平和の国の島崎へ(4巻ネタバレ)暗殺部隊を返り討ち!?強すぎる元戦闘工作員・島崎真悟!

平和の国の島崎へ(4)

平和の国の島崎へ(4)
著者 瀬下猛 / 濱田轟天
雑誌 モーニング
出版社 講談社
ジャンル 青年漫画

殺し屋マンガ『平和の国の島崎へ』、第4巻である。

平和の国の島崎へ(4巻)あらすじ

3巻から続いているのだが、島崎はLELの暗殺部隊に狙われている。いつもの人が混じっているのはいいとして、今回はかつてない人数で狙ってきている。どうやら本気らしい。足抜けした工作員なぞをなんでそこまで執拗に狙うのかはよくわからないがとにかくそうなのである。

今巻は大きく三つのエピソードが収録されている。前述の暗殺部隊のエピソード、そして野球回、それと最後に島崎が強盗一味を壊滅させる話である。

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平和の国の島崎へ(3巻の表紙)

平和の国の島崎へ(4巻)ネタバレ

さてまずは暗殺部隊の話。陰からこっそり襲撃してくるのかと思えばそうでもなく、コーヒーの注文に見せかけてメッセージを送ってくる。「ここで合流・待つ」。宣戦布告というわけである。

島崎は迷う。向こうが迎え撃つ気でいる以上、逃げるという手はある。一か月も潜伏して、行方をくらまして……そうすればLELの追跡をかわすことはできるかもしれない。

しかし、彼は今の暮らしを守りたいのである。で、暗殺部隊を返り討ちにすることにする。具体的には、皆殺しである。圧倒的に強い島崎、ばんばん殺していくのだが、途中で気づく。襲撃してきた部隊は、かつて共に作戦行動をしたことのある知己たちだったらしいのである。

でも殺しの手は休めない。島崎は勝利を確信している。自分一人で全員殺せる、と。結局、敵部隊の六割、25人を殺害した時点で、LELの方があきらめた。作戦中止である。だが、例のずっと出てきている暗殺者だけは(任務を解かれたのに)島崎の前に単身出てきて、やっぱり返り討ちにされ、今度はとどめを刺された。とうとう死んでしまった。

さて、次は日常回。野球をやる。草野球である。島崎は身体能力は高いが、野球のルールが全然わからない。守備はある程度どうにかなるのだが、バッティングは絶望的であった。それでも最終回、逆転のチャンスというところで長打を出すのだが、「走って」って言われて三塁側に走り出してアウトになった。ゲームセット。

次のエピソードでは、半グレっぽい連中がカードゲームショップを襲撃する計画を立てている。でかい車の中に、メンバーが五人。リーダー(運転手)がひとり、チンピラが三人、外国人らしき人物がひとり。いざ襲撃、という段になって、外国人が「メシ」と言い出す。そんなのあとにしろ、と言われるのだが外国人はメシを食わせろとごねる。で、本当にみんなで飯を食うことになる。

で、そのあとで襲撃敢行、というところで、とつぜん外国人が裏切り、リーダーとチンピラ二人を叩きのめし、一人を逃がす。その一人を救い出すのが彼の目的だったらしい。その外国人、変装を解いたら島崎だった。外国人じゃなかった。というわけで今巻終わり。

平和の国の島崎へ(4巻)感想

平和の国の島崎へ(4)

草野球の話と最後のエピソードはまあいつも通りなんだけど、暗殺団返り討ちのエピソードがね……主人公が敵をばんばん返り討ちにする話ではあるんだけど、爽快感とかがぜんぜんない。むしろ、もの悲しくすらある。結局島崎はこういう風にしか生きられないのかなー、っていうね。

で、ずっと出てきていた殺し屋のおじさんも死んでしまった。ナイフでめった刺しにされながら、最後に呪詛の言葉を吐く。「ほら見ろ、お前は変われないんだよ。呪われろ」。ずーんとくる言葉である。

ちなみに、LEL足抜け仲間のみなさんもこの惨状を見て困ったことをしてくれたと思っている。今後もうこういうことはやらないこと、しばらくお前には発信機を取り付ける、とのことである。

ちなみにこの作品は五巻もすでに出ている。先になるかもしれないが、いずれご紹介することになるかもしれない。まあ、どうなるかわからないがそのときはまたよろしくということで。

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作成次第、ご紹介。

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