少年のアビス【7巻ネタバレ】11歳の少年が背負った重た過ぎる罪が暴かれていく!?

少年のアビス(7)

漫画「少年のアビス」第7巻の見所や感想をお届けしていきます。7巻には第58話~第68話までが収録されています。

今回も衝撃と鬱展開が繰り広げられていく。
そして第7巻では表紙を飾っている令司の幼馴染でもある玄がメインとなるエピソードが多数描かれていく。

彼が背負っているモノであったり…心情など今までベールに包まれていた部分が公になっていく注目の内容である。

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少年のアビス(6)

少年のアビス【7巻】ネタバレ

少年のアビス(7)

58話ネタバレ

突然、飛び出してきた夕子を轢いてしまう柴沢。玄も原付きで現場へ遭遇。

『おい…あんた…なにしてんの?』

玄が夕子に声をかけていく。柴沢は夕子など無視して令児のいる家の中へ。

腹部を自分で刺して意識が朦朧としていた令児の前に兄が現れる。令司の兄の名前は一正。状況を見て救急車を呼ぶか…そして聞こえてきた外の鈍い音について尋ねようとしていくが…ごもっていく。

『令児…俺はもう…』

何かを言いかけた時…部屋の中に柴沢が入ってきて瀕死の令児を見て泣き叫んでいく。その悲鳴を聞いた玄。家の中に向かおうとすると意識のあった夕子に足を掴まれていく。

令児は意識が朦朧とする中で柴沢から夕子を轢いてしまった事を告げられていく。そして部屋に入ってくる玄が柴沢の髪を掴んで威圧。

『カアサン…シンダノカナ…モウナニモカンジナイ』

暗く深い深淵に落ちていく令児。

59話ネタバレ

令児の通う学校では既に噂が広がっていた。親と心中未遂。担任と交際していた等…狭い町で噂が広まるのは一瞬であった。

学校が終わると玄は令児のお見舞い。
彼の意識は回復。命に別状もなかった。対面を果たすが令児はまったく口を開こうとしない。

『母親…重体らしいぞ』

そう告げてこの日は立ち去っていく玄であった。自宅に帰ると父親が玄関前にいたボソっと呟く玄の親父。

『こんまま死んでくれたらよかな』

それを聞いてすぐに家から出て重機のある現場へ移動する玄。彼の背負っている過去の片鱗が蘇っていく。

夕子と玄は父親に暴力を振るわれていた。その様子を令児宅の押入れで見ていた玄。

『令児とおばちゃんはオレが絶対助ける』

60話ネタバレ

玄はチャコの実家を訪ねていく。
父親が対応。チャコには会わせられないと伝えていく。

諦めて帰ろうとすると鮮魚屋の扉が開いて父親が玄に入るように伝える。二人きりになって込み入った話を始めるチャコパパ。

令児は過去の件で感謝しているがもう令児達とは関わりたくない事を玄に伝える。

『おっさん…チャコは東京に行かせてやれよ』

そう伝えて立ち去ろうとするが家族の事に口出しはするなと一喝。

過去の回想へ。
周囲からイジメられていたチャコ。彼女を助けたのが令児であった。標的が令児になると彼を助けるのが玄であった。

こうして3人は小学校時代に親交を深めていた。令児の家へ遊びに行った玄。その時、玄は令児の将来について聞いていた。

『令児もこの町出るん?』

『出ん…お母さんが令児はずっとここにおるんよって言ってた』

場面は令児の病室。
未だに黙りを決め込む令児に怒る玄。

なんで知りたいのか死んだ目で尋ねる令児。それ以上の追求は無意味である事を察する玄であった。

『知っとるわ…それがお前の本性やもんな』

部屋を出て行く玄。
夕子が轢かれた時、玄を掴んで放った言葉を思い出す。

『あたしが死んだら令くん…悲しむよね』

