ガンニバル【8巻ネタバレ】国相手に喧嘩を売る凄まじ過ぎる後藤家!

ガンニバル(8)

二宮正明先生が描く究極のサスペンス漫画ガンニバル」第8巻。

ざっくりと今回の見所を挙げるなら…大悟の一番恐れていた事が現実へ…仲間から追い詰められていく恵介…後藤家の深い闇と真実を知る金丸の正体が判明…などなど見所満載の第8巻。

特に後藤家側の恵介の切なさが際立つ内容にもなっています。激しさ増す混沌と狂気。本当に面白い漫画なので興味が出た人は電子書籍ストアでチェックしてみてくださいね!

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ガンニバル

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ガンニバル(7巻)

ガンニバル【8巻】ネタバレ

ガンニバル(8)

66話ネタバレ

金丸の引き連れていた警官隊を全滅させる後藤家の主力メンバー。生き残っているのは金丸だけ。後藤家の一人は阿川大悟の娘を「あの人」に捧げる子供として策略を図っていく。

足掻く金丸。

『第一おまえら、知っててゆうとんか?阿川の嫁、子供の居場所を…』

『さぁ…どうかのう…』

意味深に含みを持たせるような雰囲気を醸し出す岩男。

一方、大悟側。
子供の救出をして村から出ていく算段であったが銃器を手にした後藤家達に襲われていく。

『奴らは狂ってる…だったら俺も狂うしかねぇだろ』

覚悟を決める大悟。
大悟側も刑事と後藤家の激しい死闘が繰り広げられていく。大悟だけは生け捕りの指示をもらっていた後藤家の面々。しかし、一人は大悟に対して恐怖を抱いていく。

『こんな奴相手にどうしろゆうんじゃ』

覚悟を決めた大悟は一人で後藤家の面々を再起不能にしていく。少なからず何人かは殺してしまっている大悟。そんな中、所長と一緒にいたさぶの娘・加奈子とその息子が発見されて人質になってしまう。

『阿川…お前が捕まってついてくるなら、こいつら解放したる』

67話ネタバレ

加奈子達を人質に取られる大悟。脳裏に妻・有希と娘・ましろの姿が思い浮かんで躊躇ってしまう。一方、有希とましろの元には2人を保護する刑事・千堂恵が迎えに来ていた。

加奈子を人質にされて動けなくなってしまう大悟達。

この状況を打破する為、一旦動きを止めて考える大悟。その間に無線機である人物に連絡を取る後藤家。

『聞こえとるか?今がチャンスや…奴ら警戒できとらんぞ』

大悟は森林の奥に隠れていたスナイパーに狙われていた。生け捕りは無視して阿川を殺せと伝える後藤家の一人。物静かな銃声が響くと共に撃たれたのは大悟ではなく、加奈子を人質に取っていた後藤家の一人であった。

『何を血迷ったんじゃぁ…洋介ぇえぇえぇ』

スナイパーは恵介の弟である洋介であった。一気に形勢逆転。後藤家の面々を確保していく警官隊。洋介を両手を上げて現れる。

『みんなのこと撃ってしもうたぁぁぁ』

大悟は洋介に声をかける。お前が救ったんだと…。そして洋介には手錠をかけずに付いてくるように伝えていく。

無線機を使って連絡をする大悟。金丸の方にいる後藤家の一人とやり取りをする。

『もう終わりにしねぇか…これ以上続けて何の意味がある!?』

意味など考えているから弱いと伝えていく後藤家。そして大悟に対して一言。

『おまえの嫁と娘の命…預かっとるぞ』

68話ネタバレ

有希とましろの保護に現れた千堂と菊田の2人。山伏から2人の保護を引き継いでいく。車両のある駐車場へ向かうと他の警官が千堂達を待ち構えていた。

場面転換。
妻と娘の命を預かっている事が信じられない大悟。

『俺が吹いとるだけかどうか…じきにわかるわ』

場面転換。
千堂達を待ち受けていたのは刑事課の星野と山下といった刑事であった。所長の指示で有希とましろの護送に協力すると語る2人。

策略を感じて自分が2人を送ると告げる千堂。

『着いてくるならまずは証明して下さい…警察署の中にもいるんでしょ…供花村と繋がってる人間が…』

星野と山下から不穏を感じ取ったましろ。千堂の方へ向かって逃げていく。ましろの腕を握って逃さない星野。

『間違ってたらゴメン、アンタら信用できないわ』

山下は銃口を千堂へ向けていく。有希が間一髪で銃口を逸していく。星野と山下を拘束して一緒に車両へ乗せていく千堂。菊田に問い合わせを頼む。2人の刑事は共に旧姓が「後藤」であった事を知る。

