少年のアビス【8巻ネタバレ】数ヶ月の時を得て…深淵に嵌り続ける幼馴染三人が邂逅していく!?

少年のアビス(8)

漫画「少年のアビス」第8巻の見所や感想をお届けしていきます!

今回は動きのある内容が多くなっていく。
玄が行方不明になったり…令児の母親が退院。柴沢も改心したように見せていく。とにかく「大人」達が怖い…。

そして深淵に嵌って抜け出せない少年や少女

ナギは令児の前から消えて…チャコのその後も描かれていく。本当に陰鬱といった言葉が似合う作品だが変に人を引き込む魅力がある作品。

このまま行けば暗い結末しか見えてこないが…深淵から抜け出して少年少女は自分達の人生を切り開く事が出来るのか!?

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少年のアビス(7)

少年のアビス【8巻】ネタバレ

少年のアビス(8)

69話ネタバレ

令児に抱いていた気持ちを吐露してしまう玄。

『俺はどうしたらいい?』

無感情の表情で玄に問う令児。怒る玄はそのまま令児を押し倒して首を絞めて殺そうとしていく。

ナギと一緒に自分も埋めて欲しいと告げる令児。彼がナギを選ぶ理由を吐露していく。それは彼女もまた自分と同じ中身が空っぽだったからである。

呆れた玄は二人を残して立ち去っていく。倒れているナギに寄り添う令児。すると彼女の目が少しだけ見開いていく。

『生きてて…ごめんなさい』

その言葉を聞いて泣き出す令児。ナギにも実は死にたい理由があった事を察していく。同時に彼女も「人」である認識が芽生えていく令児。

彼女を背負って山から工事現場から去っていく令児であった。

70話ネタバレ

月日は流れる。
高校を辞めて倉庫バイトをしている令児。休憩時間に似非森と連絡を取って近況を伝えていく。既に令児の母親・夕子が入院して三ヶ月が経過していた。

玄に殺されかけた夜の続きが明かされる。

ナギを担いで似非森に迎えてに来てもらっていた令児。二人の様子を見て驚く。

『心中失敗したって感じじゃないね』

事情を説明。
令児は似非森に告げる。ナギを連れてこの町を出ていって欲しいと。彼女は自分と同じ只死にたいだけの人だと伝えていく。

令児は元いた病院へ。
ナギは隣町の病院に連れて行くと告げる似非森。ここで令児はナギとお別れを告げていく。

71話ネタバレ

バイトも終わって自宅に戻ると異臭。
おばあちゃんが冷蔵庫を漁って酒を飲んでいた。兄も騒ぎを駆けつけて降りてくる。

兄もおばあちゃんの面倒を見て気が滅入っている様子。

『令児…夕方また峯岸の親父が来た』

実は玄は行方不明になって三ヶ月が経過していた。そして母である夕子が退院。自宅へ戻ってくる。

夕子は事故の前の記憶が喪失していた。さらに骨盤骨折なのでまともに歩けず今後はリハビリが必要な身体。令児が夕子の面倒をこれから見ていく。

彼女をベッドに寝かせて出掛けていく令児。一人になった夕子の表情をはにかんでいた。

『結局…彼女の一人勝ちだ』

似非森も令児から夕子の近況を再び聞かさて令児へ告げる。全て彼女の思惑通りになったと。

おばあちゃんの通うデイサービスへ送りものを届けに来ていた令児。チャコの父親と遭遇。わざと荷物を投げつけられて拾おうとするとボソッと呟く。

『不幸の菌でもばら撒いてんのか…お前の一家は?』

チャコの人生が滅茶苦茶になった事を令児に告げるチャコパパであった。

72話ネタバレ

チャコの事が気になってバイトに精が出ない令児。
休憩中、同僚の沼田といった男性からバイトのおばちゃん達が令児の家の悪口を言っていたと告げられる。

『この町は狭いけんね…出んといけんよ…こんな町』

