日常生活に戻れるのか!?「僕たちがやりました」漫画5巻の内容やネタバレ感想

僕たちがやりました(5)

パイセンが戻ってきた。5巻では1巻の時のような4人が一緒になってカラオケ、スポッチャで青春を謳歌するシーンが描写される。しかし、最後の一コマは「えっ!」といった感じの終わり方。

真犯人が名乗り出たカラクリも5巻で暴露される。
普通に暮らせるようになっても犯した罪の意識からは逃れられない。そんな主人公:トビオの心情が際立つ5巻にもなっている。この5巻で完結していたら「伝説の漫画」になっていた…なんて評価されるほど大絶賛の第5巻。

僕たちがやりました(4)

漫画「僕たちがやりました」5巻のネタバレ

第38話:◯秘大作戦

マルと伊佐美が合流する話。そして二人は有り金を全て無くしてしまう。

マルが伊佐美と合流するに理由がある。それはパイセンから貰った大金をネコババするためだ。あの手、この手で伊佐美の持っている金を盗もうとするマルはもう本当にクズ。もう最初の頃とキャラが変わりすぎ(笑)

第39話:逆転満塁ホームラン

38話の続きだ。
マルと伊佐美の金を盗んだのは観光客と思わせて二人に近づいたパツキン女性だった。そしてマルが口を滑らせて伊佐美のドリンクに下剤を仕込んでいたことがバレる。

この時のマルはエゴの塊。言い訳が酷い(笑)
マルと伊佐美はケンカをし始めるが偶然映ったテレビニュースの放送で一筋の光を見る二人。

第40話:終わらせよう

今宵とイチャラブばかりしていたトビオの元にパイセンが現れる話。

トビオは警察が来るのも時間の問題だと思っていた。それまで今宵と一緒にいようとしていた。そこへ現れたのがパイセンだったのだ。しかもパイセンの口からは自分達の悪ふざけは爆発と関係なかったとトビオに伝える。これでトビオは元の生活へ戻れると信じる。

今宵を置いてパイセンと一緒に出ていってしまうのだ。ちょっと可哀想な今宵。

第41話:笑おうや

バラバラになっていた4人が集合する話。

第42話:ULTRA SOUL

4人が集まり昔のようにカラオケで熱唱する。

ただ、パイセンが捕まっている最中にあった出来事には個々に思いがあるようだ。特にトビオはマルに300万円を取られている。謝る気すらないマルに少しご立腹。そこに伊佐美も加わり3人でカオス状態に…(笑)

そんな醜い争いをパイセンは金で解決してしまう。

第43話:暴露大会

スポッチャ(アミューズメントパーク)で一汗かいた後に暴露大会の流れになる。

各々が人に言えない暴露をしていくがパイセンの暴露でトビオ、マル、伊佐美は再び凍りつく。

実は爆破事件の真犯人…あれはパイセンの親父が仕込んだでっちあげの犯人だった。ホームレスを捕まえ、整形させて金と引き換えに自首をさせていたのだ。結局、爆破事件に真犯人などいなくトビオ達が原因の爆発に変わりない。

トビオ達は自分達が原因ではないと信じていた。計り知れないショックを受ける3人であった。

第44話:闇の中

真犯人が作り上げられる詳しい真相がパイセンの口から語れる。

同時にパイセンの親父の巨大さを知ることに。もう4人はやけくそ。事の真相を墓場まで持っていこうとするが4人の前に警察が現れる。

第45話:解散

4人の前に警察官:飯室が現れる。
事の真相も全て聞いていた。何より飯室は4人の会話以前に真相に辿り着いていた。そしてパイセンの親父の正体も教える。

飯室はトビオたちを逮捕しに来たわけではない。上からの圧力で捜査は打ち切りのようだ。ただ人の命を奪ったことを一生自覚させるため、殺人者といった呪縛によって苦しめさせるために現れたのだ。

その後、トビオ達は解散。
個々の胸の内は「もう逢うことはないだろう」といった感じだ。

第46話:幸せが

普通の日常に戻ったトビオの話。

蓮子と飯を食べ、自宅では家族と今まで通り食卓を囲む。しかし、トビオの脳裏には人を殺した罪悪感、呪縛のようなものが纏わりついていた。トビオは幸せを感じてしまうと吐き気がするようになっていた。

第47話:それが大人になるってこと

警察官:飯室に言われた一言が頭から離れないトビオ。自慰行為すらダメな状態。学校へ行くとマルや伊佐美は以前のように元気そうな感じ。しかし、3人は他人行儀なふりをして会話をしない。

授業が終わりクラブ活動の時間。
トビオは4人がいつも集まってバカ話をしていた屋上の倉庫部屋に来ていた。今は誰も集まらない。クラブ活動時間も終わり帰ろうとするトビオ。

ドアを開けて夕焼けを見る。
次の瞬間、トビオは夕焼けに向かい屋上から飛び降りる。

漫画「僕たちがやりました」5巻の感想

僕たちがやりました(5)

最終巻のような雰囲気のある5巻のラスト。でもこれで完結ではない。「僕たちがやりました」は全9巻で完結。この後もまだ続きはある。6巻でトビオが屋上から飛び降りた時の心境や怪我の度合いもはっきりとする。

この漫画でまともな判断や考えを持っているのはトビオだけ。
マル、伊佐美、パイセンに関しては壊れかけている。そして警察官:飯室が4人に向けて放つ言葉こそがこの漫画のテーマではないかと思う。

1巻〜5巻までハラハラ、ドキドキの連続。
6巻以降も勢いは衰えず最終巻に向けては「懺悔」もテーマに含まれてくる。許されることのない悪ふざけをした4人の新たな物語がスタートしていくのが6巻以降といった形になっている。


僕たちがやりました(1)

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原作・著者金城宗幸 / 荒木光
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