漫画「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」分冊版の第11話の見所や感想をご紹介！
今回は市役所にいる医者である「牧浦さやか」を中心としたエピソードが繰り広げられていく。パンデミックが起こった暴動時の彼女の様子、市役所での立ち回りなどが丁寧に描かれていく。
そして武村から世話を任された深月と対面。
牧浦は深月から武村に謝罪の言葉を伝えて欲しいと懇願されていく。終末世界の厳しさや残酷さを物語る少女の言葉に衝撃を受けていく事へ！？
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ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない【11話】ネタバレ
冒頭、市役所にいる唯一の医者である牧浦さやかの過去が描かれていく。
妊婦の出産手術をしていた牧浦。
膜を破って破水させて赤子を取り出す所まで順調に来ていた。
しかし…いざ赤子を取り出そうとすると身体が震え上がってしまう。息も荒くなって鼓動が高鳴る牧浦。同僚の一声で覚悟を決して赤子を取り出していく。
無事に取り出せて安堵の表情を浮かべていく。
『よく頑張ったね』
産まれてきた赤子に微笑みかける牧浦であった。
その後、父親である院長室へ足を運び、手術が成功した報告。牧浦パパも娘が同じ道に進んでくれた事を感慨深さを抱いていた。
『人のためになる仕事だ…精進しなさい』
娘に対して激励する父。
そして当直中だった牧浦に同僚から連絡が入る。すぐに大学病院に来て手伝って欲しいと。
街で暴動が起きて外来が患者が押し寄せている事を聞かされていく。渋滞に巻き込まれる中…大学病院へ辿り着き…すぐに院内へ。
中の様子がおかしい事にすぐ気がついていく。
患者も受付もいない状況。さらに廊下には人の肉や血痕の数々。
『人の肉…なぜこんな場所に…』
異常事態を感じながら物音がする病室を開くと人間を喰っているゾンビと遭遇。明らかに異常な状況を見て直ぐに二階の産婦人科の受付へ。
ここで一人隠れている看護師を発見。
『何があったんですか？』
状況を尋ねるが看護師もまったく理解が追いつかいていなかった。恐怖で震える看護師。そしてゾンビ化した女性の足音が徐々に近づいてくる。
牧浦も一緒に隠れてやり過ごそうとする…。
しかし、看護師の女性がゾンビに頭を掴まれて喰われてしまう事へ。状況を打破しようと目の前にあった点滴スタンドを利用してゾンビ女を殴打。
それでもモゾモゾ動くゾンビに恐怖を感じて狂ったように殴り続けたのか…ここで場面は暗転。
ミーティングの最中であった牧浦。
冷静になって会議を続けていく。自衛隊による救助ヘリの到着が既に二日遅れていた。今後の方向性について話し合うが意見が割れていく。
『とりあえず…ぎりぎりまで救助を待ちましょう』
牧浦なりに出来る事を精一杯やって市役所にいる人間に安心を与えていく。そんな中…深月と対面。憔悴している彼女を見て少し心配。
牧浦は武村から深月の事を任されたと報告。
『武村さんとお話ししたんですか…』
牧浦が武村と繋がっている事を知って伝えて欲しい事があると頼み込む深月。彼女は武村に謝罪を伝えて欲しいと強く懇願していく。
自分で伝えればいいと背中を押す牧浦。
深月は泣き出して自虐していく。自分が混乱して彼に酷い言葉を吐いてしまったと。
『あれは私がしなきゃいけないことだったのに…』
牧浦は深月の弟の埋葬の事だと思っていた。武村に全部任せた事に罪悪感を抱いているのだと。しかし…深月が言いたかったのは埋葬の事ではなかった。
深月を襲い…弟達を傷つけた生存者の男の事である。彼は自分が殺すべきだったと後悔を口にしていく。ここで第11話は終了。
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない【11話】感想
今回は暴動時の牧浦の状況や精神的に崩壊しそうな深月が描かれていく。
武村に吐いてしまった酷い言葉に深く後悔している深月。どうやら幼馴染的な存在である敦史が側にいても武村の事が頭から離れない状況である。
そして少女（深月）から放たれる言葉に衝撃を受けていく牧浦。この世界の過酷さ、残酷さが如実に描かれる印象的な部分であった。
しかも自衛隊の救助も遅れている模様。
市役所の物資も節約して一週間程度なので狭い空間での暴動が巻き起こっていくのか…。ゾンビ蔓延る終末世界での人間模様やチート能力を持つ主人公の成長やサバイバル、お色気が魅力の作品。
全フルカラーで迫力と読み応えもあるので興味が出た人は是非、チェックしてみてくださいね！
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