アンナ・コムネナ【1巻ネタバレ】実在人物の少女時代を描く四コマ歴史漫画!

アンナ・コムネナ

ネットで連載してるWEB四コマ漫画なのだが、「実在の人物を扱った歴史もの」である。既刊はまだ1巻のみ。

アンナ・コムネナ【1巻】あらすじ

アンナ・コムネナ

Wikipediaで調べたのだが、このアンナ・コムネナという人物、七十歳以上まで生きていて、彼女の人生の転機と言うべき大きなイベントがあるのも三十歳を過ぎてからである。

だが、本書の解説文を見ると「アンナ・コムネナの少女時代を描く!」とのことだ。七十年の人生を大真面目に四コマで追うと大河作品になってしまうが、少女時代だけ描いて完結になるのだろうか。そのへんはよくわからない。

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アンナ・コムネナ

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アンナ・コムネナ【1巻】ネタバレ

アンナ・コムネナ

さて、アンナ・コムネナはいわゆるビザンツ帝国(アンナ自身はローマ帝国と呼んでいる)の皇女である。皇女であるので、帝国首都コンスタンティノープルで暮らしている。最初のエピソードは1095年、アンナ11歳、皇帝になるはずだった自分の婚約者が謎の急死を遂げたところから。

2話目で登場するのが、アンナの弟ヨハネス。いわゆる嫡男であり、アンナの婿が死んだこともあって皇位継承権第一位。というか、史実が分かってるから書いてしまうが次の皇帝ヨハネス2世コムネノスそのひとである。即位はまだだいぶ先の事だけど。なお、アンナとはかなり仲が悪く、お互いが帝位を狙って対立している状況。

つまり、アンナ・コムネナは女の身でありながら、自分が皇帝になるとか、夫を皇帝に据えて皇后になるとか、そういう野望をギラギラ輝かせているタイプなのである。なお、いちおうこの国では女性が皇帝になった歴史はある。アンナの誕生より前に、4人の女帝が存在していたのである。

翌1096年、アンナは12歳で、16歳の貴族の若者ニケフォロス・ブリュエンニオスと結婚する。アンナは夫に皇帝になってほしいのだが、ニケ君にはそんな気はまったくない。アンナはがっかりする。がっかりするが、ニケ君は割と善良な夫であり、二人は幸福な関係を築く。

ちなみに、アンナには野望とはまた別に趣味もある。文章を書くことである。史実のアンナ・コムネナがのちに歴史家として知られる人物なのだから当たり前の話ではあるのだが、女が文筆をすることはこの社会ではあまり好意的には受け取られず、アンナはインクやペンを入手するのにも苦労している有様であった。

さて、1096年とはどういう時代であるかというと、ビザンツ帝国はまだそこそこの勢力を保ってはいるがイスラム教国の進出に苦しんでおり、そしてヨーロッパでは第一回十字軍遠征が始まる年である。

十字軍は聖地奪還を掲げてアナトリア半島に攻め込むための軍勢であるが、基本的に野蛮人の群れなので、ソッコーでビザンツ帝国との間で小競り合いになったりする。それに出陣することになったのがアンナの夫ニケ君であるわけだが、この頃になるとすっかりラブラブで、ニケ君が無事に帰ってきたのに対しアンナが飛びついて抱きついたりしている。
そのほか、夫婦関係が徐々に進展していく(といっても、アンナが若年なので、史実はどうだか知らんがこの漫画の中では二人の間に肉体関係はない)以外にもいろんなことが起こるのだが、全部は拾っていけそうもない。ただ、割と生々しく、大人たちはいろんな陰謀を巡らせたりそれに失敗したりなんだリしている。アンナ自身はまだ子供なのでたいしたことはできない。歯ぎしりである。

他に伏線として重要そうなのは、アクスークという少年の登場。トルコ人の戦争捕虜だが、年まわりが近いので皇太子の遊び相手に選ばれた。アンナとも少しずつ親しくなっていく。なんだか分からないが、重要な歴史上の人物であるらしい。

とまあ、1巻はだいたいこんなところ。

アンナ・コムネナ【1巻】感想

アンナ・コムネナ

よくこんな話をWEBの四コマでやるなあ、と思うくらいどっしりとした芯のある歴史漫画である。割と時間が流れるのは早いが、どこまで続くのだろうか。気長に付き合ってみようと思う。


アンナ・コムネナ

アンナ・コムネナ

原作・著者桜サク
価格165円(税込)

「私が皇帝になって世界を平和にする!」西洋中世唯一の女性歴史家、ビザンツ皇女アンナ・コムネナの少女時代を鮮やかに描く!

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