真綿の檻【1巻ネタバレ】亭主関白過ぎる夫…実家の家事問題…奴隷体質女の人生が描かれる!

真綿の檻

尾崎衣良先生が描く漫画「真綿の檻」第1巻の見所や感想をご紹介!1巻~3巻で完結する短編漫画。人に尽くしてばかりの女性である榛花の人生を描く作品。

第1巻では登場キャラに焦点が当たって榛花やその家族への心境、心情などが描かれていく。

奴隷体質のような主人公である榛花。中身のない女性に見えるが…彼女が自分の意思で生きたい人生を歩むようになれるのか…。ぐっと心に染み入りつつ…どんどん引き込まれていく作品です!

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真綿の檻【1巻】ネタバレ

真綿の檻

1巻では義妹である宮崎紗英、榛花の弟である宮崎聖司、母親である宮崎泰枝にスポットライトが当たって榛花に対する心情や心境など描かれていく。

義妹・宮崎紗英の話

紗英から見た榛花の印象が明かされる。優しそうで気が弱そう。紗英は夫であり、榛花の弟である聖司とよく榛花の自宅へ出向いていた。

顔色の悪い榛花を心配すると榛花の旦那が一蹴する。

『人の嫁を病人扱いするな』真綿の檻(1巻)

紗英から見た榛花の旦那は無愛想。いつもソファにふんぞり返って家事など一切手伝わない男であった。簡単に言ってしまえば印象は最悪である。

聖司も旦那の件があるので榛花の家へよく足を運ぶんだと理解する紗英。

『ねーちゃん…相変わらず奴隷みたいな生活してたな』真綿の檻(1巻)

この言葉が榛花の生活の全てであった。

ここまでの見所!
紗英から見た榛花の旦那である一広はマジで無愛想。読者も絶対にそう思うはず。絵に書いたような亭主関白な家族。この生活で榛花は幸せなのか…そう思ってしまう程である。

弟・宮崎聖司の話

続いて榛花の弟である聖司へスポットが当たる。
昔から榛花は影が薄いと同時に文句何一つ言わずに家の手伝いをしていた。

姉が結婚して少したった頃…聖司は姉に金を貸して欲しいと懇願。しかし、自由に使えるお金がないと言われて断られていく。

姉は働いているはずだったが自由なお金がない意味がわからなかった聖司。旦那と榛花のやり取りを覗いた時…榛花の旦那に対して嫌悪感が芽生えていく。

彼は一度…榛花達の自宅を物色しようとして旦那に釘を刺される。この際だと想って榛花の旦那に伝える聖司。

『姉が随分窮屈な生活を強いられてるんで…』真綿の檻(1巻)

無言で聖司の前を立ち去る旦那。
異様な空気を察して現れる榛花。聖司は問う。榛花の夫婦生活は少しおかしいと。

『家庭には家庭の事情があるの』真綿の檻(1巻)

気にするなと言われるが肉親。放っておく訳にはいかなった聖司。そんな中…聖司達の母親が足を骨折してしまう事故。しばらく家事を助けて欲しいと紗英が連絡を受けていた。

それを聞いて咄嗟に伝える。そういうのは榛花が率先してやってくれると。弟である聖司が持つ姉の印象。それは承認欲求の塊であった。同時に奴隷体質だと。

ここまでの見所!
姉の事を心配しつつも…どこか諦めているような印象を受ける聖司のパート。彼にとっても榛花の存在は奴隷なのか…。

母・宮崎泰枝の話

スポットは榛花、聖司の母親である泰枝へ。

『この家のことはしばらくねーちゃんにやってもらおう』真綿の檻(1巻)

聖司が切り出す。
この意見は満場一致であった。

以前、泰枝は榛花達の住むマンションを訪ねていた。彼女の仕事ぶりを見て泰枝は思う。これはまるで私の生活と一緒だと…。

泰枝はまだ榛花が学生時代…伝えてきた言葉を根に持っていた。そんな言葉を放った彼女が今はまるで自分と同じ。

『ようやく私の気持ちがわかったか…』真綿の檻(1巻)

心の中であの時抱いた感情が報われる時が来るとその時…思ってしまっていた。

ここまでの見所!
いや…お母さん怖ッ…と思わせてくれる。学生時代に榛花に伝えられた言葉は相当根に持っている様子。

主人公・清武榛花の話

主人公である榛花にスポットが当たる。
実家の家事をどうするか家族会議。榛花と旦那の一広も合流。

躊躇いもなく家族は榛花に1ヶ月の間、家事をして欲しいと半ば強制的に頼んでいく。榛花の意見なく勝手に物事が進む。

『待ってください…その間オレのメシはどーなるんですか』真綿の檻(1巻)

爆弾を投下する榛花の旦那である一広(笑)
そんなものは自分でどうにかしろと訴える榛花パパ。それなら義父も自分でどうにかしろと反撃する一広であった。

一広は自分が困るからと榛花を連れて帰ろうとする。

横暴な一広の態度に怒りが芽生える榛花パパ。

『家族が困ってる時に自分のメシの心配か…ウチの娘をなんだと思ってる』真綿の檻(1巻)

ここで一広がスカッとした一言を放つ。
言い返されて一広が憎い榛花パパ。榛花に向かった一広と離婚するように命じていく。ここで第1巻は終了。

ここまでの見所!
榛花の両親もここまで来るとあまり良い印象は持てない。そこへ来て一広の痛烈な一言。ここはスカッとしたが…彼が榛花を本当に大事にしているのか…自分の奴隷だから渡さないといった気持ちなのか…無愛想キャラの一広の感情はまだわからず。それでも彼の一言は本当に痛快でスッキリさせてくれますよ!

真綿の檻【1巻】感想

真綿の檻

総じて言えば榛花の家族はクソである(笑)
見る限り…本当に榛花の人生はつまらなそう…なのだが…ここから彼女が自分の意志を持って自分の人生を切り開くのか…。

マジで1巻を読む限り…榛花は中身からっぽに見える操り人形である。

もっと自分の主張や我を通して良いと思うんだが…これから彼女が成長していくのか…次の展開がどうなっていくのか本当に楽しみにさせてくれる流れだと思う。気になっていた人はまず第1巻からしっかり読んでみて欲しい。

凄く引き込まれる漫画である!


真綿の檻

真綿の檻

原作・著者尾崎衣良
価格121円(税込)

古風な家で娘として親に尽くし、結婚すれば妻として夫に尽くす。「家」は女の牢獄なのかーー?地味で、人に尽くしてばかりに見える榛花の、本当の人生とは…!?

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