玄は集中治療室の前に立って呟く。

『わけねーだろ…あんたがそう育てたんやろうが…』

病院を後にしようと入り口を出ると似非森と対面する玄であった。

61話ネタバレ

玄に挨拶する似非森。
彼から夕子が車に轢かれた事。令児が腹部を刃物で刺して入院中である事を知る。

『ナギの次は母親とも心中失敗かい…面白いねキミ…』

部屋のカーテンを開けて日光を取り込む似非森。昔話をする。似非森は過去に夕子を心中に誘ったが断れた事をカミングアウト。

『夕子ちゃんはキミをずっと待ってた…キミと死ぬために…でも失敗した』

その理由に令児とナギを引き合わたからだと得意気に語る似非森。

『俺の勝ちだ』

そして令児にずっと生きるように伝えて病室を立ち去っていく。再び令児のお見舞いにやってきていた玄。ようやく口を開く令児。

夢を見たとくだらない話。そんな中、瀕死であった夕子の意識が回復していく。

62話ネタバレ

玄に今後を伝えようとする令児。嫌な予感がしたのか立ち上がって病室を立ち去っていく玄。

『違う…やっぱり昔のあいつとは…あの女が現れてからか…』

そしてナース達が騒がしくしていた事に気づく。そこで夕子が目を覚ました事を知る玄。口角が緩んでしまう。

一方、令児の病室にはチャコが訪れていた。

近況を語っていくチャコ。そして彼女は東京を諦めて家から通える大学に進む道を伝えていく。

『あたし…この町で生きるよ』

先に「大人」になる事を令児へ伝えていくチャコであった。場面は玄へ。

令児も夕子もいない家。
一正が動いて祖母の世話などしていた。玄はこれからの飯は自分が用意してやると。

『ちょっと待って…俺はもう家出ていいんやろ?』

そんな彼に夕子が目を覚ました事を告げる玄。

『おとなしく家で待っといた方がいいって…な』

意味深な言葉を告げて立ち去る玄であった。

63話ネタバレ

柴沢の近況が明かされる。
彼女は勾留1日で釈放。教師の社会的信用が役にたっていた。しかし、学校はクビ。

友人から町に広まる噂を聞いた柴沢。

『困ったな…もうこの町で生きていけなさそうよ?私たち…』

まだ令児の事を諦めていない様子が伺える柴沢。

場面は令児へ。
お見舞いに来た似非森と対面。病院の屋上へ。退院した後について語っていく令児。

既に彼は高校を中退手続きしていた。
退院後は玄の父親の会社で働く予定であった。令児の言葉の端々に過去の夕子がシンクロしていく似非森。

『俺は家族を守って生きていきます…この町で』

そんな彼に言葉をかける似非森。

『馬鹿かおまえ…そんな小さぇことで溜飲下げてんじゃねぇよ』

令児はこのままいけば町の大人と同じ目になっていくと。何か思惑があるのか…。いずれ君にまた好機が巡ってくると伝えて立ち去っていく。

病室に戻ろうと廊下を歩いていると目を疑う令児。病室の前にはナギが立っていた。

64話ネタバレ

どうしてナギがいるのか尋ねる令児。

きっかけはチャコであった。そして似非森が令児の事を聞いたと伝えられる。

『本当に死ぬつもりで刺したんでしょ?でも死ねなかった…かわいそうに』

ナギの言葉で深淵に入っていく令児。彼女には本心を伝えていく。同時に生きる事を決意したと告げる。

『二度とこの町に来ないでください』

納得するナギ。
似非森から聞いた言葉が思い浮かぶ令児。彼女は人の指示に従ってしか生きられないと。

『ナギさん…元気でアイドル続けて下さい…絶対俺以外と心中しないで』

ナギが想いを伝えていく。
令児だから心中しようと思えたと。病室の外には玄の姿があった。二人のやり取りを聞いていたのか…不敵な笑みなのか…怒っているのか…なんとも言えない表情を見せてナギを尾行していく。