バイトの途中…久しぶりにチャコへメッセージを送る。

今まで通りの明るい返信が返ってくる。令児は勇気を出してチャコへ電話。普通に電話に出て近況を話していく。

令児は彼女が今どうしているのか…尋ねていく。チャコはもうずっと自宅から出ずにいた。理由を尋ねるが…。

『聞いてどうすんの?』

チャコから冷めた返答。
彼女の方から今度会って普通に話そうと誘われて約束していく令児。

令児は翌日…バイトを嘘をついて家を出てチャコ宅へ。数ヶ月ぶりにチャコと対面。彼女を見て驚く令児であった。

73話ネタバレ

ぽっちゃり体型であったチャコが痩せていた。
綺麗になっていたが…痩せている事に驚く令児。部屋にお邪魔すると彼女の大好きだった小説などが全て捨てられていた。

『学校行けなくなったの…俺のせいやろ』

チャコの答えはやはりそれを聞いてどうするのかであった。同時にチャコは久しぶりに「告解ごっこ」をやろうと提案。

お互いに顔を隠して本音を吐露していく二人の懺悔である。

チャコはそこで痩せた理由も明かす。家族の味を今後も食べ続けなければいけないと思った瞬間…母親の作る料理が食べられてなくなったのだと。

さらに気力も削げて学校を辞めて今に至ると。

『大人になるってこんなに難しいんやね』

令児も懺悔する。
そしてチャコからこの町で生きる覚悟はできているか問われる。今度こそは嘘をつかないで本音を伝えて欲しいと。

『ない…できてないよ…でも…やるしかないから』

本当は嫌であると本心を吐露する令児。するとチャコが下着姿になって令児を抱きしめていく。

『大人にして…令児』

74話ネタバレ

令児に抱かれて大人への階段を進めたいと告げていくチャコ。痩せても以前の下着をつけているのでブカブカであった。

『今の令くんにはあたしくらいがお似合いじゃない?』

しかし、令児は拒絶していく。
母親を刺してからアソコが立たなくなってしまっていると。信じようとしないチャコ。

『証拠見せて』

令児に無理やりキスして二人はベッドへ移動。令児の言葉は本当であった。放心状態のチャコ。親も戻ってくるから帰って欲しいと冷たく令児をあしらっていく。

自宅に到着すると家から柴沢が出てくる場面を目撃。

75話ネタバレ

理解が追いつかない令児。
夕子を轢いた柴沢が何故、自宅から出てくるのか…。彼女から事情を聞かされていく。

『本当に申し訳ございませんでした』

以前と明らかに様子が違って改心したように見える柴沢。少し彼女と話す事へ。

夕子の事は一生かけて償うと告げていく柴沢。チャコの事も気にしていた。表情からも毒気が抜けて今度は間違えないからいつでも頼ってきて欲しいと伝えていく。

彼女が改心したんだと少し安堵するような表情の令児。最後に渡した鍵を返して欲しい事だけ伝える。

了承して見つかったら指定の住所に届けて欲しいとメモを渡して立ち去る柴沢。

立ち去っていく令児を見ながら彼女が以前と同じ表情に戻っていく。

『よくできました』

柴沢は以前住んでいたアパートへ向かう。部屋の中にはぶしょったい状態になった玄がいた。

76話ネタバレ

柴沢と玄の繋がりが明かされていく。
山で立ち去った後、玄は柴沢の実家を尋ねていた。実は鍵は玄が夕子から渡されており…アパートに泊まらせて欲しいと玄がお願いしていたのだ。

承諾した柴沢。
それ以来…玄はアパートで生活を送っていた。食事や日用品は全て柴沢が届けに来てただ生かしてもらっているだけの状態。

『俺は町は出ねぇ』

彼と話す中で町を出る気はないと告げる玄。柴沢は彼の気が済むまでアパートを貸していく。同時に思惑があった。玄を囲っておけば夕子の駒として今後は動く事がないと。さらに令児が玄の建設会社で働く事もなくなると。

