山場の序章へ「僕たちがやりました」漫画7巻の内容やネタバレ感想

僕たちがやりました(7)

第7巻は物語の山場へ向かうための序章といった感じだ。各人物のサイドストーリーがあり、7巻で初めて4人の意見が一致するシーンがある。4人全員が人間として一皮むける巻でもある。彼ら4人が選ぶ自由への道。この先の方向性が決まる注目の第7巻!

僕たちやりました(6)

漫画「僕たちがやりました」7巻のネタバレ

第58話:自由不自由

病院から飛び降りた市橋は即死。事情聴取でトビオは再び飯室と出会うことになる。

少し罪の意識から逃れ幸せ絶頂期にいたトビオだったが飯室の言葉で再び後悔のどん底へ。最後、雨が降っており傘も片手にあるのにびしょ濡れになって帰ろうとするトビオの背中は犯した罪の重さが伝わってくる感じだ。

第59話:ちょっとコンビニまで

マルの復讐話。
第6巻にて夜道で襲われたマル。かなりの怪我をしている。そして犯人の検討もついていた。というか確定している。マルの背中には「KINOKO UNKO」といった傷が刻まれていた。そう、マルとケンカをしたUNKOが犯人なのだ。

マルは復讐心を高め、スタンガンと包丁をバックに忍ばせる。親には「ちょっとコンビニまで」といった自宅を後にする。

第60話:ありがとうございMARCH

59話の続き。
UNKOこと水前寺が塾帰りの夜道でマルに襲われる。UNKOとKINOKOの醜いケンカが始まるのだ。終盤はケンカしてわかる友情みたいな風潮になるが結局二人は仲違い。

マルはトビオ、伊佐美、パイセンと連絡を取ろうとするも誰もつながらない。路上で一人泣くマル。

第61話:なかに出りゅりゅぅぅ

伊佐美の息子が完全復活する話。

6巻のお遍路が完遂した伊佐美の息子は完全復活を遂げていた。伊佐美は今宵の自宅にいき飛びかかる。すぐに行為を始める。その後、梅宮辰夫クリソツの今宵の父親が登場。そして今宵から衝撃的事実を告げられる。

今宵のお腹には子供が宿っていた。(伊佐美の子)

第62話:クラウディア・トルネイド

61話の続き。
今宵の父親にクラウディア・トルネイドされる伊佐美。父親は子供を堕ろせと言うが今宵は産むと言い、親子の縁が切れる。冷静になる伊佐美も親になる覚悟はあるようだが今宵から金輪際、関わらないでと告げられる。

今宵は矢波高爆破事件の犯人がトビオ、マル、伊佐美、パイセンだと気づいていた。犯罪を犯した人間と結婚して子供に迷惑をかけたくないといった気持ちから今宵は一人で子供を育てる決心をする。

伊佐美は自分のことばかり考えていたことに後悔。

第63話:雨上がりの夜空に

トビオが自暴自棄気味になる話。

市橋の死。警察官の飯室に言われた言葉で失意のどん底にいたトビオ。生気のない顔で自宅前に戻ると蓮子がいた。蓮子に甘えながら市橋の死は自分が殺ったと蓮子に告げる。

第64話:いくべ

63話の続き。
蓮子に諭され頭を冷やすことに決めたトビオ。ノートに「やりたいこと」を書き出し、あみだくじで次の行動を決めることに。今までの出来事が走馬灯となって思い出されていく。

そして、あみだくじ。
トビオが起こす次の行動は「自首」であった。というかあみだくじのゴール全て「自首」で埋め尽くしたトビオ。覚悟は決まっているようだ。

第65話:はずれガチャ

パイセンが親父とのけじめをつける話。

トイレの従業員に扮して自分の親父を待ち伏せしていたパイセン。遂に父親に出会う。パイセンの父親はパイセンが敵う相手ではない。同時にパイセンの存在自体、知っていたが興味がまったくない様子。愛されてもいない…興味すら持たれていないパイセンはショックを受ける。

そして、パイセンの弟にあたる人物(玲夢)が登場してくる。

第66話:掌の上で生きる

65話の続き。
パイセンの義弟:玲夢(レイム)に殺されそうになる。土下座して命乞いするパイセン。かなり見てられないパイセンの姿。しかし、パイセンもある決意をする。それは自分の親父の掌の上で生きるのをやめること。

パイセンが覚醒する。

第67話:そして俺たちは

4人が一致団結して自由の道を選択する話。

無理して幸せを掴むことをやめたトビオ。いつも溜まり場であった屋上の倉庫へパイセン、マル、伊佐美を読んで相談事があるようだ。倉庫へ行くとそこにはマル、伊佐美が昔のようにいた。3人で昔のようにボードゲームで遊ぶ。遅れてパイセンが登場する。パイセンの口からトビオと同じ考えの言葉が発言される。

「自首する人?」

全員が挙手して7巻は終了。

漫画「僕たちがやりました」7巻の感想

4人の成長が一気に読み取れる巻になっていた。最後のシーンなんて鳥肌もの。そして第8巻で彼らが暴れだす。自分達の犯した罪を世間に大暴露していく形で…。

予算1億2千万。
4人は前代未聞で最高の自首を遂行しようとする。


僕たちがやりました(1)

僕たちがやりました

原作・著者金城宗幸 / 荒木光
価格660円(税込)

金城宗幸(神さまの言うとおり)×荒木光(ヤンキー塾へ行く)が織りなす、「今日」に満足してる若人たちの「そこそこ」を目指す青春譚。だが、このタッグが、それだけで終わるハズがない!! 因果応報、驚天動地、賛否両論の第1巻!!!!!

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