65話ネタバレ

病室の窓から帰るナギを見つめる令児。すると玄が尾行している事に気づく。

暗い道でナギを捕獲する玄。
用意していた建設車両のワンボックスにナギを乗せいていく。車は会社事務所のプレハブ小屋に停まる。

『クソガキが…』

一人美味しい思いをしようとする玄に陰口を叩く作業員。

そして事務所の中でナギに暴力をする玄。

『なんでまたあいつの前に現れた?』

ナギに対する怒りが爆発していく玄。お前のせいでもう元通りにはならないと。ナギが意識を失いかけるまで殴打していく。

そして過去を思い出す。

『死んでもらうな』

ナギが生きていると令児はお前を忘れられないと…。ここで死んでもらうと告げる玄。笑顔で承諾するナギであった。

66話ネタバレ

過去の忌々しい記憶に囚われる玄。

彼は夕子との思い出が蘇る。彼女を母親のように思っていた小学生の玄。そして令児の家へ遊びに行くと中から物音が聞こえてくる。

そこで玄の父親が夕子に暴力を振るっているかと思える一部始終を見ていく。

さらに小学生の時、令児にはある夢が出来ていた。それは兄と共に東京へ出てお金を稼ぐことであった。一正は頭がよく将来はIT系の会社を立ち上げる野望があった。

『お前が自分でやるって決めたんなら応援する』

小学生の時の玄はまだ彼の夢を応援してくれる立場であった。当時はまだ令児の手を手放す事が出来たと思い返していく。

場面は現実へ。
ナギに拳を振りかざす玄。それを制止していく令児。

67話ネタバレ

『ナギさんを離せ』

ナギを守るだけの価値があるのか疑問だった玄。令児を突き飛ばしてナギを山の現場へ連れて行く。

玄を追いかけてナギを助けようとする令児。

『お前に関係ないだろ…俺とナギさんの間に立ち入ってくんなよ』

場面は再び小学生時代へ。
玄は夕子と令児が父親に暴力を振るわれている事を知る。夕子と共に押入れに隠れる玄。

穴のあいたふすまから令児が暴力を受ける一部始終を見ていく。

『こんなとこから二人で出て来たら殺される』

涙を見せる夕子。暴力を受ける令児。
それを見て玄は二人を助ける為に奮い立っていく。

場面は現実へ。
玄は令児が今生きているのは俺のおかげだと伝えていく。

『お前の親父殺してやった俺のおかげなんだぜ?』

令児の古傷に触る玄であった。

68話ネタバレ

令児は玄が父親を殺した事を知らない。灰皿で殴られて気絶してしまったからである。そして夕子から父親は逃げたと聞かされていた。

令児達の父親の死体は玄の父親が処理。
そして今いる山のどこかに埋めたんだと明かしていく。

『親父は何も言わんで全部片付けてくれた…けどここから戻ってきて一言だけ言った…一生この山守れよって』

その話を聞いても令児は伝える。
もう自分には背負えないと。そしてナギと一緒に山に埋めて欲しいと頭を下げていく。

『俺に…まだ背負わせるのかよ!?』

玄の感情が爆発していく。
当時の気持ち、自分が不良になった理由。中学生になって令児をいじめた理由など。一通りの感情をぶち撒け、今から殺してやると息巻く玄。

しかし、ボソッと本心が吐露していく。

『できねー…お前が好きだ…令児』

ここで第7巻は終了。

少年のアビス【7巻】ネタバレ

少年のアビス(7)

薄々、玄が令児達のDV父親を殺した事は感づいていましたが…7巻の最後に見せる玄のカミングアウトの衝撃。恋愛感情から好きなのか…友人として好きなのか…。

表情や経緯から見ると全てを引っくるめて令児の事が好きそうな雰囲気ですね。昔の夕子にどことなく似ている令児。夕子も重なっているんでしょうかね。

男を惑わす魔性の女である夕子。
さらに彼女に育てられて自分をなくしてしまっている令児。それがナギの登場で大きく様変わりといった具合でしょうかね。

さらに今巻を読んでいると夕子は玄に夫を殺させようと誘導しているように見えるんですよね。この最悪の人間関係を築いた元凶は夕子ですよね。

どんどん人間模様が深淵に誘われていく作品。これから令児がどんな判断をしていくのか予測不可能。心中か…奴隷か…自由か…どれを選んでいくんでしょうかね。

第8巻は来年の3月に発売予定。早く続きが読みた過ぎる漫画です!鬱展開ありありのダークヒューマン・ドラマが好きな人はバッチリ楽しめる作品。是非、チェックしてみてくださいね!


少年のアビス

原作・著者峰浪りょう
価格658円(税込)

何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児(くろせれいじ)は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕――。

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