漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」5巻ネタバレ感想!シリアスからコメディ路線へ回帰!

残念女幹部ブラックジェネラルさん(5)

ブラックジェネラルさん5巻。4巻はシリアス巻であったが、5巻では(いろいろと影響を残しながらも)コメディ路線に回帰している。

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漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」5巻あらすじ

大きな事件が解決した直後(本当に直後で、悪人はまだ床で伸びており、ブラックジェネラルさんは色々あったのでどん底に落ち込んでいる)から話は始まる。

悪人に操られて大騒ぎを起こした元凶である秘書サンもブラジェネさんとは別の方向に落ち込んでおり、組織を抜けるとか言い出して周りを困らせるが、結局ボスの鶴の一声で組織に戻ってくる事になるのだった。そしてなんか、二人はいい雰囲気を醸し出すようになった。

いっぽうブレイブマンも全然別の方向に悩んでいる。

仮にもヒーローの組織が悪党に乗っ取られかけていたという事態なのである。誰かが後始末をしなければならない。ちなみにブレイブマンはブラジェネさんよりはマシとはいえ所詮脳筋男なのでそんなことが務まるタイプではない。そこで、ブレイブマンの上司のシリアスグラスというヒーローが担ぎ出され、臨時会長代理として責任者に担ぎ上げられることになるのだが、彼も別にそんなにそんなことに向いているタイプではないので胃潰瘍を起こしかけて病院に担ぎ込まれるのだった。

漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」5巻ネタバレ

残念女幹部ブラックジェネラルさん(5)

ヒーロー協会の話はまだ続く。新キャラ、連盟ナンバーワンヒーローのマザー・ジャスティスという女性が出てくる。子持ちなのでもういい年のはずだが、ばいんばいんのいわゆる美魔女である。事件解決のためには何ら貢献していないわけだが、偉い人ではあるらしく、一連の騒動の影響でまだへこんでいるヒーロー連中(含むシリアスグラス)をどやしつけるだけどやしつけて去って行った。

ちなみにジャスティスの息子はリヒトという。こいつがまた反抗期の困った少年なのだが、いちおうヒーロー見習いであり、そして今巻から登場してまたぞろひと騒動を繰り広げることになる。

秘密結社RX団の方も、ちょこちょこと細かい(ほんとうに細かく、どうでもよい感じの)事件を繰り返しつつ、その中で「Xちゃん」という新怪人を科学者サンが造り出す。造り出すのだが、いろいろ失敗があって、Xちゃんは頭が空っぽ(頭が悪いとかそういう次元ではなく、言葉すら操れないレベルの、まったくの無)であるにも関わらず、触手を操るかなり危険なクリーチャーとして出来上がってしまった。

このXちゃんが頭空っぽのまま脱走(というか徘徊というか)し、偶然に出会ったのが例のリヒト君である。リヒト君は見た目だけはかわいらしい外見をしているXちゃんに一目惚れしてしまい、Xちゃんを連れ戻しにきたRX団の面々とひと騒動起こすことになる。

そして「自分は愛のためにヴィランに転向する」などと言い出したリヒト君に、ヒーローたちもRX団も辟易とさせられることになるのであった。

ちなみにRX団の中では、ブラックジェネラルさんはリヒト君を迎え入れることに賛成している。自分とブレイブマンの関係になぞらえて思うところがあるらしい。だがボスは大反対である。「うちでは面倒見れないからもとの場所に帰してらっしゃい」とか言い出す。

結局、大騒ぎになった挙句、母であるマザー・ジャスティスがリヒト君を叩きのめして連れて帰って一件落着、となるのであった。

漫画「残念女幹部ブラックジェネラルさん」5巻の感想

残念女幹部ブラックジェネラルさん(5)

巻末に書いてあるのだが、作者曰く近頃ネタ切れに悩まされているそうである。

何がネタ切れって、問題はブレイブマンとブラックジェネラルさんの関係であろう。最初の方で「ストーカーとそれに困っている人」で固まって以来、シリアス編で共闘するというテコ入れを挟んですら何も変わらない。まあ、新キャラ攻勢もそれなりに面白くはあるのだけど。


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