満州アヘンスクワッド【13巻ネタバレ】上海マフィアを手中に収めるが…裏の支配者達の逆鱗に触れる!?

満州アヘンスクワッド(13巻)

悪の華咲くピカレスクロマンストーリー、『満州アヘンスクワッド』第13巻。

満州アヘンスクワッド【13巻】あらすじ

満州アヘンスクワッド(13巻)

一言でいえば、上海編の続き。そして終わらない。

勇たちのグループ(そういえば、名前ってついてないよな?いい加減呼びにくくて面倒だな)と、赤幇(ホンパン)との対立が続き、最後らへんで火を噴く感じになる。そんな巻である。

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満州アヘンスクワッド(12巻表紙)

満州アヘンスクワッド【13巻】ネタバレ

満州アヘンスクワッド(13巻)

どこぞの阿片窟に調査のために乗り込んだら警察の手入れかなんかと勘違いされて銃を突き付けられたというところの続きからなわけだが、そこはリーファがうまいこと言いくるめる。

この阿片窟で商っている阿片は真阿片ではないらしい。普通の(普通というのもおかしいが)阿片である。で、「もっといい阿片を使えとボスからの命令よ」とリーファは言い出す。

なんの関係もないのだが、赤幇の関係者を装っているというわけである。阿片窟のあるじの人(見た目はそんなに年行ってないが、自分でここのボスだと言ってるからそうなんだろう)は、真阿片をちょっと味見してすぐ篭絡されてしまう。事実上、ここは勇たちのグループの縄張りとなった。乗っ取りである。

そんなことを三軒ばかり繰り返し、勇たちのグループは勢力を広げていく。当然、そんなことをしたら目立つに決まっているし、正面から赤幇に喧嘩を売っているも同然だが、そもそもそれが目的なんだからいいのである。

リーファと勇はさらに手を打つ。上海で、新しい阿片窟を自分たちでオープンさせたのである。もちろん、そこに手入れがあっても自分たちに類は及ばないような工作はしてある。もちろん赤幇(ホンパン)は怒るが、それも織り込み済みなのだからしょうがない。

さて、この上海編にも新キャラクターが数人登場してくる。重要そうなのは、だいたい四人くらい。この巻ではたいした出番はないが前巻で登場した中国人の女と、「工部警察」という中国人の警官隊を率いる二人組。ひとりが上官で名をワン・ジルイ、警部。部下が警部補で、ジーコン。

彼らも独自のルートで真阿片密売の問題にたどり着き、赤幇のところに乗り込んでいく。赤幇の女ボスとジルイはなんだか知らんが「長い付き合い」なのだそうで(兄弟?男女の仲?なんだか不明)、女ボスは真阿片を売ってるのはお前らかと直撃されて「知らん」と一蹴する。

やりとりは簡単だが、ジルイは「知らんと言う以上は本当にやつらの仕業ではないのだろう」と理解し、「赤幇と工部警察、どちらが先に真阿片密売組織(※勇たちのグループ)のしっぽをつかむかの競争だ」とか言っている。

さて、上海編の重要キャラだがもう一人いる。マルク・ベッカー。ユダヤ人。厳密なことを言えばたぶん、ユダヤ系のドイツ人だろうが詳細は説明がない。とにかく、ドイツではナチスによるユダヤ人迫害が始まっている時期なので、単身で(つまり両親を置いて)上海に逃れてきた少年である。インテリで、文字の読み書きができる(この時代には文字の読み書きができる時点でインテリなのである)。

で、勇たちのグループはこのマルクに目をつけた。ひそかに金を渡して、身なりを整えさせ、新聞社に就職させたのである。それで赤幇批判の記事とかを書かせている。それも赤幇に対抗するための手段であるのだそうだが、詳細はよくわからない。

さて、前巻で説明した通り勇たちのグループの行動は赤幇に筒抜けなので、やがてバータルたちが資金の回収に向かった阿片窟が爆破される事件が起こる。赤幇が正面きって抗争を開始した、ということのようである。次巻に続く。

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満州アヘンスクワッド【13巻】感想

満州アヘンスクワッド(13巻)

この作品、原作と作画が分かれている共作作品なのだが、その作者のどっちだかが体調を崩したとかなんとかで、掲載誌のほうでいま休載になっているらしい。次の14巻まではすでに出ているのだが、心配だなあ。大過ないとよいが。


満州アヘンスクワッド

満州アヘンスクワッド

原作・著者鹿子 / 門馬司
価格693円(税込)

「満州で一番軽いものは、人の命だ」時は昭和12年。関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇は、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…。

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