瓜を破る、第4巻。主人公の恋はいい感じに進展していく。
作品名 | 瓜を破る |
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作者 | 板倉梓 |
ジャンル | 女性漫画 |
出版社 | 芳文社 |
雑誌 | 週刊漫画TIMES / ラバココミックス |
巻数(単行本) | 9巻まで配信中 |
巻数(単話版) | 64巻まで配信中(コミックシーモアで先行配信中) |
価格 | 単行本:715円(税込) 単話版:110円(税込) |
無料情報 | 単行本1巻が無料(3月31日まで) 単話版19話まで無料(3月31日まで) |
瓜を破る【4巻】あらすじ
相変わらず主人公を中心に据えた群像劇的な構造なのだが、今回のメインキャラクターは三人。
まずは主人公のまい子、次にみゆきの話の続き、そして新たにスポットライトが当たる、やはりまい子と同じ会社の染井というOL(既婚・子持ち・セックスレス)である。
瓜を破る【4巻】ネタバレ
実際の構成としては三つの話が交錯するのだが、その流れをそのまま書くと理解を阻害するだろうからキャラ別で書くことにする。
まい子
えー、まずは鍵谷を部屋に上げたところの続きからである。濡れネズミなのでとりあえずシャワーを使ってもらい、身の上話が始まる。前巻の紹介でもちょっと触れたが、鍵谷は奨励会崩れなのである。説明すると長いが、要するにプロの将棋棋士を目指して、挫折した人間だということだ。で、身の上を一通り話し終わった鍵谷は、耐えきれなくなったのか泣き崩れる。で、それをまい子が慰めているうちにいい雰囲気になり、キスにもつれこむ。深いやつである。そのままベッドインか?という感じなのだが、とりあえずまい子はシャワーを浴びることにする。コンドームないけどどうしよう、とか風呂場でさんざんドキドキして戻ってみると、鍵谷は寝落ちしていた。ちょっとほっとするまい子であった。ヘタレめ。
まだ終わりではない。その後、正式に彼氏彼女ではないが、まあ事実上としては付き合っている感じになり、とりあえずデートの約束をする。映画である。ベタベタだ。で、頭ではぐるぐるといろいろ考えるのだが、とにかく顔を合わせると「好き!」っていう感じになる、それもお互いそんな感じ、という状態である。4巻はここまで。
みゆき
みゆきは散々探し回ったあげく、彼氏の真を発見することに成功する。奇跡というか、まあ言ってしまえばご都合主義であるが、まあそれはよしとしよう。二人でいろいろ話し合い、どうにか関係は再修復される。みゆきは(いつまでも会社休めないので)とりあえず先に日本に帰り、女友達に報告。多分みゆき編はおおむね終わりじゃないかな?といった感じのところで、こちらも幕を引く。
染井
さて、新しくスポットライトの当たるキャラクターである(多分前の巻から出ているだろうとは思うが、注目されるのは今巻から)。染井。同人誌を即売会で売るなどのオタク趣味を持つ女子であるが、結婚して子供もできて、趣味に没頭してばかりもいられなくなっている。育児は大変で、周囲に自分が負担をかけていることを悩んだりもする。子供は2歳くらいだが、生まれた後セックスレスになっている。いろいろ苦悩があるのである。今巻では解決らしい解決は示されないので、たぶん以後の巻に持ち越しになると思われる。といった感じだ。
瓜を破る【4巻】感想
何度もこの話をするようだが、板倉梓という作家は、一見ライトな絵柄の中に、毒を隠し持った作風が味である。紹介したことはないが、かなりきついバッドエンドに終わる作品なんかも過去には描いている。
タイトルからしてまい子が処女のまま悲劇的に終わってしまうということはさすがにないだろうとは思うが、鍵谷との関係が最終的にどうなるのかとか、今の段階はうまくいっているとはいえ、ちょっと予断を許さない部分があり、そのへんが怖い。
このデートのあとあっさりベッドインしてめでたしめでたし、には多分ならないだろうとは思うが、あんまり引っ張り過ぎるのもなんだし、どうなるんだろうなあ。続きが気になるなあ。
まあ、何にせよ、この作者の代表作に既になったとも言うべき重みを感じる作品ではあるので、それを喜ばしくは思っているところだ。では、また次巻の紹介で。
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