漫画「はじまらない結婚」第12巻をご紹介！この作品は12巻で完結となっていきます。
今回で遂に陽が人生の決断をしていく事へ。
木に突きつけていくある書面。彼女が選んだ道は一人で子供を育てていく事。そして頼れる部分は木や住谷に頼っていく事。
読み手に考えさせるストーリーを作る天才だと称される木村イマ先生の特徴が如実に現れている作品に仕上がっています。陽の生き方に関して捉え方は人それぞれ。是非、自分の考えと照らし合わせて読んでみてくださいね！
はじまらない結婚【12巻】ネタバレ
木の全てを否定して一緒にいても幸せだと思えるのか…そんな苦悩を木に投げかけていく陽。
『そんな苦痛を選ばせるの？』
木を許して二人で幸せになれれば良いが…陽の決断は木を許して一緒にいる事ではなかった。
彼に離婚届を突き出していく陽。
『あたなが私を苦しめるなら私はあなたと居られない…それでもあなたは一緒にいたい？』
離婚届を受け取る木。
陽を苦しめてまで一緒には居られないと告げていく。
『連絡します…子供のこと』
木の家を出て行く。
彼女は木を許さずシングルマザーとして子供を育てる覚悟を決意。
『陽さんにそっくりですねー』
場面は既に陽が子供を出産した後。
産まれた子供をあやす住谷。陽は住谷に荷物運びを頼んでいた。
『離婚届くらい一人で出しに行きゃいいのに…』
陽を迎えに来た車が一台。
中に乗っている男に思う住谷であった。陽を迎えに来たのは木。この日は離婚届を一緒に出す日であった。
『頼れるところは全部頼るよ』
二人は役所へ。
そしてサインした離婚届を提出していく。
帰り…トイレの為にコンビニへ立ち寄る木。窓ガラスをコンコンと叩いて陽に尋ねる。
『アイス食べる？』
このアイスを食べきったらどんな明日が待っているのか…そんな事を考える陽であった。
アイスを食べ終わると鞄から太陽マークのシールを取り出していく。そして木の車の窓ガラスへ陽マークのシールを張っていく。
『めげずにくさらずに私は陽でやっていく』
ここで漫画「はじまらない結婚」は完結となっていきます。
はじまらない結婚【12巻】感想
最終的に陽は木と離婚。
シングルマザーとして生きていく決断をしていきます。ただし、頼れる部分は木に頼っていく模様。完全に縁を切って別れるワケではないようですね。
これも生き方の一つとして見れば納得。
陽の選んだ道に関して読者によってそれぞれの捉え方が出てくると思います。正解もないと思うので受け取り方は人それぞれ。是非、作品を読んでみて自分ならどうするのか…自分の人生に置き換えて決断してみると面白さが倍増するはず！
最後は陽らしさも全面に出ていたと思います。人を選ぶ作品だと思いますがハマる人は一気に引き込まれる内容。
興味が出た人は是非、チェックしてみてくださいね！
はじまらない結婚
「夫さん、浮気してますよ」――結婚式当日に新婦・陽（よう）が目にしたのは、バスローブ姿の幼馴染・星（あかり）と、その横でいそいそとベルトを締める夫・木（もく）の姿だった――。思えば初めからこの結婚に不安はあった。子供を授かって変わっていく自分の身体の横で、相も変わらず能天気な夫。妊娠が発覚した時「産んでください」と泣いて懇願したのは貴方だったはずなのに、どうして私ばかりこんなに苦しまなきゃいけないの？けれど、決断しなくてはならない。これは私の人生だから。
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