中武士竜先生が描く漫画「十字架のろくにん」最新刊となる第2巻の内容をご紹介。2巻では第5話~14話までが収録されています。
一人目の復讐相手への制裁を終えて、2巻では二人目のターゲットを俊が見据えていきます。
次の相手は用意周到。
俊は圧倒的な復讐を果たす事ができるのか…。千鶴も巻き込まれてカオスな状況に変貌していきます!
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十字架のろくにん【2巻】ネタバレ
5話ネタバレ
復讐の一人目となる千光寺を捉えて監禁室にて吊るす俊。一面シート張り、机と鏡、ピーラー…自分が一体目の前にいる俊に何をされるのか不安になっていく千光寺であった。
『何か飛び散っても後処理は簡単だって』
そう伝えると俊は改造エアガンを取り出す。そして過去、千光寺に改造エアガンで苛められた記憶が蘇っていく。俊の持つ改造エアガンの銃口は千光寺の眼球を狙おうと向けていく。肉が抉られるほど威力を持つエアガン。
『仕方なかったんです!』
突然、泣き出して命乞いを始める千光寺。至極京が怖くて従うしかなかったと告げていく。今に思えば洗脳されていたと…。
しかし、俊は千光寺の言葉などまったく信じていなかった。早く本音で話して欲しいと背中を向けていく俊。一方、やたらと大量の汗が出てくる千光寺。俊はまったく汗をかいていない。
『神経が過敏に反応してるのかな』
俊は祖父に教えてもらった拷問方法を実践していた。「剥き」と言われる拷問の一つ。俊はピーラーを使って千光寺の表皮を削って筋肉と神経を剥き出しにしていた。その姿を鏡で見せられて断末魔のような声をあげる千光寺。
剥き出しになった筋肉の繊維をなぞるだけで激痛が走る千光寺。その上で俊は改造エアガンを取り出して剥き出しの神経に打ち込んでいく。
強烈な痛みに泡を吹く千光寺。
同時に本性を現していく。イジメられたのはお前が悪いと…。至極京は自分を認めてくれた人間だと崇拝。本当はもっと苦しんでいる俊の表情が見たいと言い出していく。
『やっと本音で話したね』
改造エアガンを向けて暗転。
千光寺は神経に大量のエアガンを打ち込まれて泡を吹いて死亡していた。
一人目への復讐を終えた俊。別室で拘束して待たせていた千鶴のもとへ。そして彼女に選択を与えていく。起きたことを黙っているか…それとも死ぬか…。
場面は変わって自宅に戻ってくる俊。祖父に千光寺を殺ったと伝えていく。
『そうか…そうか、後片付けは任しとき…』
学校では千光寺が行方不明になったと騒然。一方、俊は弟の翔のお見舞いに来ていた。翔が目覚める事を期待しつつ、復讐が終わるまで待っていて欲しいと心の中で思っていく俊であった。
場面転換。
橋田警察署。刑事課の巡査長・太田朝子が巡査部長である安西全一を探していた。
太田は安西に千光寺克美が行方不明になっていると伝えていく。その名字に覚えのあった安西。
『あの時の…漆間俊の同級生か…』
6話ネタバレ
続いての復讐相手のターゲットを見定めていく俊。次は右代悠牙(うしろゆうが)に狙いを定める。
右代の現状、狂気が明かされていく。
彼は売春斡旋、麻薬売買など高校生の傍ら裏社会のビジネスに足を踏み入れており、悪の限りを尽くしていた。ウリを辞めたいと言う女がいるなら恐怖を植え付けて逃げられない状況を作り出していく。
右代を過去と何も変わらず悪のままだったこと知って何の憂いもなく殺せると決意をしていく俊。
自宅のインターホンが鳴る。
尋ねてきていたのは安西と太田の刑事二人。安西は4年で大きく雰囲気を変えた俊の姿に驚いていく。そんな中、鋭い質問を切り出す。
『俊くん…千光寺くんのこと…どうかしちゃった?』
とぼける俊。失踪直前に俊と話していた事までは情報が入っていた安西達。再び鋭い質問を切り出す。
『何で自分をいじめてた子と仲良くしてたの?』
俊はため息をつく。
自分はイジメられてなどいないと。4年前にも同じ証言を安西にしていた。二人のやり取りに頭クエスチョンの太田。さらに切り出す安西。
もし事故ではなく両親を殺し、弟を植物状態にした人間がいるならどうすると尋ねていく。
『殺しますね…もしそんな奴がいたらですけど』
俊から湧き出る殺気に圧される安西と太田。彼の目を見て確信する安西。只事ではないと。そして祖父がやってきて過去を掘り起こさないで欲しいと伝える。帰っていく安西達。俊と祖父は安西が疑っている事に確信を持つ。
