶ…夢だったんか』

無造作に置かれていたアウターを見遣ると水滴がたくさん付いていた。さらにインターホンの音が家に鳴り響いていく。

94話ネタバレ

静一の自宅を尋ねてきたのは刑事であった。

『おはよう静一君…今一人?お父さんは?』

父はいなかった。そして水に濡れている長靴を横目で見遣る刑事。上がって少し聞きたい事があると伝えていく。

刑事はしげるがいなくなった事を伝える。明らかに静一を怪しんでいる様子の刑事。しかし、刑事の質問にわからないと答える静一。

『これは?ジャケットも濡れているけど…これだけ濡れてるんなら長い時間外にいたんかな?』

静一の中で昨夜の出来事は全て夢だと思っている。昨夜、夢の中で外に出ていった事を明かす静一。

『それは夢じゃない…』

刑事が現実である事を教えていく。現場にも二人分の足跡があったと。夢ではなかった事を知って顔がニヤける静一。

『僕は本当に…おかしくなっちゃったんだな…』

昨夜の出来事を刑事に伝えていく静一。山の高台の神社の裏でしげちゃんを崖から突き落としたことを明かしていく。

うつむく刑事。

『一緒に現場へ来てくれるね』

95話ネタバレ

静一を乗せて現場へ。
崖を見て突き落とした場所を教えていく。現場からは静一の帽子も見つかっていた。

まったく悪びれた様子も見せずに淡々と刑事の質問に素直に答えていく静一。

『発見しました!』

雪に埋もれていたしげるが発見される。それを幼き時にみた猫のように見えた静一。

『ああ…ねこさんだ』

刑事に囲まれて連行されていく事になる静一であった。

96話ネタバレ

担当刑事の事情聴取が開始されていく。昨夜のしげちゃんが自宅に来た時からの出来事を詳細に明かしていく。同時に彼が少し壊れている事を察する刑事。

部下に呼ばれた刑事。
戻ってきて静一に伝えていく。

『病院で確認された…しげる君は亡くなった』

穏やかな表情でしげるがちゃんと死ねて良かったと語る静一。それを聞いていた刑事は真意を尋ねていく。

『お母さんの代わりに静一君がやり遂げたってこと?』」

静一は伝える。
ママはもう関係ないと。彼女は自分の中からもう居なくなっていると。

完全に人間として壊れている言葉を放つ静一を悲しそうな表情で見る刑事。

聴取も終わって軽食を食べて寝る静一。彼の周りには無数の蝶が舞う演出。その中の一匹が口から静一の体内に入っていく。

97話ネタバレ

起きて朝食を食べて静一は裁判所へ向かう。
既に彼の起こした事件はマスコミが嗅ぎつけており、多くの人間が静一を撮ろうとカメラを向けていた。

厳重に保護されて裁判所へ辿り着く静一。

様々な手続きをして彼はここから少年鑑別所に身柄を送られる事へ。鑑別書で身体検査。そして独房へ案内されていく。

生活の注意点など説明されて静一の新たなスタートが開始されてようとしていく。

98話ネタバレ

静一に面会が訪れる。
弁護士の江角といった女性であった。父親が依頼をしていたのだ。

江角から父親と面会するか尋ねられる。どちらでも良かった静一。

『それとお母さんに伝えたことはある?』

それも特になかったが面会を立ち去る前に江角に尋ねる静一。

『このことを…僕がしたことを…知ってるんかな…ママは…』

わからないから確認だけはしておくと伝える江角であった。6時になる内省の時間であった。目を瞑って反省する時間である。

『あんなこと聞かなきゃよかった…ママが知ってるかどうかなんて…そんなのもういいのに』

そんな中で静一の心の中で一匹の蝶が舞う。行き着いた先には静子の姿。

『静ちゃん…知りたいん?』

びくんと身体が反応する静一。彼の中でまだ静子の存在が残っていた…。ここで第11巻は終了。

血の轍【11巻】感想

血の轍(11)

完全に壊れてしまった静一。
彼が見た静子視点の自分自身は本当に正しいのだろうか。

そして自分の中で死んだはずの静子の存在が内省と共に再び蘇る事へ。己と向き合う静一。静子は何を語るのか…。

第1巻から読んでいますが…まさか静一がこんな惨事を引き起こすことになるとは…。

壊れていく静一や静子が怖すぎて夢に出てきそう…本当にホラー漫画より怖いサスペンス漫画に仕上がっています。途中から見ても意味がわからないと思うので興味を持った人は是非、1巻から追いかけてみてください!


血の轍

血の轍

原作・著者押見修造
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「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

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