十字架のろくにん【5巻ネタバレ】卑怯…非道…凶暴過ぎる現役最強高校生に苦痛を与える復讐開始!

十字架のろくにん(5)

漫画「十字架のろくにん」第5巻の見所や感想をお届けしていきます!

今回は遂に久我をメインターゲットにして俊の復讐が開始。

圧倒的な貫禄とパワーでねじ伏せてきた破壊神でもある久我。彼の外道過ぎる人間性も明かされたり…意外過ぎる彼の心情も明かされていきます。

そんな彼に復讐を開始する俊。これまた爽快なんですが…いつも詰めの甘い俊。ここでもその本領を発揮。ある人間の死がきっかけで戦況がひっくり返りそうになっていく状況へ。

復讐はあと久我と京のみ。
このまま順調に成し遂げられるのか…!?

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十字架のろくにん(4)

十字架のろくにん【5巻】ネタバレ

十字架のろくにん(5)

43話ネタバレ

杏奈を調査する事にする俊。
彼女から至極京に似ている雰囲気を感じていた。もしかしたら復讐に関するいい材料になるかもしれないと考える俊であった。

彼女の尾行をしていると杏奈はラーメン屋へ。異常な量のラーメンを食して完全にフードファイターであった。同時に店の大食いランキングを見ると久我の名前。

なんと杏奈は大食いなら久我に勝る実力の持ち主であった。もしかしたら久我は杏奈をライバル視している可能性があると思いこんでいく俊。

その後も彼女を尾行。
そして俊は杏奈のある情報を掴む。彼女は至極京の従兄弟であった事が判明。復讐に使える女かもしれない…。

そう思った俊は女装して杏奈に接触を試みていく。

44話ネタバレ

女装と漆原といった偽名を使って杏奈に接触していく俊。

まず久我の事で相談があると切り出していく。二人はカラオケ屋へ移動。俊は久我から酷いシゴキを受けている体で話を進めていく。

『つらかったよね…』

杏奈は泣き出すと共に必ず漆原を助けるから心配しないで欲しいと。そして彼女は久我を更正させる作戦を実行中である事を明かしていく。

『昔はあんな奴じゃなかったの…』

昔から繋がりがあって良く遊んでいた杏奈。昔はもっと他人を思いやる事が出来た人間であった事を明かす。そして急用が出来たからと颯爽と立ち去っていく杏奈。

俊も遅れてカラオケ屋を出ると久我と腕を組んで歩いている杏奈を発見。

45話ネタバレ

二人がどんな関係なのか気になった俊。再び二人を尾行していく事へ。そんな時、二人を尾行しているもう一人の人間を発見。

久我と同じ柔道部である黒澤であった。

『あれ…お前なんか見たこと…』

黒澤は女装している俊に気付いていく。とにかく口を塞いで黙っているように指示。そんな時…デート中であった二人に見つかってしまう事態へ。

久我と一緒にいた杏奈は彼と付き合っている事をカミングアウト。杏奈狙いであった黒澤は魂が抜けたように精神崩壊していく。さらに漆原がどうして黒澤と一緒にいるのか追求される事へ。

『オレたちも付き合ってんの』

精神崩壊した黒澤が適当な事を言い出して4人はファミレスへ行く事へ。まさかの久我と急接近する状況へ。

取り敢えず二人の関係が気になる黒澤。二人がどこまで進んでいるのかなど精神崩壊した状態で探っていく事へ。彼の限界を感じた俊。取り敢えず席を立って久我達と離れる事へ。

