井龍一先生、伊藤翔太先生のタッグで描かれる漫画『親愛なる僕へ殺意をこめて』最新刊となる第5巻が登場。今回は今まで巻き起こった事件の本当の背景が続々と明かされていきます。さらに主人公・エイジのもう一つの人格である『B一』の本当の目的も打ち明けられていく事へ。
終盤で描かれていく『B一』の告白が事実であるならば過去に世間を騒がした「LL事件」には黒幕がいる事になっていきます。本当に多くの新事実が浮かび上がってくる注目の第5巻。
新たな局面を向かえていき、新たな迷路に迷い込んだ印象。そして第5巻にして表側に『B一』が姿を現してくる内容にもなっています!
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目次
漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」5巻ネタバレ
京花から白菱正人の遺体を見せつけられるエイジ。そして本当の父親であった事も明かされ、京花は白菱との背景を語っていきます。
過去、母親と父親(白菱正人)から虐待を受けていた京花。時は経ち、15年後。白菱に接触をした京花は虐待の復讐も兼ねて白菱を計画の駒として利用していく事へ。
全ては京花の計画だった!?
奴隷気質であった白菱を利用して父親に我儘放題をし尽くしていた京花。そんな中、京花は『最後のお願い』と称して白菱に畑中葉子との接触を指示していました。
白菱が葉子に近づいた理由は当初「娘を殺された復讐の為」と聞かされていたエイジでしたが、全ては京花の作り話だったのです。
さらに畑中葉子殺害事件の真相を打ち明けていく京花。
畑中葉子は半グレ集団「SKALL」の佐井に殺されたと事件を紐解いていたエイジ。しかし、事実は白菱が京花の命を受けて葉子を殺害。唐突過ぎる京花の殺害告白を受けて頭が歪んでくるエイジ。
淡々と笑顔で事件の真相を明かしていく京花に人格が壊れており、救う事ができない事を悟っていくエイジ。自身で壊れ過ぎている京花を救う事ができない判断したエイジはせめてもの償いとして京花へ自首する事を提案。
京花にとってエイジの言葉は理想的な反応ではなかったのか…。自首を提案するエイジを抱きしめて耳元で呟きます…。
『今からエイジ君を殺すね』
二人の空間で何が巻き起こったのか…新たな局面へ!
場面は転換されて佐井へ。
逮捕された佐井であったが畑中葉子の殺害容疑だけは頑なに否定をしていた。警察も証拠不十分で手詰まり状態。そんな中、真明寺が警察署を訪れており、事件の真相を追う桃井と対面。
真明寺は白菱正人が行方不明になっている事を桃井へ打ち明けていきます。
桃井に助言をしていく真明寺。
話の内容で白菱を追う事が事件の真相に近づくと判断した桃井は行方不明になっている白菱の捜索を行う事へ。足取りを掴んだ桃井。畑中葉子殺害事件の数週間前に生家を買い戻していた事実を知った桃井は潜伏場所と判断。
現在、エイジと京花もいる白菱家の生家へ突入。
室内の床は血が流れており、奥へ侵入していくと包丁片手に仁王立ちのエイジ。そして血を流して倒れている京花…。
二重人格の秘密が明らかに…!?
場面は転換。
エイジは逮捕されており、独房にて生活をしていました。そして面会。相手は真明寺麗。彼女は看守を買収。面会での会話は聞き取られないように手配をしていました。
そして京花との間で起こった真相を確かめべく、口を開いていきます。
まずは現在の主人格がエイジではなく『B一』である事を見抜く真明寺。ここで初めてB一が表側に登場。真明寺は京花を手に掛けたのはB一であるのか問いていきます。一方の京花は病院で意識不明の重体状態。
『俺はやっていない』
京花に手をかけていない事を否定するB一。同時に事件以降、主人格がエイジに戻っていない事を告白。さらに二重人格の秘密について真明寺に打ち明けていくB一。
浦島エイジ側の人格はB一が15年前に自身が生み出した人格であった事を告白していきます。真相を探ろうと問い詰めていく真明寺。しかし、面会時間の15分が経過して、この日は終了。
エイジが消え去ってしまった事を知って涙を浮かべる真明寺。一方、独房に戻ったB一は父親の写真を見ながら…
『俺は間違ってないよね…父さん』
世間を騒然させたLL事件には黒幕がいる!?
2日後、再び面会に訪れる真明寺。
人格の秘密を探ろうとする真明寺に対価を求めるB一。それは真明寺が何故、エイジとB一に執着して近づいてきたのか…。彼女からの告白を求めていきます。
LL事件の被害者の一人。白菱凛と関わりを持っていた真明寺。そして事件の背景で彼女は当時5歳ながら行方不明になっていました。当時の状況を明かしていく真明寺。
彼女がエイジやB一に執着する理由は白菱凛に対する贖罪である事を知ったB一。くだらない理由と称しながらB一もまた自身の過去を真明寺へ打ち明けていきます。
父親である八野衣真が捕まる前、家族3人で幸せに暮らしていたB一。しかし、父親がLL事件の犯人として騒ぎ立てられて焼身自殺。状況が一変していきます。
殺人鬼の息子として世間から邪険に扱われていくB一。
B一は殺人鬼は父親ではないと信じており、罪を着せている人物が裏で糸を引いていると判断。小学生ながら彼の人生の目的は父親と母親を死に追いやった本当の黒幕を見つけ出して復讐をする事へ。
この時、可哀想な殺人鬼の息子を演じる為、復讐を成し遂げる為にB一はエイジといった人格を生み出していた事を明かしていきます。ここで5巻は幕引き。
漫画「親愛なる僕へ殺意をこめて」5巻の感想
今回の仰天内容は本来の主人格はB一であった事。さらにLL事件の裏には父親へ罪を擦り付けた本当の犯人がいるといった意外な事実が判明。
LL事件の黒幕はB一の推測であり、真相は不明ですが、黒幕が本当にいるなら一体誰なのか…。今まで登場した人物で怪しい人物が見当たらない…。強いて挙げるなら桃井の相棒である猿渡、B一を引き取った義父である浦島きいち位かなぁ。
続々と浮かび上がってきた新事実。
今後はLL事件の真犯人を追う事が主軸になっていくんですかね。取り敢えず面白い!骨太なミステリーサスペンスを味わいたい人へお勧めできる漫画。是非☆彡
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