柴沢の思惑は令児に現実を知ってもらって最終的に自分の救いが必要である事をわからせるのが目的であった。

『その日まで少しお別れね…令児』

柴沢がまた何か企んでいる事は察していた玄。ここから令児次第だと告げていく。

『私は救いの鍵を渡しただけ』

鍵は見つからず…柴沢に渡された住所へ向かう決意を決めていく令児。そこは現在…玄が匿われている住所であった。

77話ネタバレ

自宅へ戻ると玄の父親が外でタバコを吸っていた。夕子が退院したのでお見舞いに来ていたと。

令児は尋ねていく。
もし玄がこのまま戻って来なかったらどうするのかと…。

『それは無か…あいつには責任がある…だから必ず戻ってくる』

自宅へ入ると夕子から玄パパと正式に関係を断った事を告げられる令児。夕子はこれから家族だけで最初からやり直して頑張ろうと一転した気持ちを令児に伝えていく。

自分の部屋に入ると兄が尋ねてくる。
令児へ土下座する兄。もう耐えられないので家を出ていきたいと。

兄がこの家の呪縛に囚われている背景が明かされる。玄が夕子の旦那を殺した日…兄もその事実を知らされる。夕子からこの秘密は兄も含めて墓場まで持っていく必要がある事を告げられる。

『秘密守るんよ一生…できんかったら玄くんのお父さんに殺されるから』

その日を境にして兄は恐怖から引きこもりになってしまった事を明かす。彼の中で夕子は悪魔であった。早く夕子から離れたいと吐露していく兄。

『少し待って…考えるから』

場面は令児のバイト先。
同僚が雑誌を読んでおり…見開きには芸能界で出世してグラビアをやっているナギが載っていた。

78話ネタバレ

チャコと連絡を取る令児。
以前に貸した20万円を返すと伝えるチャコ。同時に柴沢のアパートの鍵を見なかったか尋ねていく令児。

『スマホ解約してるみたいだから家に直接行こうかと思ってる』

するとチャコも一緒に行く事へ。
待ち合わせしてコンビニへ立ち寄ると雑誌片手にナギにグラビアを見ていたチャコ。

『もう遠い人だね』

アパートへ向かう途中…話題は玄や柴沢のことへ。

令児はチャコも柴沢に相談すれば乗ってくれるはずだと伝えていく。そしてメモにあった住所へ到着。

インターホンを鳴らすと中にいた玄は驚く。

『令児…なんで…柴沢…なんか言ったのか』

応答がなかったので立ち去ろうとした時…玄が扉を開ける。

『玄…?』

見た目が様変わりしていたので最初は気付かなかった令児。同時に玄は痩せたチャコに驚く。

『なんで玄が…ここに…』

幼馴染の三人が久しく顔を合わせた場面で第8巻は終了。

少年のアビス【8巻】感想

少年のアビス(8)

この漫画の「大人」は本当に怖い。
令児の母親である夕子。そして柴沢。表面は良い顔をするが各々が思惑あって動いている。そんな大人達に翻弄されていく少年や少女。

この三人の邂逅がどんな展開を生んでいくのか…。
そして令児の前にもうナギは姿を現さないのか…。彼女の中にある死にたい理由といった謎も残されたままである。

登場キャラの様々な感情が入り乱れていて複雑ではあるが作品の醸し出す陰鬱な雰囲気と非常にマッチしていて早く続きが知りたくなってしまう漫画である。

少年少女…そして大人も多くが陰鬱なのでスッキリできる漫画ではないが…世界観が嵌る人にはこれほど面白い漫画はないのではないだろうか。

狭くて縛り付けられる町を出たい少年や少女。それを頑なに拒もうとする大人達。感情が真っ黒な漫画なので読むと疲れるのだが変な魅力に取り憑かれる漫画である。

興味が出た人は是非、チェックしてみて欲しいおすすめの作品!


少年のアビス

原作・著者峰浪りょう
価格658円(税込)

何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児(くろせれいじ)は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕――。

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