『黒澤くんには振り回されたが…結果オーライだ…杉崎杏奈…使えそうだ』

場面は高架下。
ファミレスを出て移動していた久我と杏奈。

『お前…さっきのどういうつもりだ?』

なんの躊躇いもなく杏奈の腹部を拳で殴っていく久我。恐怖の表情で謝る杏奈であった。

46話ネタバレ

ファミレスでの杏奈の言葉が癪に障った久我。彼女に暴力を振るっていく。久我にとって杏奈は別に特別な女でもなく至極京に似ているから遊んでいる程度であった。

場面は翌日の学校。
白川が学校へやってくる。何とか精神も回復していた白川。俊をチラ見して笑顔。彼も笑顔で返していく事へ。

放課後は叔父のお見舞いへ。命に別状はなく来月にも退院が出来ると。

『よかった…じゃあ…4人目…殺るよ』

久我をターゲットにして復讐を開始する事を叔父に告げていく俊。表情が一変。しかし、叔父は入院中で今回は手伝えないので細心の注意を払って挑むように忠告をしていく。

47話ネタバレ

場面は柔道部の部室。
久我は朝練と称して部室に女を招いて朝から激しい陵辱をしていた。

『オレの彼女が…たぶん中にいる』

同級生の彼女だろうがお構いなしに気に入った女を呼び出して陵辱していた久我。

黒澤は杏奈の事が心配になっていく。
そして朝練を終えた久我が部室から出てくる。黒澤に気づくと彼を殴打。さらに左腕を折る凶行。完全に狂っている。

場面は久我の帰り道。

『やぁ…まだ殺さないの?』

久我は京へ胸中を語っていく。もうじき彼を殺れるのが嬉しくて堪らないと。

俊をどう殺すかずっと考えていると明かす久我。その残虐な方法を言葉にしながら興奮が高まっていく。

『…いいね』

そんな彼を見て安心する京であった。俊をどう殺すか興奮して叫んでいると久我の携帯にメッセージが入る。

『お前の大切な人を預かった』

そこには杏奈を拘束している写真も添付されていた。

48話ネタバレ

久我を誘い出す為に杏奈を拉致していた俊。危害を加えるつもりは一切なく車の中で復讐が終わるまで待機させる事へ。

そして久我に勝つ為の鍛錬を思い出していく。

『久我と俊では力も体重も違い過ぎる…並の努力では無理や』

叔父に現状を思い知らされると共に勝つ為ならどんな努力もする事を決意していた俊。

修行中。
俊は叔父から細めの木を折れるまで背負投の鍛錬を積むように指示されていく。

『久我は今よりもっと大きく強くなる…』

俊が選んだのは叔父が選んだ木よりも数倍太い木であった。これを折れるまで鍛錬すると。さすがにそれは人間では無理だと告げる叔父だったが来る日も来る日も太い木で背負投の練習。

