読んでいてもうっかり混同しそうになるのだが、これは『ないしょの予習』の新刊ではなく、『彼女とつーぴー』の続刊である。
連載終了・完結したものだとばかり思っていたのだが、連載再開の運びとなり、こうして単行本まで出た。のだそうだ。
彼女とつーぴー【3巻】あらすじ
各話完結型である。したがって次に進もう。
彼女とつーぴー【3巻】ネタバレ
円盤キャッチ
続きが出たからと言って内容は特に変わらない。相変わらず、罰ゲームだとかなんだとかいう口実を盾にイチャイチャしたりキャッキャウフフをする漫画である。
まず第一話目は「体育祭」。タイトルにある円盤キャッチはやるのだが、ゲームそのものは円盤キャッチではない。両者とも騎馬戦で騎手の役をやるので取ったハチマキの数で勝負ということになるのだが、ジン君の圧勝という結果になり、罰ゲーム「ズボンを脱いだ状態で過ごす」というのは遊子がやることになった。
さすがにパンツまるだしはまずくない?と思ったのだが、遊子嬢はブルマを履いていた。といっても自前ではなく、彼らの世代ではブルマなんてものは歴史上の存在にすぎないので、なんかの資料として手に入れたものを着用に及んだらしい。
「手触りがいいんだよ」とか言われたジン君、「そうなんだ」とかいって普通になでまわしている。しかも理性が止めようとしても止まらない。学校内で。いいのかお前ら。
色鬼
今回は学外。色鬼という、子供がやるような遊びをやることになる。色鬼、筆者(これを書いている人間)もやったことがあるんだけどどういうルールだったっけなあ……。と思っていたら、指定された色のアイテムのところに逃げる人間を鬼が追うということらしい。で、ピンクを指定されたのだが、「あるよ、ピンクのもの」と遊子が言い出し、ブラジャーをその場で外して彼氏に渡した。ピンク色だった。いや。その。お前なぁ。
爆弾まわし
これは(筆者が)やったことのないゲームだが、交互に「罰ゲーム」の内容を書いていって、なんらかの指定された起爆タイミング(ここでは「先生が咳をしたとき」)に紙を持っていたほうが罰ゲームを実行する、ということらしい。
先生はわりと咳をするのでいろんな罰ゲームが発動するのだが、「こっそりとパンツを見せる」などの過激なプレイを、二人は教室で、授業中に、おっぱじめる。
ベースゲーム
とうとう彼女を自分の部屋に連れ込んだジン。大丈夫?子供が生まれたりしない?
ゲームの内容はベース(楽器のベースギター)の演奏に関連していろいろやるというだけのものだが、部屋でキスをしようとしてたら親が入ってきて失敗に終わった。残念賞。
ベースゲームⅡ
なんで前のエピソードでベースギターが出てきたかというと文化祭で演奏するからである(ジンが)。で、演奏中に「大好きだー!」とか言い出したり、演奏されるナンバーが「キスしてほしい」という曲だったりする。
巻末最後のほうで二人はとうとうチューをする。おわり。といっても、たぶんまた次の巻も出るのだろうけど。
彼女とつーぴー【3巻】感想
と思ったら巻末に広告載ってた。4巻は2023年の冬だそうである。冠に「二人プレイ専用ラブコメ『彼女とつーぴー』」とある。そうだったんだ。知らなかった。
ちなみに『ないしょの予習』の広告も載ってた。こっちは2023年夏だそうである。ちなみにこっちは「青春リビドーラブコメ」なんだそうだ。すげえ言葉の響きだな「青春リビドーラブコメ」。
さて、戻ってきた彼女とつーぴー、一般的なラブコメの標準からいえば相変わらずかなり過激なことをやっている作品なのだが、なにしろ『ないしょの予習』のほうがとんでもないからこっちはむしろほのぼのしているようにすら感じられる。こちらの感覚がおかしくなってきているような気がする。大丈夫だろうか、筆者。
彼女とつーぴー
男子中学生・天堂ジン(13)はある日、クラスで一番かわいい女子である瀬賀遊子に“じゃんけん”で勝ったところ、なんと告白されて付き合うことに。ちょっとえっちな罰ゲームを賭けた、【二人プレイ専用ラブコメ】、開幕!!レトロであたたかい絵柄で紡がれる、ニヤニヤが止まらない青春グラフィティ!!