ガンニバル・2巻ネタバレ!村八分…浮かび上がる集落の闇…!?

ガンニバル(2巻)

食人村と噂される集落、供花村でのサスペンスを描く二宮正明先生の漫画「ガンニバル」2巻。今回は主人公である大吾、娘であるましろが失声症になった関連が明かされていく事へ。

また後藤家ではない供花村住人の闇が浮かび上がってくる驚きの展開へ。前任駐在員である狩野治の狂乱理由も明かされていきます。

いや〜大吾達に仇なす存在は後藤家だけと思っていましたが、集落全体が闇に満ち溢れています。もしかして後藤家は供花村の秩序を保つ存在である事が微レ存…。もしくは後藤家以外の住人は後藤家を排除しようと『関わるな』と吹聴している可能性も出てきました。

後藤家…供花村の住人…どちらが倫理を持っているのか…。益々面白くなってきましたよ!

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漫画「ガンニバル」2巻ネタバレ

病院のベッドの上で目を覚ます大吾。そこには有希、ましろ。そして恵介を筆頭に後藤家の面々が病室にいました。そして後藤家を代表して恵介が大吾に怪我を負わせてしまった事を謝罪。

有希も大吾に伝えていきます。
恵介達は後藤家の乱暴な部類に入る人間達から自分とましろを守ってくれてたと…。

大吾の頭に怪我を負わせた人物は後藤家の3人の内の一人であると処理されていました。しかし、違和感を感じて記憶を辿っていく大吾。自分の頭部を傷つけたのは後藤家の『あの人』と呼ばれる人物であると思いだしていきます。

しかし『あの人』の存在についてはぐらかす恵介。頭を怪我して混乱しているんだと大吾へ伝え出直す事へ。また大吾を襲った3人の内の2人は捕まったが銃口を向け、発砲してきた睦夫だけは逃亡している事を大吾へ伝えます。

一方、逃亡中の睦夫…。
大吾のスマホを拾っており、鑑識医である中村からの伝言を聞いてしまいます。切断された指は狩野治のモノで指には人間の唾液が検出されたと…。

『これはまずいのぉ…潰さんとな』

睦夫の側には逃亡をサポートしている4人の後藤家がいました。

真相に近づけず処理される駐在員殺しの事件…

大吾のスマホを利用して成りすまして鑑識医の中村と対面を果たす睦夫。続いて中村を利用して大吾を呼び出させていきます。

一方の大吾は一度本署へ。
署長に狩野治は後藤家の何者かに殺害された可能性がある事を伝えていきます。すると署長がカミングアウト。自身も供花村の出身者である事を明かしていきます。

ただ、後藤家に忖度する事なく狩野の件を再調査する事を部下に任命していきます。大吾は後藤家に暴行され被害者になった事で捜査から外される事へ。最後の仕事として鑑識医の中村のもとへ向かう大吾。

その道中、後藤家に尾行されていた大吾。
正面からダンプカーに乗った睦夫が接近。間一髪ですれ違い、事故を避けましたが銃を片手に車両から降りて迫ってくる睦夫。

睦夫の目的は狩野治の件についての自首。
狩野治は自分が殺したと罪を認めていきます。大吾を襲った『あの人』については後藤家が口裏を合わせており、存在が確認できない状態。同時に署長からも後藤家に関わるな…と圧力をかけられる大吾。

結局、狩野の件、大吾の件共に有耶無耶で真相に近づけず事件は処理されていきます。

明かされる娘が失声症になった訳…

2巻の中盤では大吾の娘であるましろが失声症になった過去の事件が明かされていきます。

昔は優秀であったが暴力刑事であった大吾。
そんな中、児童らに強制わいせつの罪で浮かび上がる今野翼といった男。実はこの男…過去にも同じ罪で大吾に逮捕をされていました。さらにましろとも面識のある今野。

ましろは今野を慕っている節があり、自宅を抜け出して今野の自宅へ訪れていきます。その現場へ大吾も到着。ましろが今野にわいせつ行為を受けていると勘違いした大吾は暴力で今野をねじ伏せていきます。

ましろの今野に対する優しい思いもありながら、最終的にましろを人質にして心中しようとする今野。ここで大吾はましろを守る為に発砲。娘の前で今野を射殺。

これがましろの心に精神的なショックを負わせて失声症へ。

浮かび上がる供花村の闇…

場面は過去の回想から現在へ。
後藤家と関わる事を止めて後藤家以外の住人達と親交を深めていく大吾。家族3人の表情もだいぶ明るさが出てきています。

そんな中、大吾と有希がお楽しみ最中に窓から覗く人影。
気づいた大吾が人影を追いかけていくと見覚えある後ろ姿。恵介とよく一緒にいる後藤家の人間でした。そして家の外壁を見ると『人殺し』とスプレーでイタズラ書きがされていました。

その後、事故の連絡が入り、現場へ急行する大吾。

事故連絡をしてきたのは恵介でした。事故は建前で大吾に用のあった恵介。それは覗き見していた後藤家の人間をキツく叱ったから大目に見て欲しいといった用件。

怒りが沸々と再燃する大吾。
スプレーによるイタズラ書きも後藤家ではないかと疑っていきます。しかし、イタズラ書きは否定する恵介と後藤家の人間。

そして後藤家の人間が狩野家が狂乱した理由の一つを大吾に伝える事に…。

『供花村住人(後藤家以外)は狩野一家を村八分にしとった連中ぞ』

自分達を暖かく迎え入れてくれている住人がそんな事をするはずないと信じきれぬ大吾…。一方、大吾の自宅では供花村住人が有希とましろを冷ややかな視線で見つめていました。

漫画「ガンニバル」2巻の感想

ガンニバル(2巻)

恵介達の語る言葉が本当であれば、むしろ本当に怖いのは供花村の住人。信用を得てから相手を突き落とすような下衆い状況に大吾達は見舞われていくのでしょうか。

まだまだ謎多き供花村。
真の悪は後藤家なのか…村人達なのか…。

3巻の予告では供花村住人の大吾達を排除しようとする圧力が強まっていく模様が示唆されていました。

問題だらけの集落で家族や自分の正義を守り抜く事が大吾はできるのか…今後も目の離せない注目の作品です☆彡


ガンニバル

ガンニバル

原作・著者二宮正明
価格605円~(税込)

山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!

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ガンニバル(3巻)

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