そして遂に根っこから太い木を投げる事に成功する俊。

『もうお前が人間に負けることはないやろ』

叔父も俊の実力を認めていく。そして回想が終わると同時に指定した場所に久我が来た事を察する俊。

『うるまぁ!来てやったぞ!』

49話ネタバレ

俊が久我を誘い出した場所は山奥の小屋。その中は畳。そして道着を着用して小細工無しで彼を待ち構えていた。

『遅かったな』

久我への静かなる怒りをぶつける俊。彼にも道着を手渡していく。

『てめぇ…まさか柔道でオレと勝負しようってのか…』

柔道日本一でもある久我。いわば本職である。お前ごときが柔道で俺に勝てる訳がないと怒り狂う久我。

『真正面…真っ向から全面的に殺してやる』

俊が久我を煽る。さらにキレる久我。

50話ネタバレ

俊の望み通りに道着に着替えて勝負を受けて立つ久我。しかし、柔道の体をした殺し合いだと告げる。

ジェスチャーで来いよと煽る俊。
その瞬間から死闘が開始されていく。久我を捌く俊であったが道着を掴まれてしまう事へ。

ここで久我の強さの秘密が明かされていく。
彼が最強の理由はシンプル。並外れた力の持ち主であったからである。さらに握力は人間離れ。

『久我に掴まれる事は敗北を意味する』

掴まれた俊は離れようとするが彼の握力の前では何もかもが無意味だった。そのまま投げられて馬乗りされてマウントを取られてしまう俊。

『柔道はここまでだ』

そう伝えて大きな拳を振りかざす久我。

51話ネタバレ

窮地を向かえる俊…。
しかし、久我が殴ったのは地面であった。

『掴まれた時は旋回や』

叔父との鍛錬で久我対策を習得していた俊。身体の旋回を利用する事で驚異的な握力もなんなく抜け出す事に成功。

その後も旋回を利用して久我に掴まれてもなんなく脱出していく俊であった。

『それで本気か?』

逆上する久我。
動きが雑になっていく。その瞬間を見逃さない俊。彼の腕を掴んで遂に久我を背負投げ。

柔道が強すぎて投げられた事すらない久我。受け身すら取る事が出来なかった。

『血を流すのも初めてか?まだまだいくぞ』

その後は久我を投げ飛ばし続ける俊。
関節が逆に曲がるなど見たこともない姿にされていく久我であった。

『ガッカリだ…これで終わりにしよう』

勝負有り。
そして俊はドラム缶を取り出してくる。中に何か居る事を察する久我。

52話ネタバレ

意識を失った久我。
目覚めると吊り上げられていた。そして久我をドラム缶の中に降ろしていく俊。

ドラム缶の中にいたのはシャコであった。

『それはシャコ…別名…海のボクサー』

シャコの特徴を活かして久我に苦痛を与えていく俊。シャコは人の爪や指の骨程度なら簡単に折る生物であった。

しかし、この程度の痛みなら耐えられると感じる久我。俊はドラム缶に火をつけて湯を沸かしていく事へ。

『僕はちょっと外すから一人で楽しんでてよ』

シャコは温度変化に弱い生物。故に熱を避けるために久我の身体の中へ入り込んでいこうとする。

久我の皮膚を食い破っていくシャコ。

53話ネタバレ

久我の悲鳴が聞こえてきて頃合いを見計る俊。
道場に戻ると久我の姿が消えていた。彼を助けたのは杏奈であった。

逃げた先に小屋があったので久我を連れていく杏奈。小屋は俊と叔父が死体の処理をする場所であった。

瀕死の久我を見て彼を助けようと必死になっていく杏奈。

『誰だ…お前…京…ちゃん』

おぼろげな久我は杏奈が京に見えていく。そして彼女を京だと思いこんで押し倒していく。

『京ちゃん…ずっとこうしたかった』

杏奈の服を剥いでいく久我。

54話ネタバレ

杏奈の事を京と勘違いしながら陵辱していく久我。

あまりに荒々しく乱暴な彼に制止するよう求めるが精神がおかしくなっている久我の暴走は止まらない。

久我の回想へ。
彼は昔から京に対して特別な感情を抱いていた。ある日、その感情が爆発して京を襲った時があった。

『京ちゃんごめん…オレずっと…京ちゃんのことが…す…』

しかし、京は久我の顔にボールペンを押し立てて引き裂いていく。久我の顔にある古傷はこの時のものであった。

『誰も僕を手に入れる事は出来ないんだよ』

回想から戻るとピクリとも動かなくなっている杏奈。

そして俊が小屋に訪れる。

『杏奈さん…死んでる?』

責任を感じていく俊。杏奈は陵辱されて死んでいた。

『なんで…杏奈さん…どうして…』

杏奈の死を目の前にして動揺する俊。その背後から久我が奇襲しようと仕掛けてくる。ここで第5巻は終了。

十字架のろくにん【5巻】感想

十字架のろくにん(5)

この人達は高校生の設定なんですが…やることなすこと完全にキチ○イ(褒め言葉)です(笑)

久我に関してはクズとか非道では表せない人間性。
俊があっさりと彼をボロ雑巾のようにした時は爽快でしたが…まさかの杏奈が彼を救出。

さらに毎回、あと一歩の場面で詰めが甘い俊。最後に奇襲される場面が描かれていきます。今まで様々な漫画を読んできましたが久我程のクズな人間は中々でてくるものじゃありません。

本当に発言も行動もヤバイので是非、読んでみて欲しい漫画。

巻末には次回予告があるのですが悍ましい表情の俊が描かれていきます。彼は闇堕ちしてしまうのか…。久我を倒せば残るは得体の知れない至極京だけ。

とにかく早く続きが読みたい作品。グロエグ畜生なサスペンス漫画を読みたい人はドンピシャなので是非!


十字架のろくにん

十字架のろくにん

原作・著者中武士竜
価格1冊:660円(税込)

“実験体A”と名付けられ、同級生5人から嬲られる日々。小学6年生の漆間俊は、壮絶ないじめに苦しむ「地獄」の中にいた。だが、そこには兄想いの弟と、子を守る父母という「救い」があった。あの日、5人の化け物たちが、鬼畜の所業で家族を奪い去るまでは……。やがて、全てを失い、真の地獄を見た俊の中に暗い「願い」が宿った。戦時中、秘密部隊に所属した祖父の指導の下、生まれ変わる少年。そして4年が経った時、彼は因縁の敵の前に姿を現す……。この復讐は誰にも渡さない。

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