瓜を破る【1巻ネタバレ】32歳処女の恋模様&恋路が描かれる板倉梓の新作漫画!

瓜を破る(1)

表紙画像で分かるとは思うが一応よみがなを書いておく、板倉梓『瓜を破る』(うりをわる)第1巻である。

瓜を破るとは、「破瓜(はか)」(女性が初めて性行為を営むこと)の読み下しであると思われる。なお、現在連載中の板倉梓最新作であり、第2巻がこの5月13日の発売。

瓜を破る【1巻】あらすじ

瓜を破る(1)

主人公・香坂(こうさか)まい子はどうということのない32歳のオフィス・レディ。

どうということはないのだが、未婚であり、彼氏もおらず、さらには性的経験がほとんどない処女であり、そしてそのことを本人自身が非常に気にしている。

他の同年代の人間が当たり前に経験している、セックスというものを、自分がしたことがない、ということをだ。

有体に言えば、してみたい、と思っている。単なる好奇心でというよりは、性欲を持て余している、悶々としている、という感じで。

で、この作品はそんなまい子とその周囲の人々の恋模様などを描きつつ、まい子の恋路を追っていく作品となっている。

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瓜を破る【1巻】ネタバレ

瓜を破る(1)

まい子であるが、彼氏がいたことがないわけではない。実に高校1年生、16歳のときにまで遡るのだが、彼氏がいた。キスはしていた。迫られたこともあった。だが、(当時は)怖かったので拒んでしまった。

それっきりである。それっきり、16年間、なんら男との縁は無かった。らしい。

ある日、まい子は高校の同窓会に参加することになった。例の元カレが来ており、結婚指輪はしていなかった。方向が同じだからという理由で帰りに車で送ってもらうことになり、千載一遇のチャンスと判断したまい子は、(まあ逡巡しながらだけれども)覚悟を決め、元カレに事情を打ち明ける。

あれ以来、今でも自分は処女なのだが、今夜限りの関係でいいから関係を持ってくれないか、と。

で、合意を得られたので、二人はホテルに行くのだが、まい子の態度があまりにもぎこちなく、そしてあまりにも益体もなく痛がるので、行為は未遂に終わった。

まい子は「手とか口でした方がいい!?」と食い下がるのだが(耳年増的な知識は持っているようだ)、「もう勃たたないから」と言って拒否されてしまう。この相手とはこれで終わりである。

ちなみに、元カレ、実は既婚であったのを隠していたらしく、「悪いことはできないな」とかぼやいている。

さて、次のエピソードである。まい子の同僚に、原くんという若者がいる。年増のキャリアウーマン(39歳)の上司を捕まえて「あの人処女なんじゃないかな、だから他人に対してガードが堅いみたいな~」みたいな軽口を(第1話で)叩いていたので今どきの若造かと思ったら、さすがに失言(まあセクハラですわね)だったことを本人も自覚していたらしく、飲み会(といっても、まい子と原くんと二人だけ)の席でまい子に謝罪する。

ところでまい子は原くんのことがまんざらでもない。

原くんには彼女がいたのだが、飲み会に行く途上で「別れた」という話を聞かされる。「これはチャンス!?」と思っている感じだが、飲みの席上で原くんは意外な身の上話をする。

彼は、(少なくとも自認では)ノンセクシャルなのだという。

ノンセクシャルとは、性的マイノリティの中でもまだかなりマイナーであまり認知されていない分類であるが、他人に性的欲求を抱かない種類の人間を言う。友達ではあるのだが、それ以上にはなれそうもないという感じだ。

その後、性欲を昇華すべく趣味でも持つかと陶芸教室に通い始めたら、ナンパな中年男にしつこく誘われるに至ったまい子であるが、こういう相手に身体を許すのは嫌だ、とはっきり自覚したところで1巻のまい子のエピソードは終わりである。

まい子のエピソードは、というのは、そのあとで例の年増キャリアウーマン39歳が、10年同棲していた男に夜逃げされたエピソードを最後において、2巻に続く、となる。

瓜を破る【1巻】感想

瓜を破る(1)

何が、どういう部分が、と説明するのは難しいのだが、面白かった。とても。

板倉梓の「毒がある方の作品」として、確かに傑作だと思う。まあ、まだ先は長そうですが。


瓜を破る(1)

瓜を破る

原作・著者板倉梓
価格660円(税込)

30代処女が抱える性的コンプレックスの行方とは…!? ごく普通の会社員・まい子には人に知られたくない悩みがあった。それは30歳を超えても性体験がないこと。劣等感に悶々とする彼女は自分を変えるべく行動を起こす。誰もが心当たりがありそうな、言葉にならない思いをあぶり出す現代の冒険譚。

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