読み切り単話の作品をご紹介する。サークル「まいにちたまご生活」作、『新歓で目をつけた子は、塩対応の攻め女子でした。』女性向けティーンズラブ、18歳未満禁止指定の作品である。
新歓で目をつけた子は塩対応の攻め女子でした【あらすじ】
タイトルで明示されている通り攻め女子の話で、いちおう大学のサークルで知り合った男女がベッドインする話ではあるのだがいわゆる意味での性交渉はしない。
つまりはっきり書いておくと男根を膣に挿入する性交渉はしない、という意味である。でも男の方は射精はさせられるのだが……と、これ以上はネタバレで説明しよう。
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新歓で目をつけた子は塩対応の攻め女子でした【ネタバレ＆感想】
大学である。サークルである。春である。だから新歓である。
えー、何をやっているサークルなのかは不明（というか、多分何もやってない。大勢で集まってコンパとかするだけのサークルだと思われる）で、大学自体かなり大きい大学っぽい（あるいは複数の大学に横断して活動しているサークルだと思われる）がそんなことはどうでもいいな、その日高槻圭（たかつき けい）、20歳の2年生が目を付けた相手は、佐々木彩葉という新入生、18歳であった。
たぶん深い考えはなく美人だからという理由で声をかけてみただけであるのだが、彩葉の対応は塩対応だった。
「何飲んでるの？」に対し「オレンジジュースですけど」、そして「見れば分かるだろ」と顔に書いてある態度。
（多分）ヤリチンなのでとりあえず酔わせようとする圭であるが、彩葉は「未成年なんで」と拒否する。塩である。
ところが、彩葉は圭に（性的）関心がないわけではなかった。
酒を飲む気はないが、オトコを取って喰う気はあったのである。圭は気付くのがワンテンポ遅かったが、彩葉はおそらくは圭以上の肉食であった。
具体的には、男のアナルを責めるのが好きで、年がら年中ローションを持ち歩いているという常軌の逸し具合である。最後まで特に説明はされないが巻末に簡単に書いてある説明によると、不愛想だが非常に計算高いタイプで、「顔が良ければ一回はヤッてもいい」というタイプのニンフォマニアック（性的に放埓な女性のことをこう言います）であるようだ。
さて、圭はなんだかよく分からないが酔い潰されたらしい。前後不覚になるほど泥酔した末、気が付いたらホテルのベッドに寝かされていた。そのまま女性攻めのプレイが始まる。圭は実はかなり素質があったらしくてアナルで感じまくった上、乳首攻めでも陶酔させられ、すっかり彩葉に参ってしまった。
彩葉は軽い上に特定の相手に執着しないタイプの屑なので（多分圭よりもクズ度合いがこの女の方がずっと高いと思われる）、これ以上いじくるとこの男わたしに執着し始めるなと感じて圭を解放するのだが既に手遅れだった。ホテルに圭を置き去りにして逃げた上、連絡先も教えないままで行方を眩まそうとしたらしいのだが、所詮は同じ大学（多分）、三日後に発見された。
圭は彩葉に惚れてしまったそうで、告白して付き合ってほしい、と言い出す。そしてものの見事に振られる。「絶ッ対嫌です」だそうである。塩というか、鬼。ひどい。わたしとは遊びだったのね。しかし、圭はめげない。アタックを続けるつもりらしい。というところで終わり。今から一年くらい前の作品で、続きは出るか出ないかよく分からない。
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