新婚のいろはさんも5巻。1冊で一つの季節が流れているので、新婚二年目(季節は春)突入である。
新婚のいろはさん【5巻】あらすじ
ストーリー的な面では、相変わらずふたりがイチャコラとした日常を送っているだけである。新婚ものにしては糖分ひかえめなのも相変わらず。
ただ、今巻はちょっとだけスパイスとして効いている要素がある。
軒並ライジ(いろはさんの旦那さん、始君の漫画家としてのペンネーム)の作風はギャグマンガではあるがたまーにどこか陰が混じるという話と、その根幹を幼馴染であるいろはさんは昔から知っている、という話だ。
というわけで、10話もあるので抜き書きで紹介していきます。
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新婚のいろはさん【5巻】ネタバレ
動物園に行こう
軒並ライジが作中で描いている漫画(まあ、オイスター氏が描いてるんですが、もちろん)は、『キツネどん』という擬人化動物漫画である。でも本物の狐のことはよく知らないな、という話になり、二人で動物園におでかけ。要するにデートである。動物園であるから動物園らしきデートになるのだが、一番いろはさん的にポイントが高かったのはその動物園では直接触れ合えるようになっている「リス」であった。
テイクアウト
冒頭、いろはさんが指を切る。切るったってちょっと怪我しただけだが、過保護な始は大騒ぎし、家事を代わりにやるだのなんだのという話になる。怪我が治るまでのあいだデリバリーとか持ち帰りファストフードとかを堪能し、ご満悦ないろはさんなのであった。
魔法時間は続く
「ウィザードランド」なるテーマパークに二人で行く。要するにデートである。名前は原型をとどめていないがおそらくディズニーランドだと思われる。エレクトリカルパレード(今はこうは言わんのかな。筆者が子供の頃はそういう名前だったんだが)まであるし。さて、帰宅後、魔女のかっこうをして魔女ごっこを始めるいろはさんなのであるが、始君はそんな奥さんの手を取って「結婚してください!」とやるのであった。けっ
軒並ライジ、何者ぞ
これが冒頭で触れた「陰」について言及する話である。まず、いろはさんが樋口一葉の話をテレビで観て話題にする。樋口一葉とは、多くの説明は要らないと思うが不遇の天才作家である。それについて早倉さん(娘)と話をしたところ、「軒並ライジ先生の作品から、たまに「カゲ」や「ヤミ」を感じることがある、と言われる。これを言われたいろはさんは、遠い過去を回想する。始の母親は始が子供の頃に亡くなっており、父親は仕事で海外にいるらしい。始は昔、本ばかり読んでいるような子供だった。その頃の始から感じた闇と、そして「そんな彼を抱きしめてあげたいと思っていた」という想いを、いろはさんはしみじみと思い出し、そして今は遠慮なくできるのでしっかりと抱きしめるのであった。けっ
コインランドリー
長雨が続いているのでコインランドリーに行く。なんたらランドという行楽地と勘違いしてテンションの上がったいろはさんであるが、コインランドリーだったのでテンションが下がる。しかし、車で訪れたコインランドリーはやたらでかく、中にカフェまであるすごいコインランドリーであった。ていうか、そんなコインランドリーほんとにあるの?筆者は見たことがない。
新婚のいろはさん【5巻】感想
次の6巻は2022年冬、つまり来年の初め頃に出る予定、と巻末に書いてある。冬に出るが、順番なので作中は夏である。
ところで感想ではないのだが一つ言いたいことがある。このシリーズ、これで累計5冊となった。オイスター氏の同一タイトル最長記録は『光の大社員』という作品(完結済み)の全5巻なので、タイ記録である。
タイトルを変えて続いているシリーズだと『超可動ガール』シリーズが既に8冊出ているのだが、まあそれはそれだ。めでたいことである。もっともっと続くことを祈りたい。
新婚のいろはさん
なんでもない毎日が、とても幸せ…。鬼才が送る、新婚夫婦の日常4コマ。
新居に引っ越してきた、いろはさんとハジメくん夫婦。ゼロから、少しずつ自分たちの生活を作っていきます。家電を買いに出かけたり、深夜にコンビニへ行ったり、そんななんでもない日常が、二人にはかけがえのない幸福なのです。読むものをたまらなくあたたかい気持ちにさせる(ギャグの冴えもそのままの)一冊です。
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✅ 新婚のいろはさん【6巻ネタバレ】安定の夫婦漫画…舞台は夏…安定のイチャコラ!
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