5巻ラストでトビオが学校の屋上から飛び降りる。もちろん、この漫画が続いているのだから主人公であるトビオは無事だ。しかし、ガラッとトビオは性格というか生き方を変えようとする。6巻はトビオを中心とした日常系場面が多い。
幸せを感じても吐き気がなくなるトビオ。
でも、6巻ラストではやっぱり酷な出来事が起こる。これによって罪の意識が薄らいでいたトビオは再び罪から逃れることはできなくなる。6巻はちょっと幸せそうなトビオの描写が満載といったシーンが多い。
目次
漫画「僕たちがやりました」6巻のネタバレ
第48話:愛って
パイセンが自分の生みの親を尋ねる話。
パイセンの親父は5巻で暴露されるが風俗業界の首領だ。弁護士から得体の知れない親父の居場所ヒントだけを聞いて高級風俗店を尋ねる。客引きの従業員に頭を下げていると後ろから肩を叩かれるパイセン。まさか親父……なんて思うが実はマルだった。
で、マルと一緒に風俗を体験することに。
第49話:生きたら
病院でトビオ、市橋が出会う話。
学校の屋上から飛び降りたトビオは右足が骨折しただけであった。飛び降りている最中、死んだらそれで罪を償う。生きたら新しい自分をスタートさせると決めていたトビオ。生き抜いたトビオは入院。同じ病院でくリバビリ中の市橋と出会う。
今までのトビオとは違い、市橋とも対等に喋る。しかもちょっと上から目線なのが笑える。ここから少し吹っ切れた感じのトビオが生まれる。
第50話:お遍路さん
伊佐美が矢波高爆破事件の被害者宅へ訪問してお線香をあげる話。
罪の償いでもあるが、垣根にあるのは自分の息子を復活させるためといった不純な動機だ。伊佐美はクズである。そしてとんでもない役者である。漫画を見てもらえばわかる(笑)
第51話:一人じゃない
パイセンが弱音を見せたり、マルが何者かに襲われる話。
この話はマルの腹黒さが全面に押し出されている。まさに外道。そんなマルが夜道で何者かに襲われる。ハンマーで頭を強打されてナイフで切り刻まれるのだ。
第52話:トントン
トビオと市橋の話。
二人は同じ病院に入院しているのでいつの間にか仲良くなっていた。トビオを殺ろうと思っていた市橋もそんな気はなくなっている。というか、吹っ切れて何事にも胸を張るようになったトビオを認め始めていた。で、トビオは病院の屋上で過去の辛かった経験を思い出し、そこそこの人生ではなく「幸せ」になってトントンだろと思い始める。
第53話:なんか落ち着く
トビオと蓮子のラブストーリー話だ。
トビオは病院の看護婦といい感じになっていた。自宅まで送り届けてもらい蓮子と遭遇。二人で道路に座り込んで喋る。トビオは蓮子といると「落ち着く」といった気持ちになり、不意にキスをする形となる。
第54話:本当
53話の続き。
遂にトビオと蓮子が絡み合う。
第55話:SHIBUYA
トビオと蓮子が渋谷でデートする話。
普通の高校生カップルのように手をつなぎ、映画をみて、渋谷を散歩する。終始、二人のイチャラブを見せつけられる回になっている。
第56話:コングラッチネイション
トビオが市橋に蓮子と付き合っていることを報告する話。
実は市橋は蓮子のことが好き。トビオもそれを知っている。そして以前に協力するとまで言っていたトビオ。リハビリ中の市橋に応援動画を送り、元気づけてから蓮子と恋人関係になったことを伝える。
市橋も受け入れてトビオに「おめでとう」と伝える。少しいい話である。
第57話:友達になれてよかった
56話の続き。
病院を出ると市橋から動画送られてくる。市橋からトビオへのメッセージ動画だ。トビオと友達になれて良かった。蓮子のことを幸せにしろよ…と言い残す。そしてトビオの後方から「バン」といった物音が。そう、市橋が飛び降りしたのだ。6巻はこれにて終了。
漫画「僕たちがやりました」6巻の感想
1巻〜5巻までもの凄い勢いで物語が進んできた漫画。なので6巻は休憩として良い感じに仕上がっている。友情や恋愛描写が多くトビオと蓮子のイチャラブ描写も満載。この巻に関してはラブコメのような感じだ。
ただ、最後にやはり今後の展開を加速させるような出来事を起こしてくれる。
この市橋の飛び降りは次巻でトビオが「自由」になるための火をつけることになる。6巻を総まとめすると各人物の幸せの在り方を模索するような感じなのかな。
僕たちがやりました
金城宗幸(神さまの言うとおり)×荒木光(ヤンキー塾へ行く)が織りなす、「今日」に満足してる若人たちの「そこそこ」を目指す青春譚。だが、このタッグが、それだけで終わるハズがない!! 因果応報、驚天動地、賛否両論の第1巻!!!!!
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