『疑ってる…何も証拠は残さないけどね』
場面は変わって人気のないトンネルに集まる至極京、久我大地、右代悠牙、円比呂の4人。京は千光寺が消えた事をメンバーに告げていく。千光寺が予兆や報告も無しに消える事はありえないとした上で京は3つの可能性を考える。
- 生きているが連絡していない
- 生きているが理由があって連絡できない
- 死んでいる
そんな中、久我は千光寺が漆間の事で思い詰めている事を語ってきた明かす。漆間の名字を聞いて目の色が変わる京。ボソッと呟く。
『…3だ』
この日の集合はすぐに解散していく。
そして至極京だけが事態を一瞬で把握していく。背景に漆間俊が必ず絡んでいると。そして静かに微笑みながら帰路についていく。
数日が経過。
右代の売春斡旋グループに千鶴が参加していく事へ。
7話ネタバレ
右代の情報収集をしようと俊は彼が通う高校の正門前に訪れていた。右代の同級生に声をかけて学校内での彼の様子を調査していく。絵に描いたような好青年であった。
しかし、一人の生徒がある有力情報を教えてくれる。
『あの事件があって随分落ち込んだみたい…最近は学校にも来てないし…』
あの事件とは右代の彼女だった花蓮といった女子が突然失踪した事件だった。桜庭花蓮といった女子が右代攻略に鍵へなりそうだと考えていく俊。
場面転換。千鶴へ。
彼女は友人であるミキに頼まれて右代の売春グループに参加していた。待機中に川島といった男に言い寄られる千鶴。ミキが川島へやめるように指示。同時にこれが何のバイトか尋ねていく。
『ごめん千鶴…これ…ウリなの…』
ミキは右代に喜んで欲しくてウリで働く少女達を集めていた。その一人に選ばれたのが千鶴であった。そしてトイレで際どいセーラー服に着替えさせられる千鶴。
すると川島が入ってきて千鶴を犯そうとしていく。
脳裏で俊に助けを求める千鶴。するとトイレの扉がドカッと開けられていく。そして川島を蹴り飛ばしていく。
『最近、素行の悪さが目立つな川島』
助けてくれたのは右代であった。
その後、ミキの元へ戻ると既に右代の姿はなくなっていた。メンバーの一人の男が告げる。
『悠牙なら出かけたぜ、たまに行くんだよ…どっかに…』
仲間も一体どこへ言っているのまったく知らなかった。そして場面は右代へ。彼はあるマンションの一室へ。そこには彼の彼女である桜庭花蓮が鎖で繋がれていた。
『殺して!殺して!』
笑顔で右代に近づき、怖い言葉を連呼していく花蓮。しかし、右代はお前以上の女はいないと彼女を気の済むまで犯していく。
『お前とヤッてる時だけオレの渇きが潤う…お前は誰にも渡さねぇ!』
8話ネタバレ
あるマンションの一室で花蓮を犯す右代。
その一連の状況を窓の外から見ていた人物がいた。千鶴であった。
彼女はミキから右代がいつもどこに出掛けているのか探って欲しいと頼まれていた。
『バレた!?ヤバイ!右代くんやっぱりヤバイ人だった』
翌日。
千鶴はメンバーの一人へこのバイトを辞めたいと伝えていく。しかし、仕事の事に関しては右代に直接伝えて欲しいと言われる。同時に右代が登場。
彼は別室に千鶴を移動していく。
そしてスマホで花蓮の写真を見せていく。反応してしまう千鶴。
『その反応…昨日のはやっぱり千鶴か…』
右代は監禁プレイだから安心して欲しいと伝えていく。そういった趣味であり性癖だと。笑顔を見せつつ、ポケットからナイフを取り出して振り回す右代。そして千鶴を捕まえて押さえつけていく。
『ごめんな千鶴…アレ見られたら死んでもらうしかないわ』
9話ネタバレ
俊は祖父の「アレの用意」をして欲しいとお願いしていく。同時に右代を追い詰める為にあと1ピースが足りないと苦悩を漏らしていく。
一方、千鶴。
首元にナイフを当てられて窮地であった。そこへ千鶴に指名が入ったと呼びに来る右代の仲間。さすがに殺しを見られる訳にはいかないと千鶴の拘束を解いて誤魔化す右代。
『千鶴…仕事から帰ってきてからお前をどうするか決めよう…』
そして千鶴はお客のいるラブホの303号室へ足を運んでいく。先程は死の極地にした千鶴だったが、次はハレンチな事を考えていたり…。自分でも自分がどうかしていると感じていく千鶴であった。
そして303号室を開ける。
部屋の中には俊が立っていた。
