バイオレンスアクション【5巻ネタバレ感想】1年半振りの新刊!暴れまわるヒットガール!

バイオレンスアクション(5巻)

バイオレンスアクション、かなーり久々の御紹介となる5巻である。実は4巻が出た後諸事情があって連載休止になっていたのだが、無事復活して5巻が出たというわけだ。

バイオレンスアクション(4)

バイオレンスアクション 5巻あらすじ

4巻から続いているロングエピソード(といっても、今巻掲載分はそんなに長くない。巻をまたぎはしたものの、さっくり終わる)と、ケイが主役の幕間劇的な軽い短編が2本、そしてだりあが主役の比較的シリアスな短編が1本収録されている。

ちなみにこの作品には目次というものがないので、エピソード名というのもない。だが紹介するのに不便なので、便宜的に筆者が名前を付けた。ではネタバレに進もう。

バイオレンスアクション 5巻ネタバレ

バイオレンスアクション(5巻)

猟師編 エピローグ

みちたかくん大暴れである。敵は猟犬を放ってくるのだが、プロテクタを付けた巌谷を囮にし、猟犬が巌谷に喰らいついたところでテープでぐるぐる巻きにして拘束。そして本来、猟犬がふたりを追いたてていくはずだった場所に巌谷をそのまま向かわせ、再度囮にして、敵が油断したところをみちたかくんが肉薄し、肉弾戦を挑む。

みちたかくんは素手でも圧倒的に強いので、敵ふたりを蹂躙して終わるのだが、ここでの演出がまたふるっている。右手を「よしたか」、左手を「きよたか」と呼んで、その両拳で敵にラッシュを喰らわせるのである。

一方、ケイ。パチンコからどんぐりを放って敵のボスであるスナイパーの銃撃を阻害し、さらにパチンコで飛ばしたダイナマイトを空中爆発させる。それに敵がひるんだ隙にこちらも肉薄、肉弾戦ではケイもやっぱり圧倒的に強いので、スナイパーをノックアウトして、戦いは終わる。その後のエピソードは簡単なものだが、警官と若者が意気投合しているのを見て、ケイは「尊い」とかいって感動している。実は腐女子だったらしい。

マルチにはまるケイ

スポーツクラブに通っているケイであるが、なんかそこでマルチをやっているおばさんに引っかかって、洗脳されてしまう。変なペットボトル入りの水(中身はただの水道水らしいが)を高値で売り付けられるのである。

流石に子飼いの殺し屋がマルチにハマったまま放っておいてはまずいので、ケイの上司の女が登場し、マルチ女を華麗にやりこめ、たのはいいがケイはその後また別のマルチにはまってしまうのだった。

ボーイズラブにはまるケイ

ケイには一般人の友人がいる。たぶん学友だろう。その女に、変な映画を見せられたりなんだりして、ケイはボーイズラブにはまってしまう。時系列から言うと過去の話になるのだろうか。劇中劇としてBL映画が描かれたりするが、あとはどうというほどのこともない話である。

だりあと師匠の話

この話にはケイは出てこない。「だりあとやりたい 遠方なんだが出張を頼めるか」という依頼の電話がかかってくる。ボーイの人が「うちはそういう店だけど、そういう店では」と断ろうとするのだが、「いや、分かってる 殺し合いがやりたいってことだ」という。

ボーイの人はそれでも「なんて時代錯誤な客だ」と呆れ、だりあには「断ってもいいよ」と言うのだが、だりあは相手の名前を聞いて「行く」という。

なんでも、だりあがフカという男のところで殺しの訓練をさせられていたときの教官の一人だったらしいのだが、既に裏社会からは足を洗っていて、死に場所を求めていて、結局一騎打ちの末にだりあに殺されて、まあ満足して死んだらしい。それで終わりである。

バイオレンスアクション 5巻の感想

バイオレンスアクション(5巻)

4巻の紹介から1年半年以上ぶりでの5巻紹介となった。

まあなにはともあれ、連載再開してくれてよかった。本当によかった。それでは、6巻にもみちたかくんが出てくるかどうか気をもみつつ、筆を置くとしよう。


バイオレンスアクション(1)

バイオレンスアクション

原作・著者浅井蓮次 / 沢田新
価格660円(税込)

暴力団抗争の行き違いから、組に家族を殺された拷問専門の[医者]。[医者]は復讐を誓い、組潰しを「殺し屋派遣業」に依頼する。派遣されたのは[簿記専門学校生]の[女子]。彼女こそ指名NO.1の凄腕ヒットガール。名前は――[ケイ]。暴力と金と欲が渦巻く裏社会に咲く最強ゆるふわ殺し屋ガール・ケイ。とにかくヤバい!! 会いたい殺し屋NO.1!!THE バイオレンスアクション!!!

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