山下に阿川親子を狙っている目的を尋ねる千堂。2人を確保して供花村へ届ける事であった。そんな中、千堂達の車両を追いかけてくるトラックが一台。

『尾けられとると気付かんおまえらが悪い』

トラックは千堂達の車両に衝突。車は横転していく。

69話ネタバレ

生きていた有希とましろ。
そして後藤家の人間に確保されてしまう。妻と娘が後藤家の手中にある事を知って声にならない叫びをあげる大悟。

『もうすぐ阿川の嫁、子供が到着のようやぞ』

死体を並べて供養していた後藤家の面々。後藤家は警官隊との死闘で23人が死亡。その多くはじい様連中であった。自らが弾除けになっていた。

『後藤家が終い…アホ抜かすな…お前が生きとる限りあり得んのう…恵介』

血を絶やさない限り後藤家は滅びないと語る後藤家の一人、真(まこと)。

『俺達はこの家に生まれた者として生き様を示すだけじゃ…国相手に喧嘩売ったるわ』

恵介はそんな事をするのはアホだと伝える。しかし、後藤家の古い人間は真の方が正しいと答えていく。

場面転換。
金丸は岩男に拷問部屋へ連れて来られていた。後藤家の内情に詳しい金丸が誰と繋がっているのか聞き出そうといった魂胆である。

金丸もビビる様子を見せず、逆に岩男を煽っていく。

『おまえらホンマ好きやのう…まだ殺し合うゆうんか…70年前にもあったやろ…供花村で殺し合いが…』

知りすぎている金丸に脅威を感じる岩男。金丸が何者なのかを尋ねていく。金丸は口を開く。

『俺は銀の兄…長兄、後藤金次の孫…後藤家当主になるはずやった男や』

70話ネタバレ

岩男は金丸の耳を掴んで杭に釘で打ち付けていく。質問だけに応えろと冷静な岩男。

金丸は岩男にさらに煽る。
お前達は本当の事を知るべきだと告げる。

『後藤銀が…あのじじいが一体何者で今の後藤家はどう創られたか…』

知ってる事を全て話してやるから拷問いらないと告げる金丸。

一方、総合病院まで辿り着いた警察の一向。惨劇の後を見て後藤家への脅威を覚えると共に怒りを滲ませていく。まだ後藤家に向かった警官隊の報告を受けていなかった大悟達。一体何人が殺されたのか心配をする刑事。

『数なら俺が合わせてくる』

一人でまだ後藤家と戦う覚悟を見せる大悟。刑事の一人が個人でどうにかなる問題ではないと伝える。

『この国 対 後藤家の話なんだよ』

それでも大悟は自分と後藤家の因縁であると告げる。後藤家に怒りを滾らせていく大悟。

『全員殺す』

一方、後藤家には有希とましろが送り届けられていた。2人に啖呵を切っていく真。2人に恨みも何もないが「喰らう」と告げていく。大悟の目の前でと…。

真が喋る中、押し黙る恵介。
彼が恵介に対して引っ掛かっていた事を告げていく。

『おまえかぁ!?裏切ったんは?答えてみぃ…恵介』

場面転換。
金丸から後藤家の実情を聞いた岩男。うつむいて肩を落としているような状態。

『その話…本当なんだな…だとすればこの話…誰にも聞かせる訳にいかんの』

金丸の顔を掴んで首をへし折っていく岩男であった。

71話ネタバレ

恵介を煽る真。
そして岩男が戻ってくる。彼は金丸を殺したと伝えていく。聞き出せた事は何もなかったと語る岩男。手掛かりとして金丸の携帯だけを真に手渡していく。

恵介の有罪、無罪を証明する人間がいなくなってしまった。真は恵介に裏切り者ではないことを証明するように指示。

『阿川の嫁を殺せ』

『おまえにもこいつが人間に見えとらんと証明してみせろ』

迷いを見せていく恵介。
周囲から「殺せ」コールが巻き起こっていく。追い込まれていく恵介。そんな時、金丸の携帯が鳴る。着信に出る真。声を聞いて相手が誰かすぐに判明。同時に電話の相手が顔を出してくる。

村長の清であった。

『裏切ったんは僕や』

清が裏切り者はあり得ないと語る後藤家。彼には子供の居場所など教えていなかったのだ。後藤家に自分を舐めると告げる村長。前駐在所でもある狩野に子供の場所を教えたのも自分だと告げていく。