『待ってたよ…東さん』
10話ネタバレ
何故、俊が違法風俗を利用しているのか理解が追いつかない千鶴。一人でテンパる千鶴。
『右代のことを教えてほしい』
千鶴から右代に関する情報を得ていく俊。そして千鶴にはホテルで待機するように指示を出していく。
『僕は今から右代の所に行ってくる』
出ていこうとする俊を呼び止めて…突然、告白する千鶴。好きだから酷い事はこれ以上して欲しくないと訴えていく。
『ありがとう…でもダメなんだ…あと4人殺さないといけない奴がいる』
右代がその二人目だと語る俊。千鶴はそれなら手伝わせて欲しいと伝えていく。しかし、千鶴の鞄には盗聴器が仕掛けられていた。二人のやり取りを聞いていた右代。
『そうか…やっぱりお前か…漆間』
11話ネタバレ
右代は仲間を集めて敵の襲撃があると称して警備を固めていく。さらに今回は雁野(がんの)なる人物も動いてもらうと伝えていく。
雁野に恐怖を覚える一人のメンバー。
奴はヤバイと一緒の見張り役に伝えていく。
『お前…喧嘩で一番大事なモン何かわかるか…キレる速さだよ』
場面転換。
雁野が登場する。彼は路地裏を歩いていたカップルを襲撃して女の方を犯していた。
雁野に連絡が入る。
右代からである。彼は雁野に千鶴を攫って欲しいと依頼をしていく。
ホテルで一人待機する事になる千鶴。
すると扉をノックする音。今から清掃すると伝えられていく。同時に鍵を開けられてしまう。
『やさしい清掃です…』
鍵を開けて顔を出してきたのは雁野であった。千鶴の部屋に入ってくる。
12話ネタバレ
千鶴を見るなり、初恋の相手に似ていると上機嫌になる雁野。ちなみに雁野は千鶴と合意の上でセ○○スできると勘違いしている。しかし、逃げ回る千鶴。
ベッドのシーツを被せて悶ている間に千鶴は浴槽の中に身を潜めていく。
しかし、狭いラブホの室内。
すぐに千鶴は見つかってしまう。初恋相手の事を語っていく雁野。その上で問いただす。
『どうする?合意する?しない?』
しないと断ろうとすると雁野の怒りが千鶴に向けられていく。現れたのはフルフェイスのヘルメットを被った男であった。
『バイクマンだ!』
13話ネタバレ
バイクマンは俊である。ただフルフェイスのヘルメットを被っているだけ。何故、彼がホテルに戻ってきているのか経緯が明かされる。
右代の所へ向かう途中、千鶴の名前を口にしていた雁野のすれ違っていた。雁野が右代の手先である事は明白。身元がバレる事を恐れて俊は顔を隠すためにヘルメットをしていく。
邪魔された雁野は怒りを俊へ。
バトルが開始されていく。しかし、体格差がありすぎて俊の打撃は効かない状況。
『なら…殴るではなく刺す!』
ボールペンを片手に雁野の腹部を刺す俊。しかし、カウンターを喰らって吹き飛ばされていく。
雁野の圧倒的な力の前で窮地を向かえる事になる俊。その時、祖父の教えである「抜き」なる攻撃方法を思い返していく。
『やるか…アレ』
14話ネタバレ
俊は一か八かで雁野と対峙。両者が殴り合う中、雁野の腕が動かなくなる。祖父の教えである「抜き」なる攻撃は関節を外す必殺技。
両腕の関節を外されて腕が使い物にならない状態の雁野。
その後、獅子を拘束されてホテルの浴室に雁野を閉じ込める事へ。
『東さんはどうする…?』
そう言ってすぐにホテルを後にしようとする俊。千鶴は彼を呼び止めて突然、俊にキスをしていく。
十字架のろくにん【2巻】感想
一人目の千光寺への復讐を終えて、2巻では二人目となる右代への復讐に動き出す俊が描かれていく。かなりクレイジーだと思ったのが千鶴である。
突然、俊に告白したり、キスをしたり…。唐突過ぎて彼女の行動が一番読み辛いかもしれない…(笑)
今回もいい感じでイカれたキャラばかりが現れる「十字架のろくにん」次巻では右代への復讐が完了しそう。このペースだと10巻以内には完結する感じですかね。
爽快でエグい復讐劇を見たい人にオススメしたい作品。是非!
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✅ 十字架のろくにん【3巻ネタバレ】三人目のターゲットは最悪の鬼畜野郎…卑劣過ぎる男に胸糞!
↓↓以下で十字架のろくにんのネタバレをまとめています↓↓
✅ 十字架のろくにん【ネタバレまとめ】最新巻から結末・最終回まで公開中!