『チェンソーマン』2巻である。
チェンソーマン【2巻あらすじ】
今巻では、いろんな悪魔たちとのバトルやデンジたちの日常が描かれていく中で、作品の根幹にかかわる設定や複線が次々に明らかになっていく。
たとえば、デビルハンターと呼ばれる連中はどう戦うのか、という問題。1巻では明らかにならなかったのだが、多くのデビルハンターは悪魔と何らかの形で「契約」しており、悪魔を使役して戦う。
また、当面の物語の目標的なもの。「銃の悪魔」と呼ばれる、桁外れに強大な悪魔がいる。13年前に現れ、わずか数分で何十万人もの人間を殺し、その後は表舞台からは姿を消している、モンスターというより災害みたいな規模の悪魔である。
チェンソーマン【2巻ネタバレ】
さて、前巻の続きで、コウモリの悪魔とデンジのバトルから。デンジがチェンソーの能力を繰り出すと、コウモリの悪魔は驚く。自分と同じ悪魔かと思ったのである。しかしデンジが巻き込まれそうになった民間人(たまたま近くにいた)をかばったりするので、コウモリの悪魔は困惑する。そしてデンジに「お前は何がしたい」と問いかける。
デンジは「お前を殺して胸を揉む」みたいなことを言い出す。
前巻の記事では書かなかったが、デンジはパワーと約束していたのである。子猫を助けるのに協力したら、胸を揉ませてもらうと。(言い出したのはパワーの方。ちなみにパワーは、中身はともかく肉体は美しい女性の姿)
結局コウモリの悪魔はデンジに倒されるのだが、直後に新手の「ヒルの悪魔」が現れた。コウモリの悪魔の仲間である。ヒルの悪魔も、デンジの「胸を揉むために戦っている」という目標を聞かされるのだが、「低俗でくだらない」と言ってあきれる。
そこでデンジはキレる。
「みんな偉い夢持ってていいなア!じゃあ夢バトルしようぜ夢バトル!俺がテメーをぶっ殺したらよお〜…!てめえの夢ェ!胸揉む事以下な〜!?」
だが結局、デンジはヒルの悪魔に負けてしまう。負けてしまうのだが、早川アキが救援に現れて、ヒルの悪魔は倒された。(このとき、アキは狐の悪魔の能力を使用する)
その後、パワーがデンジを殺そうとしたことについて調査が行われるのだが、デンジはパワーをかばった。アキもまた「利用できるものは何でも利用する」という方針のもと、パワーの行動を不問に付すことにした。その後、パワーはデンジと一緒にアキの家に転がりこむことになる。
結局デンジはその後パワーに胸を揉ませてもらうのだが、実際にいざやってみると意外とそんなに感動するほどのことでもないのでがっかりする。芥川龍之介の『芋粥』をほうふつとさせる心的力動である。
そのことについてマキマに相談すると、マキマは言う。
「デンジ君。エッチな事はね 相手の事を理解すればするほど気持ち良くなると私は思うんだ」
で、マキマは特に代償もなく胸を揉ませてくれた上に、「銃の悪魔を殺してくれたら何でもさせてあげる」みたいなことを言い出す。(ここで初めて銃の悪魔についての説明が入るのだが上で説明したので割愛する)
その後、どっかのホテルに悪魔が出現したとかで、出動することになる。デンジ、アキ、パワー、そして新キャラとして姫野(女)、荒井(男)、コベニ(女)。全員、公安特異4課のメンバーである。
姫野は「今回の悪魔を倒した人にはキスしてあげる」とか言い出す。マキマの薫陶(くんとう)を受けて少し大人になったデンジはスルーしようとするのだが、「ベロチューだよ」と言われて心が揺らぐ。
だが、今回の悪魔はどうもそこそこ大物であるらしい。6人はホテルの8階に閉じ込められ、脱出することができなくなる。すべての空間、そして時間さえもが封じられているということが判明し、脱出方法が見つからない。そこで悪魔が出てきて言う。
「そこのデンジという人間を私に食わせろ そうしたらほかのデビルハンターは無事に出してやる」。
2巻はここまでである。
チェンソーマン【2巻の感想】
今巻の白眉は、マキマがデンジに性愛を説くシーンだと思う。具体的に何をさせてもらったかというと胸を揉ませてもらっただけであるのだが、とてもエロい。そしてマキマという女の悪女っぷりがグイグイと伝わってきて素敵である。
3巻以降も紹介したいと思うが、そちらはまた後日ということで。
チェンソーマン
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
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