岩男が横槍を入れる。

『予定変更や…恵介…おまえの手でアレを殺せ』

殺して後藤家当主に相応しいと証明しろと語る岩男。村長の顔を見遣る恵介。

『やるんや、恵介』

どこか晴れ晴れしい顔をしていた村長。

72話ネタバレ

恵介の父親役でもあった村長の清。大悟達の母である藍がいなくなった夜の過去を振り返っていく。

その夜、自分の力不足を痛感していた清。酒に溺れようとしていた。そんな彼の手を握って無言で慰めていた幼い頃の恵介。そんな当時を思い出していく。

そして恵介は覚悟を決めて清にナイフを突き刺していく。耳元で清に告げる恵介。

『心配すな…俺が変えるから…心配すな、父さん』

後藤家の前では非情に徹する大悟。無罪の証明を見せていく。

一方、事情の分からない有希。後藤家の人間模様の訳のわからなさに恐怖しか感じていなかった。そして真へ再び連絡が入る。相手は大悟であった。

彼は有希とましろの無事を確認させろと告げる。できないなら横の人間を殺すと真に伝える。

『おまえらの大事な大事な当主の弟…ぶっ殺すと言ってんだよ』

73話ネタバレ

大悟は単独行動を起こしていた。
大悟の言葉を聞いて、恵介は真へ相手を代われと伝えていく。落ち着かせる真。周りに他の警官がいない事を確認する。

『わかってんだろ…今俺は警官として動いてねぇ』

有希は叫ぶ…大悟、助けてと…。

自分が巻き込んでしまった事を謝罪する大悟。一人で供花村に向かっている事を明かす。

『今向かってる…そしたら必ず…』

『おまえら傷つけた後藤家全員、殺してやるからな』

鬼の心になっている大悟にショックを受ける表情の有希。

場面転換。
宗近の自宅。死に際だった父が目を覚まして生き永らえていく。後藤家と警官隊の死闘があったことを教えていく。宗近と一緒にいた村人の一人が口に出していく。

『後藤家、叩くんなら今ですよ』

『70年溜まってきた鬱憤、晴らすんは今やと言うてるんです』

神社の庭では後藤家ではない村人達が祭りで踊り狂い喜びの笑みを浮かべていた。

『見て下さいお二方…後藤家の人間が殺されて皆が喜んどる』

宗近の父親は会って欲しい人間は駐在のことではないかと宗近に問う。そして心の中で思う。

銀さん…僕ら2人が築き上げた秩序が今、音立てて崩れだしとる…たった一人の男が登場したことによって…こう思うのであった。

74話ネタバレ

供花村へ辿り着き、洋介を人質にして後藤家と対峙する大悟。相手は有希、ましろを人質にしている。

真は大悟への恨み節を語っていく。
兄弟同然の間柄であった陸夫を逮捕された事に怒りを滲ませていく。

大悟も真への怒りを露わにしていく。

『おまえだよな電話の相手…随分調子こいてはしゃぎ周りやがって…お前から殺すって決めてたよ』

バチバチ状態の2人。
恵介が仲裁に入って取引条件を提示していく。3つ数えてお互いの人質を放して交換しようとする。ここで岩男が横槍を入れる。

『確認しておきたいことがある…洋介…おまえ何で捕まっとる?』

岩男は疑問だった。
洋介の銃の腕は後藤家でもNo.1だ。簡単に警官全員を殺せたはずだと…。誰に銃を向けたのか問う岩男。言葉が出ない洋介。

『おまえ裏切ったな…』

洋介は本心を吐露していく。彼の考えは恵介と同じであった。もう誰にも死んで欲しくなかったと語る洋介。

『お前の気持ちはようわかった…もうええ…そいつのことは好きにせぇ』

『こっちも好きにさせてもらうわ』

真が銃の引き金を引く。
ましろの顔に血が飛び散っていく。ここで第8巻は終了。

ガンニバル【8巻】感想

ガンニバル(8)

濃厚過ぎる第8巻。
もう狂気の人間模様が恐怖です。同時に村長と恵介のやり取りは親子愛を感じさせる内容で涙。本当に恵介といった人間は色々と背負い過ぎていて切ないです。

一方で後藤家の真実を知る男であった金丸。岩男に殺られてしまう事へ。これで全てを知る人間は残り、宗近の父親だけになるのでしょうか。

有希の安否も心配。
早く次巻である第9巻が読みたい。

もともと、画力も高い作品ですが、さらに実力が増したのか…一つ一つの表情に躍動感が強く表れるようになっています。是非、手に取って頂きたい極上のサスペンス漫画。イチ推しです!


ガンニバル

ガンニバル

原作・著者二宮正明
価格605円~(税込)

山間の村「供花村」に赴任してきた駐在・阿川大悟。村の人々は大悟一家を暖かく受け入れるが、一人の老婆が遺体で見つかり、大悟は村の異常性に徐々に気付き、ある疑念に囚われる…。「この村の人間は人を喰ってる」──。次々と起きる事件、村に充満する排除の空気、一息も尽かせぬ緊迫感で放つ、驚愕・戦慄の“村八分”サスペンス堂々開幕!!

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